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京都市京セラ美術館で開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫 1989-2019」カオス*ラウンジ”資料展示”についての経緯 +α

平成美術

■平成美術 note Chapter1
京都市京セラ美術館で開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫 1989-2019」カオス*ラウンジ”資料展示”についての経緯

京都市京セラ美術館で現在開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫 1989-2019」にて公開されている、カオス*ラウンジの”資料展示”について、展覧会の主催者である京都市京セラ美術館、企画監修者である椹木野衣氏、映像資料を公開したDOMMUNEへ、SNS上で質問が投げかけられていることに対し、展覧会開催前からの美術館とカオス*ラウンジとのやりとりを可能な範囲でここに説明いたします。

まず、最初に、今回”資料展示”された”資料”とは、(1)2010年4月の「カオス*ラウンジ2010 in 高橋コレクション日比谷」開催にあたって発表され、後にアップデートされた「カオス*ラウンジ宣言」全文の”テキスト資料”と、(2)2015年8月〜9月に開催されたDOMMUNEのプロジェクト「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS」シーズン3 の会期中に撮影/配信/記録し、カオス*ラウンジのインスタレーションと共に展示した、インタビュー番組アーカイヴ”映像資料”の2つです。

前提として説明致しますと(2)は、2014年9月よりスタートし、この2021年の「平成美術」への参加によってシーズン6に到達した現代日本のアーティスト100人の個人史をひもとく、DOMMUNEによる自叙伝的インタビューシリーズです。このプロジェクトは、アーティストの作品の展示と共に、美術館内にサテライトスタジオを開設し(今回は開催期間がコロナ禍でしたので京都サテライトからの配信は残念ながら無観客配信となりましたが)、渋谷DOMMUNEのスタジオからの配信と並行で、アーティストの生の声を会期中にライブストリーミングし、アーカイヴィングしていくというプロジェクトです。
つまり、本来ならばライヴストリーミングの醍醐味である<生の体験>が、スタジオ、もしくはストリーミングを通じて、ホワイトキューブにおける作品展示に伴う構造なのです。しかし、今回の参加アーティストの中で、カオス*ラウンジに関しては過去のシーズンで収録済みで、既にナンバリングされていたこともあり、今回また新たにプログラムを撮影/配信/記録/展示するのか? もしくは過去のアーカイヴを展示するのか? DOMMUNEが美術館側から発注をいただいた2019年12月の段階では、その2つの選択肢がありました。
しかし、その後2020年7月23日 株式会社ゲンロンが合同会社カオスラ との共同事業の契約解消を発表、同年7月24日付で黒瀬陽平氏の退社および合同会社カオスラの新体制の発表、同年7月27日付で新代表の藤城嘘氏がパワハラに加担したことを告白し謝罪、そして8月1日付でハラスメント被害を訴える告発文が、当時、カオス*ラウンジのマネージャーであった安西彩乃氏よりより公表されることとなり、8月2日には梅沢和木氏が合同会社カオスラを退社するなど状況はめまぐるしく推移しました。こうした中で公立美術館としては、展示のプロジェクトを合同会社カオスラへ出展依頼をすることは事実上不可能になりました。その上で、つい先日までカオス*ラウンジの一員として「平成美術」へ参加予定だった梅沢和木氏に、美術館側(=「平成美術」側)は担当キュレーターの野崎昌弘氏 を窓口とし、2020年8月2日にメールで連絡しています。その後、上記の理由を連ね「カオス*ラウンジの今回の展示については断念せざるを得ないと考えます」と報告した上で、まだ彼が直接コンタクトを取っていた合同会社カオスラ=藤城氏への確認を含め、当時のカオス*ラウンジの状況を確認しつつ、その後は途中まで進んでいた展示についての今後のあり方をメールとZOOMでのミーティングでやりとりしています。つまりこの間は、カオス*ラウンジとして参加する予定だった梅沢氏が美術館との窓口になってくれています。因みに当時、安西氏と合同会社カオスラの窓口になっていたのも彼なので、梅沢氏は大変な状況の中、問題発覚直後の「平成美術」への対処や、美術館とのやりとりに尽力してくださっていたと感じています。

