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カメラマンで稼ぐときに必要なこと

先日アップした内容の続きでまた書いてまいります。少しは皆さんにお役に立てば幸いです。画像は相変わらずお仕事とは関係ございません。理由は。。。さて、書きますか。

プロカメラマンになるにはどうするの?

まずは単純にここからですね。答えは簡単です。


『自分はプロカメラマンです!』

宣言すればそれでプロメラマンです。
そもそも明確な資格とかないですから。完全なプロの定義は無いかもしれませんね。ちなみに俺が昔働いていた教習所は完全に資格制です。当たり前ですがすべての細かいことに国家公安委員会からの資格試験や申請がいりました。それに比べるとハードルが低いですよね。でも、お金を稼げるかどうかは別です。そして個人事業主にしているかどうかもあります。
しかし、自分で宣言すればそれで間違いなくプロです!

機材はどのぐらいいるの?

ここも悩みどころですよね。。。どこまで揃えるのかはスタートで自分が何を対象に稼いでいくかで変わります。
ちなみにカメラとクリップオンそれに予備機ぐらいを用意したら始めれる仕事もあります。もちろんプラスして編集環境はいりますからね。
でも撮影をしていると色々と凝り始め


『次はモノブロック。。。新しいレンズ。。。。新しいカメラ。。。いやドローンも。。。』

などなど物欲が出てきます。(これは俺のことか?妻よいつもすまん。。。)ここでまずは冷静にこう考えることができますか?


『その機材本当に仕事で使いますか?ペイできますか?』

ペイできなければレンタルの手段もあります。でもその分を撮影代に上乗せしないと。。。高額になると依頼を断れるかも。。。悩むなぁ〜。。。

撮影場所はどうする?

次に悩むのが撮影場所です。ロケーションフォトとか商業撮影で撮影場所が決まっていれば関係ありません。下見できるならして、イメージをふくらまして思う存分撮影しましょう!
でも背景紙を使った依頼はどうする?プロフィール、記念撮影、そして物撮りで部屋が汚れるときは?
これをクリアするにはかなり大きな家でないとなかなか難しいですね。
特に我が家はわんこが2頭いるのでまず無理。。。
移動できる道具も持っていますが、別にスタジオをかりることが多いです。これも別に経費がかかるので。。。

そして最大の問題

さて最大の問題です。それは。。。


『価格設定』

どうしますか?
時間単位?
枚数?
その他の経費の設定は?
よく聞くのは

『最初の価格設定を安くしたので赤字でもあげる事ができない』

『高く設定したいけどそこまで撮れるか自信がない』

(俺も悩んだな。。。今でも悩む時があります。。。)
でもこの内容はよく考えなよ2パターン。。。

納品設定そして無償相互撮影

これです。。。
まずは枚数設定のお話です。
知り合いにカメラマンを始めた方がいました。それはそれで仲間が増えて嬉しかったのですが、すぐに辞めてしまいました。(数ヶ月もったかな?)
理由をはっきりと言わなかったけどその方のホームページに書いていた納品枚数の設定が。。。

50カット

100カット


もっと多いのも設定であったかな。


『いや、無理だろ。。。』

と思いました。。。素人の方相手のプロフィール撮影でその枚数は俺は断ります。
プロのモデルの方の撮影でもそんなに納品できるか。。。撮影枚数なら全然いきますが(それも違う意味で問題か)ではなくて納品枚数だからね。。。
そういえば最近撮ったものをすべて家族で見て、気に入った画像を好きな枚数だけ納品ってのも見たな。そして、その内容で撮影依頼もきた。丁寧にそれはできませんと説明したけどその後連絡とぎれました。

そしてこれはもっとも難しいかも。。。
例えばカメラマンで稼ごうと決めて親戚、友達など親しい人に宣言したとします。
そうするとおそらくこう言われます。


『カメラマンになったん!すっげー!今度撮影して!応援するからね!!』

と言われ


『ありがとう!撮影費は20,00円ね。』

と答えたとします。そうするとこう返される事があります

パターン1
『え〜。。。仲良いのに(親戚なのに)お金取るん。。。』

パターン2
『え〜。。。お金ないんよ少しはまけて』

パターン3
『マジで!?高いなぁ〜また今度ね!』

これけっこうあります。まじで何回も言われました。。。
こちらがカメラマンで食べていこう、稼いでいこうと宣言しているのにです。

まとめ

ここまで読んでくれてありがとうございます。たまたまこの記事を見つけた方も含めて、カメラマンで食べていこうと考えている方いればこう思考してください。


『本当に応援してくれる人なら定価で撮影依頼をしてくれるのが普通』

当たり前じゃないですか?ご飯食べても、何かサービスを受けても普通に定価支払いますよね。なのに撮影になると、個人になるとそれはダメなの?
かなり親しくなって、こちらもしっかり利益が出ているなら少しは負けるとか無償もあるかもしれません。どうしても撮りたい対象でもお願いして撮る場合は逆にお支払いすることもあります。(これは作品撮影とかなのでまた別です)

そして、よく考えてほしいのは

『無償で撮影してくれたら次を紹介するからお願い』

『沢山の人に名前を売る事ができるから』

これは原則撮影をしても意味がないと考えています。
なぜか、それはタダで撮影された方はそれを次の人にそのことを言ってしまうからです。

『あれ?この写真いい感じじゃな』

『じゃろ、プロのカメラマンに撮ってもらったんよ』

『へぇ〜いくら?』

『知り合いじゃからタダ』

『マジで!?俺もお願いできんかな。。。』

『ん〜聞いてみる』

こんな感じで次もタダでお願いされる事が多いです。もしくは実費のみくれるぐらいかな。。。これは本当に負の連鎖に陥る事があります。
それでも良いよってぐらい仲が良いとか、撮影対象が有名になるための応援でとか、撮影対象の会社が大きくなってそこの専属で食べていけるとかの可能性があれば頑張ってみてもいいです。でもなかなきかないパターンですが。。。(少しは聞くこともあるのでゼロではないです)

反面、最初からちゃんと撮影費の話ができ、満足してもらえる撮影ができれば次の紹介も撮影費が請求できます。(あたりまえですがね。。。)
でもこのお金をいただくって事が大事なんです。それが自分の意識改革になっていくんです。

いろいろ書きましたが、最初からちゃんと金額提示をする。すごい単純な事が大事です。それで離れてしまう方は仕方がないと考えています。
でも帰ってきたら笑顔で受け入れてあげてね。

さて次は何を書く?

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