脳みその垂れながし
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脳みその垂れながし

お盆休みが明け、仕事がふたたび始まった。

社用のしるしがついたパソコンを開いて、休み中に届いたメールをチェックする。「未読メール:80件」という数字に息が詰まりそうになる。

とにかく、件名を見て優先度の高そうなものから開封する。そして、返信を考えて送る。その間にも、仕事のメールは続々と届く。

"0"にはならない未読メール。

・・・

「明日までに対応可能でしょうか?」「明後日までにお送りいただけますでしょうか?」

仕事の大半が急な作業依頼。

そのたびに、わたしは委託先に対して「急な依頼で恐れ入りますが」とか、「無茶なお願いばかりで申し訳ございません」という言葉を添えて作業を依頼する。


建前なんかじゃない、本当に申し訳なさを感じての言葉だ。


"仕事だから"と割り切ることかできれば、随分と気持ちが楽になるんだろうけど。わたしは、無茶なお願いをするたびに、毎度、ちゃんと、心が痛くなる。


そのせいだろうか、

仕事をしていると、次第に心が元気を失っていく。「申し訳なさ」が、積もりに積もっていくのだと思う。


・・・


「ロボットのような気がしてくる。」

ここ半年くらいで、よく口にするようになった言葉。

月曜日から金曜日は、"働く日"、土曜日と日曜日は、"休む日"。そうしてまた、"働く日"、と、"休む日"、が交互にやってくる。

そのサイクルは、自分の意志がなくとも、勝手に繰り返される。

気持ち悪い。

じぶんはそこに居ないような気がしてくる。厳密にはいるんだけれど、毎日生きているんだけれど、所在のないというか。

・・・

少しづつ、働けなくなってきた。

思考停止することが増えた、体が動かなくなる日もある。仕事のことを考えると憂鬱で、涙が出てきたりもする。

そんな自分が、ダメなやつ、としか思えなくて、また心が苦しくなる。「あたりまえに働くこと」でさえもできない自分、なさけない、ふっと消えてしまいたくなる。

それでも、回さなければいけない、という気持ちが働いて、なんとかパソコンに向かう。弱っているのに、変な責任感を発揮している自分が、可笑しい。

でも、だって、動かなければ、こんな自分の面倒を見てくれている先輩や、課長に、迷惑をかけてしまう。それがまた心苦しくなる。

仕事を失うこと、家がなくなること(社宅に住んでいるので)、収入がなくなることだって、こわい。

いっそのこと、会社の人がみんな、嫌な人ばかりだといいのに、と思ってしまう。労働時間が過剰で、劣悪な労働環境なら。人のせいにできたら、会社のせいにできたら、少しは楽なのかもと思ってしまう。

・・・

なんでもないのにね、なにものでもないのにね、あるがままの自分を受け入れることが、きっとできていないんだろうなあ。


取り留めのない、ただの、脳みその垂れながし。

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