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ここからは可能な範囲で、当時のやりとりを遡って紐解いていきます。
(梅沢氏へはnoteで経緯を説明する準備を進めている旨、お伝えしております。またここからは敢えてメール本文の直接の参照を控え要約しまとめますが、メールでのやりとりは全てデータで保存されています。)

<2020年8月13日(木) 10:11>
●野崎昌弘氏 → 梅沢和木氏
(メール、ZOOMなどでのやりとりを受けて)

前述のとおり、野崎氏から梅沢氏にこう伝えています。

公立美術館としては、現状、黒瀬氏と藤城氏(=合同会社カオスラ )に展示プラン作成要請は出来ない。そしてこの状況では、カオス*ラウンジ側としても整理できないであろう。結論として「カオス*ラウンジの今回の展示については断念せざるを得ないと考えます」と通達。その上で、椹木氏とも協議して、”資料展示"をすることで「平成美術」展の一画にクレジットする可能性があるかどうか?を確認。例えば、2010年の「カオスラウンジ宣言」の出力展示、およびDOMMUNEのプロジェクトである過去の番組アーカイヴ「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS」シリーズといった具体例を示して”資料”としての展示の可能性を問い合わせている。だだし、著作権等の帰属や許諾に関しての処理の問題がクリアできることが前提である。と、この時点で伝えている。

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そう、この段階で、椹木野衣氏、美術館キュレーター側、そして、DOMMUNEのプロジェクトとして、インタビュー映像を展示する予定であった宇川直宏の間で議論がありました。
今回の問題が発覚した上で、平成年間におけるアーティストらによる集合的活動を扱う今回の「平成美術」の展示から、ネットが台頭し大きな意味を持つようになったこの時期に、それを前提に活発な活動を展開していた彼らカオス*ラウンジの存在を完全に抹消していいのか、どうか?という問題です。これは一歩間違えば、歴史修正主義に繋がる恐れもありますので、慎重にならざるを得ません。
その上で、法的なことも弁護士と相談し、細心の注意を払った上で、展示の可能性があるのか、果たしてそれは正しいのか?もしくは今回は不可能なのかどうか?を、改めて考えようということになっていたと存じています。ここで念のため、なぜ、元メンバーの意見も重要かというと、やりとりのまとめにも記載しているように「平成美術」で当初予定されていたカオス*ラウンジの展示は過去作の再構成展示であったが故、その時点での展示プランには、元メンバーの作品も含まれており、コレクティヴとしての総意を確認することが重要であった為です。つまり、合同会社カオスラを退任、退社したとしても、離合集散した有機的な芸術集団としてのカオス*ラウンジの作品展示には、それら元メンバーの存在も含まれていたからです。  
この時点で、DOMMUNEのプロジェクトとして彼らのインタビュー映像を展示する予定だった我々は、今回の監修者である椹木氏と、その展覧会の現場である美術館側の判断をまずは待とうと考えました。なぜなら本展での展示が実現しなくなった場合、自動的にDOMMUNEのアーカイヴシリーズの展示も作品のコンセプト上、出来なくなるためです。つまり前述のとおり、DOMMUNEの映像展示のみ行うということは「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS」のプロジェクトの性質上あり得ないからです。このシリーズは、作家の作品展示とインタヴューのライヴストリーミング、そしてその後のアーカイヴ展示が1セットである必要がある為です。これはシーズン1の時代から一貫しています(▶︎ https://dommune.3331.jp/100/
なので共有されていたメールのやりとりをこの時点から客観的に見ていた立場から申し上げますと、まず、カオス*ラウンジの主要な関係者には資料展示の意思があったということです。その上で、被害者の方との関係も都度確認しつつ、なんらかの形で活動の片鱗を今回の展覧会に残すべく、美術館側(=「平成美術」側)と建設的に対話を進めているのだと感じていました。

ここからまた、そのやりとりを以下にまとめていきます。

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<2020年8月13日(木) 13:13>
■梅沢和木氏 → 野崎昌弘氏

