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【宇宙兄弟】「裏切りの気持ち」にケリをつけること。

おはようございます。
ゆです。

今日は大好きなマンガ『宇宙兄弟』のグッと来たシーンを紹介して、マンガ感想を書き、体験談を記していきます。よろしくう。(※体験談はまた次回!)


あらすじ

主人公の弟・日々人は宇宙飛行士だ。物語の序盤、月面探査のクルーに選ばれ、月へ行くことになった。物語中では、日本人初の快挙として取り沙汰される。

月での任務中、メインの酸素タンクが破裂し、命の危機に瀕することになるが、九死に一生を得て死の淵から生還する。しかも、仲間の命も救って。大変なことだ。

しかし、地球に帰還してから、ある致命的な変化に見舞われる。月面で宇宙服を着て死にかけたことが強烈な恐怖体験となったのか、宇宙服を着るだけで重度な発作が出るようになってしまった。つまり、宇宙飛行士として致命的な爆弾を抱えてしまったのだ。

そんな中にあっても、ロシアで有名な宇宙飛行士や兄の六太の力を借りて、パニック障害を克服する。そして、宇宙飛行士復帰試験に合格する。

しかし、NASAの上層部は「一度パニック障害を発症した宇宙飛行士はリスクが大きすぎる。一滴でも毒の入ったワインを飲むことはできない」と、日々人に対して、実質的に宇宙飛行士としての処刑宣告を言い渡す。

日々人は姿を消した。

しかし、JAXAの協力もあって、ロシアの宇宙飛行士として再び宇宙に行く道を選ぶ。そして厳しい訓練を経て、正式に月面探査のクルーに選ばれた。

裏切りの気持ちにケリをつけるために必要なもの

月に出発する直前、「モヤモヤした気持ちをスッキリさせたいんだ」と、NASA時代に共に月へ行ったクルーの仲間たちに会いに行く。それが次のシーンだ。

裏切りの気持ち
右上の黒人の名前はバディ。
めっっっちゃええやつ。日々人と仲良し。
「今おれらには喜びしかない。喜びしかないよ!」
裏切りの気持ちを救ってくれる、一番の言葉。
バディめっちゃええやつ。素直で感情豊かなんだよな。
ちなみに、日々人と別れた後もバディは号泣します笑
ほんといいやつ!

また読み直して、電車の中でウルッと来てます今…

裏切りの気持ちを晴らしてくれるのは、本人は「裏切った」と思っているが、誰も「裏切られた」などと感じていない、苦楽を共にした仲間の言葉なのかもしれない。「喜びしかないよ!」という友の言葉は、裏切りの気持ちを遠い彼方へ吹き飛ばし、あふれんばかりの幸福で満たしてくれる。

紹介したのは宇宙兄弟39巻のシーン。

https://www.amazon.co.jp/宇宙兄弟-39-モーニング-KC-小山/dp/4065223466#


好きすぎるからもう一度セリフをどうぞ

日々人「逃げるようにNASAを去ってみんなに迷惑をかけたこと。世話になったNASAを裏切るように勝手にロシアの宇宙飛行士になったこと。ほんとうに申し訳なかった。月へ行く前に、この……裏切りの気持ちにケリをつけようと思って。
バディ「……何言ってんだ。許すも何も、最初からお前を否定する奴は誰もいないぞヒビト!」(中略)
今おれたちにはなあ、喜びしかない。喜びしかないよ!

宇宙兄弟39巻、後半らへん

きっとぼくは、このシーンとこの言葉を何度も噛み締めて生きていくと思う。

おわりに

体験談書こうと思ったけど長くなったからまた今度。体験談は、「裏切りの気持ちにケリをつけた話」と「ケリをつけなきゃいけない裏切りの気持ちがまだある話」だよ。

じゃあまたねー

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