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1番の業界研究はその業界の高いものをみる。


私の業界研究

私はよく美術館に立ち寄ります
立ち寄るという言葉を使うのは
そもそも芸術に興味があるわけではないからです
この前は出張で空いたので
上野動物園の隣の美術館に行きました。
あと、百貨店とか見てると
よく個展をやっているので
ふらっと見たり作家さんが
暇そうなら声をかけます
大体暇そうです
特に陶器は目を凝らしてよく見ます
余談ですが
陶器のプロが見るときに見る箇所を
ご紹介しましょう
まず対称性
人の手が作られているかどうか分かります

裏面
陶器のガラスがない箇所が見えるので
粘土の質感や色から
焼成温度や産地がわかります


価値のある作り方かどうか判断できます
例えばまばらで一見出来が悪そうでも
赤色であればかなり手練の窯焚きです
辰砂という難しい焼き方にチャレンジしてます
などなど

高いとは?

美術館は分かりやすく高そうなものがあります
もう一個よく行く所は
100円均一です
ここにも陶器があります
100円均一は日本で
世界でトップレベルの陶器の製造技術を見れます
なぜなら恐らく日本で一番
消費者に陶器を届けているからです
それを実現するノウハウが商品に
入っています
私の中で高いは?
価格が高い
売上高い
個数が多い
機能が高い
など
これらの定義のトップです
私は業歴が長いので
トップを見る事で
トップとの差を考えています

トップからは現在の最大価値を知れる

トップを見ていると
技術なり背景なりの
顧客に伝えたいメッセージが
商品に入っています
人がお金を払う陶器と
趣味の陶器の差は
メッセージが相手に伝わるかどうかです
陶器は無機質で文字もないですが
無頓着な私にも色々伝えてきます
100均で安いだろお家で使ってくれ!!
というメッセージだったり
こんなのできると思ってないだろというメッセージだったりです

ちなみに私が感動した陶器を一つあげると
虹の陶器です
大英博物館で初めて見ました
今も継がれている方がいるそうです
あの陶器の素晴らしさは
誰が見ても憧れる虹を
パッと見た瞬間に感じられるのと
それを陶器という形で目の前に持ってくる
コンセプトです

最大の価値は
売上か
感動か
進歩か

色々あります。
特に私はこの中で
進歩を最大価値を目指しています
自分の会社が開発にフォーカスしているのも
ここが可能性があり
難しい分野になっていると考えているからです

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