梅沢氏は過去のカオス*ラウンジの著作物に関して自分が窓口となることを了解し、「平成美術」展の一画にカオス*ラウンジの資料提供をする方向で取りまとめることを応諾。梅沢氏は、完全に抹消されるのではなく、”資料展示"で参加することにより、カオス*ラウンジの活動が記録に残るのは個人的に非常に嬉しいと感想を述べる。様々な調整や議論の末にこの方向性を決めて頂いて感謝している。協力できることはすべて協力させて頂くと意思表明。「カオスラウンジ宣言」の出力展示、その使用許諾も、個人的には全く問題ない。しかしオリジナルは映像作品である。まずは現カオスラ代表の藤城嘘氏に本日会う予定があるので話をすすめておく。正式に許諾の方向性を定め、できれば進めていきたく思う。2015年のDOMMUNE出演時の番組アーカイヴに関しては、宇川氏に聞けば問題なく使用できる筈だと梅沢氏が野崎氏に提言。

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< 2020年8月23日(日) 10:04>
野崎昌弘氏 → 梅沢和木氏

映像に関してはDOMMUNE出演時の番組アーカイヴを上映できるなら「カオスラウンジ宣言」の資料は映像ではなく、やはりテキストがよいのでは?と感想を梅沢氏に伝える。展示室におけるカオス*ラウンジ不在を象徴する資料としてもその方がふさわしい。また、梅沢氏以外の、他のカオスラ関係者の現在のコンディションも確認したい。ただし、美術館サイドでの事情が一つだけ大きく変わった。この企画展「平成美術」の"出展作家"は15チームであったが、そのうちカオス*ラウンジのクレジット自体も"資料展示"に変わった。それに伴って"出展作家"は14チームとなった。そして今後のやりとりで、"資料展示”が実現するならば、あくまでも"出展作家"ではなく"資料展示"として+1チームが加わっているという構成になる。その際、美術館の意思としては、チラシ、ポスターなどで説明抜きで公開されるグラフィック部分にはカオス*ラウンジの名称を掲げることが出来ないという判断に至った、と説明。ただし、内容紹介をする場合、別枠としての記載で"特別資料展示"としてカオス*ラウンジのクレジットは明記し、招聘作家ではない旨を何らかの形で表記する。これが美術館側のギリギリの落とし所で、椹木氏にも納得いただいている。と報告。このような扱いでもカオス*ラウンジ側の了承は可能なのか?。現・合同会社カオスラの藤城氏の意思をまずは確認し、同時に(「平成美術」のカオス*ラウンジの展示に参加予定であった)他のカオス*ラウンジ側の関係者の現在の状況と様子も確認したい。それ以前に焦点としては、テキスト、映像共に著作権のクリアの問題が前提である。と強調する。

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<2020年8月23日(日) 13:57>
梅沢和木氏 → 野崎昌弘氏

梅沢氏から連絡があり、前回のやりとりから進捗の報告。梅沢氏曰く、先日藤城氏と話し、映像、テキスト共に許諾に関してはもちろん大丈夫、是非ご使用ください、との報告。こちらも梅沢氏が窓口となり、安西氏と引き続きやり取りを続けている。(被害者の方は和解を目指して対話をし続けようとしている。という意向を含め、その時点での合同会社カオスラと被害者の方との関係性を報告いただくがプライバシーの問題があるのでここでは割愛する。)そして、被害者の方からカオスラが資料展示という形でも参加できることに対してとても良かったと言葉をもらっているという報告が続く。そして梅沢氏自身も、なんらかの形で少しでも残るといいと自分も思っている。との感想を再度記した。そしてこの件に関しては「何か進展がありましたらまた共有させて頂きます。」と締められていた。しかし、黒瀬氏とは現在連絡は取っていない、被害者の方も弁護士を介して連絡を取り合っている、との状況を伝えられる。そこから「カオス*ラウンジ宣言」のオリジナルは、前回のメールでやりとりしたとおりYOUTUBE映像なのだが、もしテキストで"資料展示"するのであれば、2010年の「美術手帖」の「新世代アーティスト宣言!」81pの内容がそのままふさわしいと思う、との指示をいただく。更にはこのテキストとDOMMUNEの「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS」におけるカオス*ラウンジのインタビュー番組のアーカイヴを展示すれば「資料としては十分かと思われます。」との提案までいただく。出展作家ではなく、特別"資料展示"として取り上げて頂く旨、も了解である。「かなり難しい状況の中、ここまでこぎつけて頂いて本当にありがとうございます。こちらとしてはもちろん問題ありません。先ほどカオスラの藤城嘘氏にも確認して頂き、了承の旨をいただきました。」と本メールの中で重ねて念を押して、現・合同会社カオスラの藤城氏も完全に了承しているとの報告を受ける。

