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恋人がほしいんじゃない、ただ、後悔をしたくない


こんばんは、うきわちゃんです。
前回から2ヶ月ほど空いてしまいましたが、その間に1つのアポイントメントをドタキャンしたりアプリから遠のいたりしていました。が、久しぶりにアプリの人と会ったので記事を書こうと思います。
ヘッダーを変えたので今回から記事タイトルのスタイルを変えることにします。

カルチャー的趣味、結構合うのでは?

これが今回のオタクくん(以下、Oくん)のマッチング理由である。入っているコミュニティを見ても共通のものが少なくないし、プロフィールの文章の雰囲気も嫌いじゃない。写真も然り。強いて言ったら身長だけが私の理想よりは小さくがっかりしたくらいの好印象ボーイだった。
前にも書いたかもしれないが、マッチングアプリで私が一番重視するのがカルチャーの趣味嗜好であり、特に音楽でその人を判断することが多い。音楽のセンスが良い人って、経験則ではあるけどほかの分野のセンスも一定のレベル以上は超えている気がするのだ。そういったこともあり、久しぶりにワクワクしながらメッセージのやり取りを始めた。

「映画好き」のネガティブイメージ

2週間ほどやり取りをしたのち、軽く飲みに行くことになった。最低限の条件をすり合わせると、Oくんはお店を決めて予約してくれた。そして当日、やってきたOくんは大体写真通りだったので安心した。
1杯目を頼み、食べ物のメニューを眺めながら迷っていると、Oくんが「適当に頼んじゃっていい?」と言い出した。特にこだわりがなかった私はそれに同意したのだが、店員さんを呼んで注文しだしたOくんは結構な量の品々を頼みだしたのでびっくりした。今までそんな風にする人にあまり当たったことがなかったのでシンプルに「マジか」という感情が心を埋めた。
Oくんは様々なカルチャーの中でも映画が特に好きなようだった。メッセージでも映画の話が多かったのでもしかしたらそうかも、と思ってはいた。が、個人的に結構典型的な映画好きの男といった感じだったので本日2回目の「マジか」が出た。
かなり偏っているが私的「映画好きの男」は①演出についてやたら語りたがる②監督についても語りたがる③相手が最近見た映画を尋ねてその作品について語る④好きな作品についての知識や見解を延々と話すetc.などである。それに加えて今回は①~④に関する知識が浅いのでは?とこちらが感じてしまったことが「マジか」の大きな所以だった。

好きなことに対する熱量が合わない

私は「落ち着いている」と言われることが多い。実際、口で説明するよりも推敲しながら文章を組み立てて説明することのほうが得意だと思っている。自分の好きなモノやコトに触れて感情が高ぶったとしても、それを表に出すのが得意じゃないし好きでもない。私自身がそういった人間だからか、真逆の人間を見るとスッと引いてしまうというか、のけぞり気味になってしまう。
そういった意味で今回のOくんは私と合わないのかもしれないと帰宅して思った。それ以外は好印象だっただけになんとなく惜しい気持ちになった(とんだ上から目線だなと自分でも思う)。そう考えると、もう趣味が合うかなどはあまり重視せずに、人間としての基本的な性質が似ている人との方がうまくいくのかもしれない。

恋人がほしいんじゃない、ただ、後悔をしたくない

最近気づいたことがある。春からの自粛期間を経て今年は人と関わる機会が極端に少なかった。でも私は全然大丈夫だった。1週間以上プライベートで人と話さなくても、1か月友達と一切連絡を取らなくても平気だった。そこで気づいた。私は他者を必要としていないのかもしれないと。ここで言う他者とは私と個人的にかかわりのある友達だったり恋人のことを指す。いればもちろん楽しいけど、いないならいないで、自分で自分を楽しませながら生きていくことができる。
それでもこうやってマッチングアプリをやっているのは、5年後10年後に後悔するのが怖いから。本当にそれに尽きる。将来の、するかどうかもわからない後悔におびえて、ただの「作業」として、ただの「実績」としてやるなんて馬鹿馬鹿しい。でも今私にできる将来への備えはこのくらいしか思い浮かばない。「あの時結構頑張っていたけれど、それでも恋人ができなかった、結婚できなかったのだから仕方がないよね。」そういう風に過去を振り返ることができるように。

これからのこと

そんな感じの気持ちなので、この先今までと同じようなペースでアプリを続けることはできないと思う。今までも他の人と比べたらかなりのスローペースだとは思うけど。みんなどういう気持ちでアプリを続けているのだろうか。結婚することへの執念みたいなものがあればきっとまた違ってくるのだろう。
結婚しない選択をすることで不利益を被ったり、妙な偏見が生まれない社会に早くなってほしいと願う。




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