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4歳の子供と行く営業再開後のUSJ旅行

7/3の金曜日。奥さんに「どうやらUSJ、営業再開したけど7/9までは関西の人しか入れないらしいよ。空いてそうだよね」という話をすると、奥さんからは「明日は雨らしいよ。さらに空いてそうだよね」という話になった。

そして翌日の土曜日。

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我々はUSJにいた。予報は変わり、昼から雨は上がっていた。

今日決めて、明日行くワクワク感

金曜日の夜に行くことを決めて、もろもろの予約をして旅立った。しっかりと準備をする旅行はお得感があるけれど、どうしても「タスクをこなしている感覚」を持ってしまうようになっていた。

それに比べて突発的な旅行は良い。今日決めて、明日行っちゃう時点でドキドキする。考える時間は限られていて、ゆっくりと予約することもできない。
どのアトラクションが休みで、何cmから乗れるアトラクションがあるんだろう。不安だけれどもそれが良い。旅は不安が多い方が、思い出に残る気がする。

17年ぶりのUSJへ

思えばUSJに行くのは17年ぶりのこと。私たち夫婦がまだ同じクラスの中学3年生であり、完成して間もないUSJへ修学旅行へ行ったのが初めての訪れだった。それから早17年。関西に引っ越せど良い機会に恵まれず今日にいたる。

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USJと言えばビジネス書好きの自分にとっては遊園地というより「森岡さんの作品」というイメージが強い。

一時は経営難であったUSJ。マーケティングのプロである森岡さんは、ハロウィン、モンハン、ワンピース、ハリーポッターと次々と仕掛けることで、USJの経営をV字回復させていった。

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森岡さんの本はビジネス書なのにも関わらず面白くてほとんど読んでいるので、「これが森岡さんが語っていたホグワーツ城の苔かー」なんて思いながらパーク内を歩いていった。

ハリーポッターのクオリティが高い

USJは何となくディズニーリゾートの劣化版というイメージがあったけれど、改めてみてみると建物のクオリティは細部まで作りこまれていた。

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特にハリーポッターの世界観はすごかった。エリアに入っていく森から雰囲気がガラッと変わり、森を抜けてふと右手を見ると、まさしく映画で見たハリーポッターの世界がそこにあった。
ホグワーツ上はもちろんだけど、特に気に入ったのはヒッポグリフの森。木々という朽ちていく生物を使いながら、しっかりと奥行きを感じる作りこみは圧倒的なこだわりを感じた。それなのに写真を1枚も撮っていない自分が恨めしい。

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ヒッポグリフのジェットコースターは92cmの息子氏でも乗ることができ、10分待ちだったので2回乗った。

親のアトラクションは子供自身へ

息子氏にとっては初めてのUSJ。ここまで作りこまれた遊園地に来るのは初めてだし、ユニバは特にショーのクオリティが高い。ショーやアトラクションを楽しみながら、息子氏の顔を観察するようにしていると、珍しい顔が多い気がした。

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初めてのものを見る息子氏の顔はおもしろくて、「これが1人ではなく誰かとお出かけする楽しみの一つだよなー」と思った。

小型(92cm)の子供に優しすぎるキャスト

USJは子供に優しくないというけれど、確かに92cmギリギリの息子氏はあまり乗れるアトラクションがなかった。最初のほうに102cm制限のミニオンザライド?などで弾かれ続けたこともあって、不機嫌な場面もあった。この不機嫌を利用して「晩ご飯食べないと、またミニオン乗れないよー」は今後使えるなと思いながら歩いていた。

それにしても息子氏に対するキャストの歓迎度合いはすごかった。ほぼ全員が息子氏を見ると膝をつき、同じ目線になって全力の笑顔で手を振っている。膝の皿割れんじゃないかと不安になるくらいに何度も何度もスクワットみたいに膝をついて手を振っていた。

USJのキャストはプロだなと思った。ご年配のキャストは「金貰っているからやっている感。自分より若い人を下に見る感」が見えるときが時々あったけれど、学生らしきキャストの全力感は素晴らしかった。対照的なこのジェネレーションギャップを見て、将来のUSJを少し不安に思った。

遊園地はインフレに成功した

遊園地に来るとチキンを食べたくなる。ターキーチキンレッグが900円。十分に大きいけれど、やっぱり高い。学生の頃は半額だったんじゃないだろうか。
ディズニーもUSJも入園料の値上げに成功し、パーク内の物価の上昇にも成功している。日本が長期のデフレに苦しむ中、パークはインフレに成功したんだなとしみじみ思いながらチキンを食べた。

リーベルホテル、高級ホテルが安い

USJはまだ全面復帰ではなく、19時で閉園だった。閉園後はユニバーサルシティでたこ焼きを食べ比べして、パーク近くのリーベルホテルへ向かった。リーベルホテルも当日の朝に予約したんだけれど、普段は2万円するらしいホテルに4,000円で泊まることができた。

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営業再開後まもないのと、何より今はまだ関西圏の人しかパークに入れないということもあって、どこのホテルもほとんど客室の灯りがついていなかった。関西圏の人は日帰りが多くなってしまうので、今はUSJ付近のホテルにとって地獄が続いているのかもしれない。

リーベルホテルは温泉もサウナも高クオリティ

普段はドーミーインに泊まるときでも贅沢したなと思うのに、リーベルホテルはドーミーインのクオリティを軽く超えてきた。まずロビーの天井が高すぎて、シャンデリアまである。

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温泉のことをスパと呼ぶのもすごいし、そのスパの広さも泉質もとっても良かった。サウナも2種類あり、ミストサウナは今までで一番刺激を感じるミストが出ていて、ドライサウナも広々としていてたとえ人が入ってきても関係ないくらいカラッカラに乾いていた。

そんなスパで遊びまくった息子氏は、出る直前で見事に転び、また目を切って流血していた。目付近の流血は3回目なので、「またか」くらいで対応できるように自分も成長していた。

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おわりに

金曜日の夜に行くことを決めて、もろもろの予約をして旅立った。実際は遊園地にまでたどり着いたら、あとは場当たり的に歩いているだけで何とかなってしまうのかもしれない。それでもどんなアトラクションがあるかも全く知らなかったので、全てが予想外でおもしろかった。

昨今の事情により宿泊を伴う旅行に行くのは8か月ぶりのことだった。久しぶりの旅行はやっぱり楽しくて、ついつい2週間後の4連休にも旅程を入れてしまった。こちらは4連休で予約も取れないだろうから予約してしまったけれど、計画的な旅になるのか、無計画な旅になるのだろうか。どちらにしても、「あと○○で旅行だ」という気持ちは幸せだなと思った。

2日間のハイライト

ここからは写真を主に貼っていきますが、顔写真が多くなるので有料ハードルを設けます。ご興味あればぜひご覧ください。ここで読了される方、読んでいただきありがとうございました。

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