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<2020年8月23日(日) 20:46>
野崎昌弘氏 → 梅沢和木氏

野崎氏は、合同会社カオスラ側の意向としては、この件についての引用、掲出について合意が得られたこと、「また何より被害者の安西さんもここまでのことは同意されているとのこと、嬉しく心強く思います。」と、梅沢氏へ再度感謝の気持ちを伝える。

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このあと、2020年8月23日(日) 13:57〜2020年8月31日(月) 17:37 にかけて 「カオス*ラウンジ宣言」のディティールについてのやりとりを野崎氏↔︎梅沢氏の間で行なっていますが、今回のnoteの本題から逸れるのでこの期間のまとめは省略いたします。

以上、美術館側(=「平成美術」側)の窓口である野崎氏と、カオス*ラウンジ側の窓口である梅沢氏とのやりとりから、主に”今回のDOMMUNEのインタビュー映像を含む"資料展示"作品についての、カオス*ラウンジ側の関係者それぞれの意向、許諾、権利関係についてのやりとりの抜粋”です。
これらやりとりには椹木野衣氏や、都度、展示スタッフもccされていて、決して野崎氏、梅沢氏のクローズドなやりとりではありませんし、DOMMUNEの展示に関わる内容なので僕にも都度報告頂いておりました。
まとめにもありますように、2020年8月23日(日) 13:57の梅沢氏からのメールには「平成美術」展の企画当初にはマネージャーという立場で、カオス*ラウンジの関係者であり、後に被害者となる安西氏の当時の感想についての報告もありました。そこには梅沢氏から「カオスラが資料展示という形でも参加できることに対してとても良かったと言葉をもらっています。」とあり、対して、野崎氏も「また何より被害者の安西さんもここまでのことは同意されているとのこと、嬉しく心強く思います。」とお返事されております。
この件に関しましては、椹木氏も美術館も僕も大変嬉しく思っており、今回の資料展示を進める大きな後押しとなりました。
また、現・合同会社カオスラ=藤城氏の意向としては「映像、テキスト共に許諾もちろん大丈夫、是非にとのことです。」「かなり難しい状況の中、ここまでこぎつけて頂いて本当にありがとうございます。こちらとしてはもちろん問題ありません。先ほどカオスラの藤城嘘氏にも確認して頂き、了承の旨をいただきました。」との報告を2020年8月23日(日) 13:57に、梅沢氏から受けております。
つまり、野崎氏が当時のメールに綴った通り、合同会社カオスラとも、引用、掲出について合意が成されていることが、一連のやりとりから読み解くことができます。それに対して異論がなかったからこそ、この抜粋メール後も続く、野崎氏とのやりとりもより具体的な展示内容についての対話に変わっていったのだと読み取れます。
また "映像資料"として展示したDOMMUNEの「THE 100 JAPANESE CON -TEMPORARY ARTISTS」シーズン3 のカオス*ラウンジのインタビュー番組アーカイヴにつきましては、聞き手の新藤淳氏にも美術館の別のスタッフより2021年1月5日に電話で直にご了承頂いたと野崎氏より聞いております。
更には黒瀬氏にも「TOKYO 2021」の図録に当時の"黒瀬陽平x宇川直宏x会田誠鼎談"の収録依頼が先方から来たタイミングで、この”資料展示"全般について宇川が直接許諾の確認をとっております。
因みに梅沢氏からは「完全に居なくなるのではなく、資料展示で参加出来て、カオス*ラウンジの活動が記録に残るのは個人的に非常に嬉しいです。」という感想を頂いておりました。
これらの言葉を信じて、今回、京都市京セラ美術館も、椹木氏も、僕も誠心誠意をもって動きました。
そして、このように窓口になってくださっていた梅沢氏を通じて、当時のカオス*ラウンジの関係者それぞれの”意見”や”感想”や”要望”を聞き、細心の注意を払った上で、なんとかカオス*ラウンジの名前とコンセプトをこの展覧会に残したのが今回の経緯だと捉えています。
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にも拘らず、先日の2021年3月20日午前4:13 - 午前5:13にかけての安西氏と東浩紀氏のTwitterでのやりとりが、いきなりタイムラインに流れてきて、「平成美術」関係者一同唖然といたしました。
1(▶︎ https://twitter.com/ayanoanzai/status/1372997407839985665
2(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1373003109899722752
3(▶︎ https://twitter.com/ayanoanzai/status/1373004456246210563
4(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1372998181181526017
何故ならそこでやり取りされていた内容(の主に許諾に関しての指摘)は、全て上記の事実に反するからです。3の2021年3月20日午前5:12の安西氏と東氏のやりとりに「責任の所在」という言葉が出てきますが、では、ここまでの経緯を踏まえ、これら野崎氏と梅沢氏のやりとりに記された言葉達に「責任」は無いのでしょうか?そして、2の東氏による2021年3月20日午前5:07の呟きにここらへんオープンかつクリアにならないと、ぼくも誰を信じていいかわからないですねとありましたので、「平成美術」全般を見て頂いている弁護士の先生の確認のもと、報告出来る範囲でこのnoteをもってオープンかつクリアに致しました。

