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月一回顧録*2022.11*ーはたらき方からライフプランを考えるー


来月は節約しよう。

それを月末まで守り通したかと思いきや、仕事の必要経費でかなり出費をしてしまった。

必要経費での出費はなにも楽しくないのでせめて取れるポイントは総取りしてやろうと、御用達のショッピングセンターの付与ポイントが高くなる日にまとめ買いをした。
結果ポイントは貯まったけれど…節約の努力は±0くらいである。


そもそも仕事の必要経費に手当が出ないのはどういうことなのだろうか。
知らないと損する!的なことかと隙間時間に規定を読み漁り、先輩にも聞いてみたが、どうやら間違いなく自費負担らしい。


それはさておき、11月は自分のライフプランを仕事の観点から色々と考えることになった。

社会人1年目とはいえ年齢を考えるとそうのほほんともしていられないというのが現状。

働き始めて8ヶ月ほど経ち職場の色々が見えてきたところで、果たしてこのままでいいのだろうかと疑問に思ったのだ。

ライフプランを立て直す会(11/1〜11/10)


友人と今後の人生について考えるところから11月は始まった。

きっかけはいまの仕事の給与が四年目まで上がらないことを先輩から聞いたこと。
一年目の今でさえ給与が仕事量に見合っていないと感じているのに、勤続して仕事が増えたり私自身の能力が上がったりした時、いまの仕事を続けられるか不安になった。

往復三時間の通勤でかかる身体的負担を減らすために一人暮らしも視野に入れていたけれど、この手取りでは生活するのがやっとで貯金なんてできない。

老後のことが保証されるかもわからないこの国で人生を考えるには、いまの手取りはあまりにも心もとなかった。

加えて休みが不定期かつ二連休でさえ滅多にない状況で、仕事しかしてない虚無感も覚え始めていた頃。※10月回顧録参照

一度今後の人生を見据えてやるべきことは何か、考えて書き出そう。
そう思い立った私は全然違う仕事をしている友人を巻き込んでライフプランを立て直してみることにした。


まずは現状整理
給与の低さや休みの不安定さに加え、この先の展望についても予測を立ててみる。

それからどんな生活がしたいのか、自分の理想について具体的に考えてみた。

結論、私が求めているのは時間とお金に余裕がある生活である、ということになった。

漠然と心にゆとりが欲しいなとは思っていたけれど、こうして一つ一つの要素を突き詰めて考えていくと時間お金に余裕さえあれば大抵のことはクリアできることに気がついてしまった。

そしていまの仕事ではどう頑張ってもそこは達成できそうにない。
勤続すればお金はある程度なんとかなるかもしれないが、時間はこの先なくなっていく一方だし、そもそもこの生活を続けていてお金に余裕が出る頃には人生の半分以上が終わっている気がする。

いや、それ以前に自分の心にガタがこない自信がなかった


いまのまま頑張っても来るかもわからない未来のために現状を耐え抜くことがそんなに重要だろうか


世知辛い話だけれど、やりがいだけで人は生きていけない
生きていくにはお金が要るし、いくら仕事が好きでも仕事だけにすべての時間を捧げるのは私がしたい生き方じゃない。


その時、これまでにも私の頭にちらついていた"転職"という言葉が急に現実味を帯び始めた。


現実を理想に変えるには?一旦の妥協から再起を図るのもアリかも?(11/11〜11/20)



そう思った私の行動は早かった。

まず転職サイトに登録して候補の求人をひたすら調べた。
転職時期が明確でなく来年度の勤務が決定している以上、できることが少ないのはわかっていた。


大事なのは少しずつでも動いて布石を打っておくこと。
家康だってそうして天下を治めたのだから。

けれど転職サイトのスタッフさんと話をして愕然とした。

「いまのお話聞いてると…普通というか、好待遇ですね」


現職場の待遇の話である。
ほんとに?と耳を疑う私。

そりゃあまだ一年目だし、転職するにしたってそこまで条件のいい職場はなかなか見つからないだろうと覚悟はしていたけれど。

条件の悪さは業界規模だということが明らかになった。
いやそりゃある程度サービス業みたいなところはあるからね…知ってたといえば知ってたけど…まさかここまでとは…ごにょごにょ


それでもこうして動いてみて色々な可能性が見えてきたのは事実だった。

たとえば勤続年数
いまの職場で3年働けば、転職する時に経験者枠で応募できる場所が格段に増える。

たとえば持っている資格
上記を踏まえて3年頑張るとしたら、その3年の間にさらに転職に有利になるように資格が取れる。
あのハードスケジュールの中紅茶検定初級を掴み取っているのだから勉強はきっとどうとでもなる。


そう考えると、とりあえず3年はこのままでもいいのかもしれない。
あくまでこれは来るかもわからない未来に向けて耐える3年ではなく、次の未来を切り拓くための3年なのだ。

待遇以外はいい職場だから、その間得られる経験はきっとその先自分の力になる。

それなら情報収集に努め確実にスキルアップしつつ、虎視眈々と次の一手を打つ機会を狙おう。


…と思っていた矢先のことだった。


やっぱり転職しようと思った日のこと(11/21〜11/30)


その日、私は急遽一人で夕飯を調達して帰ることになった。

一日頑張ったし、私もどこかでおいしいもの食べよう。
そう決めてレストラン街をうろうろしていて気がつく。

ほとんどのお店が閉店まで一時間を切っていた。

もちろん居酒屋とかはこれからが勝負、という時間だろう。
しかしいくらおひとり様を謳歌している私とはいえ、飲みもしないのに一人居酒屋は気が引けるし、そういう気分でもないし。


わがままだと言われてしまえばそれまでだ。
けれど仕事終わりにおいしいご飯を食べて帰ろう、なんて些細なことすらできないのだと気づいた時、空腹も手伝ってまるでこの世の終わりかのような絶望感に苛まれてしまった。

その時思ったのだ。
やっぱり転職しよう、と。


QOLという言葉があるけれど、正直ここさえ守られていれば人生の幸せはある程度担保されると思う。


おいしいご飯はわたしの活力



私にとっては、おいしいご飯スイーツ、そして観劇
それが私のQOLを保つために必要なものだ。
そしてそのためには時間お金が要る…という話になってくるのだけど、現状それらが満足に達成できていないことにこの時気がついてしまったのだ。

さらに何の因果か時を同じくして、休みが不定期すぎて年度明けの舞台のチケットの予約が取れないことにも気がついてしまった。

仕事や職場によっては充分可能なことなのに、自分にはできない
それを知ってしまった時、仕事自体の問題と向き合った時よりも強く仕事を辞めようと思った。

そういえばこの仕事に就いてはじめて仕事辞めたいと思ったのは、退勤時間の都合上推し役者の配信が見られないと気付いた時だったなぁ。


働かないと生きてはいけない。
それは大前提として、仕事のために自分にとって大切な何かを犠牲にしなければならないなら仕事の在り方を見直すのだって選択肢として許されてもいいと思うのだ。

世の中の人々はもっと幸せに生きるために、自由な働き方を求めてもいいんじゃないだろうか。

そんな気がする。


ちなみに、クリスマスはイブも当日も仕事です。
土日なのに。かなしい。

はたしてクリスマス大好き人間の私は今年のクリスマスを謳歌できるのか。
そのあたりのことは、また来月のnoteにでも書きたいと思います。


それでは今月はこのへんで。
また次回のnoteでお会いしましょう。

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