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何気ない1日だけど 出逢った蟹🦀に助けられた日

朝目覚めて 写真を眺め noteを描く
田園界(回復期リハビリテーション病棟)に居た時から 変わらない
アウトプットの時間

茶を点てる
スイッチが入る…,,

川へ リハビリへ

いつもの漁場は 先人が居た
渡り歩き 打てども打てども
鮎は 居ない…..
そんな日の 水は足に絡み付き重たい

リハビリ リハビリ…,,

鮎は居ない….,
諦めて  いつものように 雲を眺める

裏庭に 秋の気配….
真夏の柿は 青々と 実る

キャベツは 葉が巻いて来るのだと
知った 数年前….
“巻いたな”.....

冷蔵庫は 空っぽ
田舎のスーパーへ
拘りの卵と でっかいチキンカツ
相変わらずカートは使わず
カゴの取手が 重さで しなるほど
リハビリ リハビリ

魔法のフライパンは 偉い.....

バチんって スイッチが切れてしまう....
体力気力は まだまだ.....


バタバタバイクは ご機嫌で
バタバタ バタバタ 
心地よい音色を奏でる

空は 真っ黒 今にも降り出しそう

あっ
蟹だ...,,,

投網の中に 蟹が居る
モクズ蟹...,,

上海蟹の仲間だから 茹でて
食べると 美味である
腰袋に入れ 口を縛る
脱走の名人でもあるから.....

打てども打てども 鮎は居ない

頭の中は 蟹のレシピが
次から次へ

でも なんだか 
腰袋の様子がおかしい

静か 過ぎる......

袋から出して 眺めてみた.....

“…..,,,,,,,”そう言う事か

“リハビリ頑張れよって” 蟹を水へ

“お前こそなって” 水の中に 
消えて行った

何気ない1日

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲

“猿にならなくて 
良かった 良かった”

家に着くと

“もう帰って来たんか”坊が呟く

“蟹 獲れたけど 川に帰した”と呟く

その途端

真っ黒な 天空から バケツを
ひっくり返したような 雨が
落ちて来た.....


夏の日の 写真日記....

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