その後、安西氏には、2021年3月24日午後11:11、Twitterにて、この件に関して謝罪をいただきました。
安西さん、真摯に対応いただきありがとうございました。

(▶︎ https://twitter.com/ayanoanzai/status/1374725599181217800 )
しかし、いまだに東浩紀氏には謝罪を頂いておりません。

最後に、2020年8月23日(日) 13:57の梅沢氏のメールには以下の言葉があります。
「何か進展がありましたらまた共有させて頂きます。」
もし2020年8月の問題発覚からこの半年余りで当時のカオス*ラウンジの関係者の中で、何か大きな心境の変化や進展があった方がいたのであれば、なぜこの言葉どおり共有してくれなかったのでしょうか?もし何か意見を頂けたならば、京都市京セラ美術館、企画監修者である椹木野衣氏、映像資料を展示公開したDOMMUNEは、これまでのように誠意を持って対応したはずです。正当な理由があれば資料展示を取り下げることもできた筈です。
ここまでが、展覧会開催前からの美術館とカオス*ラウンジのやりとりを遡って詳細を確認した結果になります。

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平成美術2

■平成美術 note Chapter2
20万人以上のフォロワーに向けて投稿された、東浩紀氏の二日酔いに至るまでの乱暴なTweet検証!

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1372989074353491971

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/13729898042755891217
(早朝4時〜5時にかけて呟き、昼過ぎに"2日酔いの状態”で乱暴なTweetを消去されています)”   “内は本人呟。

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1372991058640969733

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/13729925140267417637 )
(早朝4時〜5時にかけて呟き、昼過ぎに"2日酔いの状態”で乱暴なTweetを消去されています)”   “内は本人呟。

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/13729928848996474907
(早朝4時〜5時にかけて呟き、昼過ぎに"2日酔いの状態”で乱暴なTweetを消去されています)”   “内は本人呟。

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1372994461383290881

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/13729951352905768967
(早朝4時〜5時にかけて呟き、昼過ぎに"2日酔いの状態”で乱暴なTweetを消去されています)”   “内は本人呟。

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/13729958458350264327
(早朝4時〜5時にかけて呟き、昼過ぎに"2日酔いの状態”で乱暴なTweetを消去されています)”   “内は本人呟。

