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HSPあるあるが自分を縛り付けていた話

わたしは今INFPを名乗っていますがINFPよりも先にHSPに出会っていました。
今でもHSPであることに変わりありません。

HSPが社会でよく聞かれるようになった頃、2年くらい前に体験した話です。


InstagramでHSPというのを見かけて、診断テストをやってみたらHSPである可能性が非常に高いといった内容の診断がされました。

他の診断テストでは「やや当てはまる」や「どちらともいえない」というのを選びがちですが、その診断テストの内容は当てはまるものと当てはまらないものがハッキリと別れる印象を受けたのを覚えています。

HSPについて調べていくうちにほんとに自分のことを書いているんじゃないかと思うほど共感できることが多く、また、これってみんなもそうじゃなかったんだと気付かされることもありました。

HSPというものに出会って、すぐ泣く自分、疲れやすい自分、今まで嫌いだと思っていた自分の部分が肯定されたように感じました。


いつかネットで見たHSPが過ごしやすくなる方法というのを試しました。

「スマホの画面を暗くしたら刺激が弱くなるからいい」

「映画を見て泣いて心をリフレッシュさせるのがいい」

このことを実践すると気持ちも身体も楽になり、生きやすさに近づいたのかなと思いました。


HSPあるあるを見ていると共感できることで溢れていて、たくさん読みあさりました。

「本音や言いたいことが言えない」

「相手の気持ちを読み取ってしんどくなりがち」

わかる、そんなことばっかだわ〜、と他の人も同じことを感じている、HSPであることは変なことじゃないと思うようになりました。


高校生の自分は仲が良かった先生にも

「先生もHSPなんだけど、あなたもそうじゃない?」

と聞かれ、やっぱり他の人から見てもHSPなんだと

「わたしはHSPなんだ」

という気持ちがとても強くなりました。


そして、気付けばHSPというものに縛られていたんです。


HSPが過ごしやすくなる方法も

「HSPなんだから、スマホの画面を暗くしないといけない」

「HSPなんだから、映画を見て泣いて心をリフレッシュさせないといけない」


HSPあるあるも

「HSPなんだから、本音や言いたいことは言ってはダメだ」

「HSPなんだから、相手の気持ちを読み取らないといけない」

そう感じるようになってしまいました。


「わたしはHSPじゃないといけない」

「HSPなんだからHSPらしくいなきゃ」


どんどんHSPに縛られ、結局縛られていることに気付いたのは心が壊れた後でした。

その当時は他のことでもストレスをとても感じていたので、このことが心を壊した全ての原因とまでは言えないですが、ストレスになっていたことは確かです。

今HSPあるあるを見ても、これは違うなというものも中にはありますが、当時のわたしはHSPなんだからそう感じないといけないと思い無理やり思い込ませていました。


この記事はもちろんHSPの方を非難したり、あるあるが良くないと言っているわけではありません。

わたしもHSPですし、あるあるに助けられた日々もありました。

でももし今、あるあるを読みまくっている方やHSPに出会って心が本当に軽くなった!とHSPであることに喜び、とまではいかないですが安心感を強く感じている方は1度、HSPから離れてみるのもいいんじゃないかなと思います。

HSPから離れても自分は自分であり、自分を認めてあげることはできるんですから。



あるあるは時に笑いや安心感をもたらしてくれるものですが、同時に当てはまるものと当てはまらないものがあるという中毒性だったり、安心感という所から依存性もあるのでは無いかとわたしは思っています。

なにごとも適度にが大切ですね。


こんにちは、うかです。
ここまで読んでいただきありがとうございます‪⟡.·‬

Twitterにて予告、offのつぶやきなんかをしておりますのでよければ ෆ´-

では、また次の記事でお会いしましょう・ᴗ・

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