氏家敏幸
【ブループリント】アンパンマンの世界を模倣することは叶わないのか
見出し画像

【ブループリント】アンパンマンの世界を模倣することは叶わないのか

氏家敏幸

いつの日にか、現実の世界にいる時間とメタバースの時間にいる時間が逆転すると思ってる今日この頃です。
#婚姻率が減り
#子供も減るかもしれない

さて今日は、「身分も平等、労働対価も平等、それは果たして良い場所なのか」についてお話したいと思います。

アンパンマンの世界はユートピア?

まもなく2歳となる三女はもっぱら『アンパンマン』がムーブメントで、時間あれば「パンマン、パンマン」と叫び散らかしていて、でもそんなアンパンマンの世界は幸福と平和で満ち、「あんな平和な世界があったらな〜」と思うのは私だけ?と思いつつも、多少の憧れは抱かずにいられないのです。

そのアンパンマンの世界がどんな世界か言語化すると、まずは貨幣なるトークンが無いように思われて、主に生活は物々交換で成り立っていると考えられます。また、生活模様は自給自足で、仕事といえば自分がやりたい仕事に就いているようにも見える。いわば、独裁者は存在せず、非中央集権型のコミュニティーが運営されている組織といえるのではないでしょうか。

要するに、誰にも指示されず、好きな人と共存し、好きなことだけをやって生きていける世界がアンパンマンの世界なのです。

では、現実世界にそんなユートピア(良い場所)は存在しないのか?だって、誰だって好きなことをして生きていたいし、争い事もしたくない。
#バイキンマンの存在は祭事ごと

結論、そんなアンパンマンの世界を作ろうと人たちはいたけど失敗に終わった、というのが現実世界に至るまでの顛末となっています。

実は1841年、マサチューセッツ州で好きなことをして、身分が平等な世界を作ろうとした人たちがいます。
それがブルック・ファームといわれるもので、発足者ジョージ・リプリーとその奥さん、それに12人の仲間たちが土地を購入して社会的実験をはじめたものです。

で。

滑り出しは順調で、1、2年のうちに90人ほどの住民を抱えるほどになって、平等な社会を形成していました。男女同権。ゆるやかな階級性、カリスマ的リーダーの存在。あくまでここでいうリーダーとは、意思決定者ではなくて、住人を牽引してくれたり、催事を提案したりする人のことを指しています。

ではなぜ、このコミュニティは崩壊してしまったのでしょうか。

その答えは、人間の「欲」であると考えられます。即ち、現状では満足できなくなって、アップデートしたいという「欲」。まさしく、アイデンティティがそのようにさせたといえるのです。

具体的にブルック・ファームは、フランス人が作り上げた「ファランジュ」という自己変革を試みます。要するに、楽しい集団から厳格に統制された組織へ試みて、共同生活ができるファランステールという建造物を作ろうとしたのです。
しかし、この建物は大火事に見舞われて灰になってしまう。それに伴い、ブルック・ファームは終焉を迎えることとなります。即ち、この事態から復活する体力は残されていなかったのです。

まとめると、アンパンマンの世界が崩壊せず成立しているのは、アイデンティティの意義が一般的な人と違う点があると考えられます。要は、常に自分ではなく誰かのためにが優先されるフィールドで、自己成長欲は自分のためでなく、誰かのためであるというそれぞれのマインドが成立させていると捉えるのです。

よって、アンパンマンというブループリント(青図)があったとしても、人間の本質的本能が変わらない限り、度を超えた平等な社会は生まれ得ないと思ったわけでした。

私たちのユートピアは一体どこにある?

それじゃ今日もご安全に♫

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
氏家敏幸

この投稿は私が働いている現場のスタッフへ届けているメッセージです。もし共感をいただけたのであれば幸いです。

氏家敏幸
不動産会社の店長やってます。ザッポスのティール組織を目指し、日々1%の改善へ取り組み中!とはいえ、2021年6月から英語学習をはじめ、海外移住が目標です♫ 「美意識を鍛える」「リベラルアーツ」「サードドア」「wab3.0」が今ヒットのキラーワードとなってます!