茶道と生きがい感を科学する

慶應大学院の方と研究を開始しました

いま、慶應の大学院でウェルビーイング(いきがい感)の研究をしている丸山咲さんと「ウェルビーイングにつながる茶道」の研究を一緒に行っています。

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もともと面識はなかったのですが、前職の先輩。今は働きながら学生もしている素敵な先輩です。

その方の研究のテーマが「ウェルビーイング、生きがい感」

平たく言うと、人生の目的はありますか?
生きててよかったと日々感じていますか?
そしてそれをより多くの人が感じられるよう、また幸福感を高められるために数値化をし、理論化する。

そういった領域の研究です。

その中でも日本的な発想の茶道や華道の「道」が生きがい感に繋がるのか?という研究をされています。

約1ヶ月前に初めてお会いした時、自分のやりたいことにとても近く、深く興味が湧き、そこからご一緒させていただいています。


ディズニーランドと茶道

自分はもともと、ディズニーランドでのとある経験から、「人の生きがい感(特に生きててよかった感)を高めたいな」と思っていました。

思い返すこと約8年前、高校の卒業旅行で友人とディズニーランドへ行った時、パレードを観ているたくさんのお客さんの顔を見て涙したことです。

老若男女、ほぼ全員が純粋な無垢な表情をしていて、「人ってこんな表情になるんだ」「自分もこの表情を引き出せる人になりたい、こんな空間を作りたい」と強烈に思い、なぜか涙を流していました。

その思いは今も変わらず、むしろ強まる一方。
今はこれを茶道花道で実現できると確信。

人が過去や未来から一度離れ、「いまここ」に目をむけている状態。
そして五感をフル活用して純粋にその一瞬一瞬を楽しんでいる状態。

そんな状態を茶道華道で演出できるよう試行錯誤しています。


東京と京都で実験茶道体験、開催中

話を戻すと、茶道によるマインドフルネスや五感をフル活用したその場の味わいが人の生きがい感につながるのか。
つながるとすれば何がどう変わるのか?

そういった部分を一緒に研究しています。
その中で、東京と京都で「実験」という名の茶道体験を実施しています。

体験を通して、生きがい感は変わるのか?
詳細はお伝えできないのですが、いろんなパターンでやってみてます。超面白いです。

すでに10名ほどの被験者の方からいろんなコメントをいただいていますが、自分が大事にしたいことや作りたいこと、咲さんの仮説や考え、それぞれがどんどん明確になっていくのが目に見える様にわかります。

茶道初心者の方から、茶道歴うん十年の方、茶道歴はもちろん関係なく、
老若男女問わず、様々な方に参加いただいています。

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茶道を通して生きがい感を科学できれば、きっと今の世の中を生きる方々へのヒントを提案できると本気で思っています。この研究を応援いただけると嬉しいです😊

最後に、ディズニーランドが大好きな方が僕の茶会に参加してくださった時、「ディズニーランドと茶室・茶道って似てますね」と。

自分の原体験だとか、表現したい世界観の話をしていないにもかかわらず、そう言ってくださり、めちゃくちゃ嬉しかったです。
その時に言語化いただいたポイントをそのまま写真で載せてます😊
よければご覧ください。

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