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https://twitter.com/hazuma/status/1372998181181526017

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スクリーンショット 2021-03-24 1.12.28

(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1372998701908566017
(早朝4時〜5時にかけて呟き、昼過ぎに"2日酔いの状態”で乱暴なTweetを消去されています)”   “内は本人呟。

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1372999175537786881

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東氏が翌日二日酔いになる程の状態で呟き、自ら7時間後に消去した6つのツイートの中には「椹木を批判しろ!」とか、自らのフォロワーを扇動するような大変な暴言も含まれていました。
その約7時間後の(多分起床した)タイミングでは、二日酔いで、昨夜は記憶すらない状態であったと後にご本人が呟かれていますので、多分泥酔されていたのでしょう。
これら東氏の暴言は、椹木氏や「平成美術展」の主要メンバー間で消去されるまでの7時間の間に確認/共有しておりました。
これらの呟きは、事実誤認の情報に基づいており、客観的事実を自ら調べその上で呟こうともせず、勝手に自分にとって都合のよい情報を受け入れて拡散させたもので、絵に描いたようなポストトゥルース状態では御座いませんでしょうか?
椹木氏と僕は東氏の誤認によって言われなき批判にさらされ「卑怯」「無責任」と罵られ、いまもその呟きが晒され続けています。
いったい何がどんな風に「卑怯」で「無責任」なのでしょうか?
なぜわたしたちは東氏の20万人以上いるフォロワーのまえで、公然と一方的に侮辱されなければいけないのでしょうか?
展示を見て、思ったことを呟いたり、勝手に失望するのは勿論自由ですが(「セクハラ騒動抱えてるけどおれは展示したい」と。それをやらず「Dommune展示でこっそり復活」東氏による上記2021年3月20日午前4時32分の呟き▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1372994461383290881)なんていう個人的な主張や意思の介入は、今回の資料展示にはあり得なかったことが、先述の経緯を見れば明らかだと思います。
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そして、先ほど軽く触れましたが、この日、この時、東氏はこのような状態だったようです。

●翌日二日酔いになる程の状態で、早朝5時13分の椹木氏と僕に失望…
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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1373004835021156352

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●7時間後に二日酔い(東氏が呟かれている乱入とは、辻田 真佐憲氏のシラスの番組への乱入のことです)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1373117303458394117 )

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●そして最終的には"腹出したことしか記憶してない"と言い出す有様(笑)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

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(▶︎ https://twitter.com/hazuma/status/1373099497564250112 )

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ご本人がレポートされております通り、7時間後、このような二日酔いの状態に至って東氏は6つの呟きを自ら消去されています。また上記のような東氏の泥酔ツイートが20万人以上のフォロワーに今も晒され続け、椹木氏と僕は公衆の面前で「卑怯」「無責任」と決めつけられています。
もしサイバースペースにおけるSNSを、人々が集うデジタルネットワーク上のパークやストリートと捉えるならば、これは20万人以上の通行量がある公園や公道で、腹を出した人物(笑)が、<椹木と宇川は「卑怯」「無責任」>というビラをばら撒いたり、街宣カーで7時間「椹木を批判せよ!!」と罵っているような行為と類似しており、椹木氏も僕も大きなダメージを与えられ続けています。

東さん、私達は腹を出したことしか記憶していない貴方の滑稽さに脇腹をくすぐられながらも、野性味溢れすぎるその行為によって名誉が傷つけられております。このウルトラ・ワイルドネスな振る舞いは、はたして"批評"なのでしょうか? あるいは、もはや"批評という名を借りたハラスメント"になってしまっているのではないでしょうか?!!!!!!!!!!!!!!!

2021年4月10日 宇川直宏(DOMMUNE)


(※Chapter2に関する一連のTweet検証で参照させて頂きました東氏の呟きに関しましては、恣意的な選別はしておらず、宇川と椹木氏に関して呟かれたであろう箇所と、その時の東氏の状態に関しての呟きのみを拾い、できる限り時系列に並べさせて頂きました。)


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