道に迷ったときは_ストレングス_ファインダーを読み返す

道に迷ったときは、ストレングス・ファインダーを読み返す

森のなかをさまよっていた。完全に道に迷っていた。自分がどの方向へ向かっていくべきなのかまったくわからない。そこで僕はコンパスを見ることにした。そのコンパスこそ、ストレングス・ファインダーだ。

ストレングス・ファインダーについては、以前にも少しnoteで触れたことがある。自分の強みを発見するための診断ツールだ。個人の資質を34種類に分類し、177の質問に答えることで、どんな資質に強いのかがわかるようになる。

実を言うと、ストレングス・ファインダーを行ったのはもう数年前になる。診断結果のPDFをGoogle Driveに保存し、たまに読み返している。読み返す時期は、自分が道を見失ったときだ。いったい自分はどこの方向へ向かっていけばいいのか。それがわからなくなったとき、ストレングス・ファインダーを読み返す。深い森のなかでゴールを目指すためのコンパスなのだ。

僕の強みは1番上から「内省」「最上志向」「着想」「適応性」「戦略性」と続いている。再診断すれば結果は変わるかもしれないが、最初のまっさらな状態で質問に答えた結果が一番正しいだろうと思い、そのままにしている。

漫画『ハンター×ハンター』の念能力に似ている。念能力は得意な系統と苦手な系統が6種類で、ストレングス・ファインダーの場合は34種類という違いはあるにせよ、どちらも「自分の得意な系統を伸ばしていくべき」という点は同じだ。

素晴らしいことに、ストレングス・ファインダーは強みを伸ばすためのアイデアもレポートで提供してくれる。それによると、僕はひとりの時間を確保し、読書をしたり、考えを書いてみたりすることがいいらしい。

また、資質の4つのグループ分けによると、僕は「戦略的思考力」の資質が多い。ざっくり言えば、僕は物事を考えることに向いている、ということだ。

ちなみに、各資質の詳細や診断を受ける方法は、下記のリンク先でわかる。

話を戻そう。「戦略的思考力」の資質が多い弱点としては、思考しがちになるあまり、実行力に欠けることが挙げられる。完璧主義の罠に陥りやすい、ともいう。これは実際、自分自身でもそう思う。

この罠を回避するためには、自分自身のタスクに締め切りを設けることが有効だろう。締め切りを設定すれば、自ずと期限内でベターを尽くすしかなくなる。逆に締め切りがないと、いつまでたってもベストを追求してしまう。それで本当にベストが出せるならまだいいが、実際には、頭のなかの架空のベストを追っていても、それが本当にベストである保証はどこにもない。いや、そもそも「ベスト」などというものがこの世に存在するのか……? ともかく、架空のベストを追求して時間がかかるより、期限内でベターを生産していくほうがいいことは確かだ。

このように、ストレングス・ファインダーを読み返すことで、自分の強みと弱点を再認識できる。今、僕は自分の強みを鍛えるため、文章力のスキルを伸ばすことにした。noteをはじめたのも、ひとつにはそうした理由がある。


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