”人と人との糸を紡ぐ”という行為
朝日新聞社の公式Youtubeから、日本文学研究者であるロバート・キャンベル氏のインタビューを見ました。およそ六ヶ月前のものですが、今後の日本のあり方について核心付いた内容であると思います。
彼は、
”所得や性別、立場などが重りとなってその人の潜在能力が完全に表立てない社会”
が日本にあることを指摘していました。確かに日本では年齢や勤務先、学歴などの先行情報がその人の写し方を大きく左右する”第一判断基準”になってしまっているように思います。
そういったことから離れて、“一人の人間”として向き合うことの大切さをキャンベル氏も示唆していましたが、いかに人間は物質的なものに影響されてしまう生き物なのかということを再び感じさせますね。
相手の芯を見つめること、キャンベル氏は”糸を紡ぐ”と表現していました。
その瞬間ひと時が気持ちの良いものになるように、柔軟な姿勢でお互いを想いやれるようになる機会がより増えると良いなと思います。
地震の実体験としても、人から見える自分と本当の自分との間には差異があることをよく感じています。この日記を始めたのも、本当の自分の価値観・思考を真っ向から感じてもらう、そしてその芯に共感してもらえる人との通いを目的としています。
このインタビューを見てから、2001年に公開された『ペイ・フォワード』という映画を思い出させましたが、ご存知の方はいますでしょうか。
続けて、日々のちょっとした”雑談”が引き起こす可能性について明日は書きたいと思います。いつも「スキ」のリアクションありがとうございます。
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※今日の写真はキャンベル氏の出身地にちなんでブロンクスの写真をあげたかったのですが、、とあるビーチでの一枚です(笑) “RESCUE”の文字もなんとなくインタビューの内容と通ずるものがあるように思いました。
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