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近所のおばちゃんになりたい🍀日本語教師の独り言


私は日本語学校の講師になる前から
外国ルーツの子どもへの学習支援をしていますが
それよりもっと前から
地元の小学校(娘たちの母校)で
放課後の遊び場を提供する有償ボランティア
(ひろば事業と呼んでいます)に参加しています。


その学校の在籍児童が、毎年登録した上で
放課後、家に帰ることなく
ランドセルを持ったまま遊びに来ます。
基本的には、その日の朝に保護者と
"ひろばに参加する"という意志確認をしており
場所は学校内ですが
見守りボランティアつきで
公園や児童館に寄り道する…といったイメージです。

とはいえ学校内なので
子どもたちは私たちボランティアのことを
「スタッフさん」とか「先生」とか呼びます。
宿題をしてから遊ぶ子どもが大半なので
質問されれば教えることもありますが
基本的には見守るだけ。


むしろ、
先生でもない
親でもない
何者でもない
タダの「近所のオバチャン」を心がけています。


国籍も
学力も
経済状況も
家庭環境もさまざま。


先生は学校内で🏫
親は家庭内で🏠
子どもにとっては
圧倒的な力を持った存在だと思います。


親にも先生にも言いにくいことを
吐き出せるようなところ。
何のしがらみもない
安心できる居場所になりたいと
思っています。

私は日本語教師ですが
ひろばに外国ルーツの子どもが来て
変な日本語を話していても😅
(トラブルの元になりそうな時は別として)
あまり細かく指摘はしません。
ひろばに来るまでの数時間、
日本人よりはるかに
多くのストレスを感じながら
学校の授業を受けていたに違いありません💧
ひろばでは一息ついて欲しいし、
のびのび遊んで欲しい🙌🏻


学校の授業では、日本語が壁になって
なかなか実力を出せない子でも
ひろばでは思わぬ才能を発揮する子もいます。


みなさんは、このボードゲームをご存知でしょうか?

オセロや〇‪✕‬ゲームのような
一見シンプルなゲームなのですが
同じマスに大中小のコマを挿せることで複雑になり、かなり頭を使います。


私は 韓国出身の小学2年生、Aくんに誘われ
このオートリオというゲームに
何回もチャレンジしましたが、
どうしても彼に勝てないのです🤣
ささいなことですが、本気で取り組む私を
負かしたときのAくんの嬉しそうな顔🌟
そんな成功体験が増えて
慣れない日本の学校での生活の
モチベーションUPになればいいなと思います。

ささやかな
近所のおばちゃんの願いです🍀


🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

追記

私の次女は部活でのイジメがきっかけで
軽度の起立性調節障害を発症し
中2の後半から不登校になりました。
でも娘は
5歳から通っていた書道教室には
休まず毎週 通いました。
時間はたっぷりありましたので
先生は 思う存分 書かせてくださいました。
本人には何も聞かずに
ただ居場所になってくださいました。
あらためて娘に聞いたわけではないけれど
おそらく感謝していることと思います。
そんなことを思い出し
先生に届くことはなくても
あらためて感謝の気持ちをここに🍀

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

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