Pixelbook Go(Not Pink)を買ったこと
Pixelbook Goを買った。Pixelbook Goとは、Google純正のChromebookのことだ。
僕が普段使うノートPCはChromebookなのだが、それまで使っていたChromebookが内蔵電池の限界なのか、すぐにバッテリーが切れるようになった。ちょうどChrome OSの自動更新期限の今年(2020年)で終了する機種だったので、これを機会に買い換えようと思った。
最近は国内でもChromebookの選択肢が増えてきたが、あえて日本で未発売のPixelbook Goを狙った。理由はひとつ、同じ13インチクラスでMacBook Airよりも軽いから。MacBook Airの重さは約1.25kg、対してPixelbook Goの重さは約1kg。僕は病気のせいでバテがちなので、体力的になるべく軽いほうを買いたい。たかが0.25kgの差だからといって馬鹿にできない。
もちろん、軽さだけを重視するなら11インチクラスという手もある。だが一方で、自宅でも使うことを考えると、13インチはほしい。ここは妥協できなかった。
そういうわけでPixelbook Goを狙った。Pixelbook Goは先行で漆黒色が発売されたが、僕はピンクっぽい色(公式の呼称は“Not Pink”)が出るまで待った。単にそっちのほうがかわいいという理由だった。
しかし実際に買ってみて、この色は正解だと思った。白に近いピンクという色合いなのだが、この絶妙な色具合に癒やしを感じる。ちょっと疲れてきたときは本体の眺めてみる、ただそれだけで心が落ち着いてくる。
購入は米Amazonで行った。日本への直送はできなかったので、転送サービスの「PLANET EXPRESS」を利用した。まず米AmazonからPLANET EXPRESSへ送ってもらい、その後、PLANET EXPRESSに日本の住所へ商品を送ってもらうという手はずだ。転送サービスを使うのは初めてだったが、PLANET EXPRESSは日本語に対応しているし(ただし、ちょっと翻訳が怪しいが)、わからない部分はググることで解決できた。
CPUがCore i5-8200Yのモデルで、本体価格は849ドル。州税や送料も含めて11万円くらいしたが、OSの自動更新期限が2026年までと長く、コスト的にまったく無駄とは感じない。
色以外では、まずキーボードが気に入っている。打鍵音が静かである一方、打ったときに歯ごたえがある。重すぎず軽すぎない、絶妙な塩梅。
スピーカーもキーボードの両サイドに設置されており、音に立体感がある。
そしてやはり、Chromebookはシンプルだ。
WindowsやMacよりもできることは限られるが、そのぶんシンプルで、余計なものに惑わされない。OSのアップデートも爆速なのでまったくイライラしない。
ネットにつながっていること前提なのも、もはや特にデメリットではない。フリー回線はあちこちにあるし、なければスマホでテザリングすればいい。そうそう、Pixelbook Goはテザリングも素早く行えるようになっている。これもポイントだ。また最悪の場合でも、Googleドキュメント等はオフラインでも使える。
この快適さこそがChromebook最大の価値。
実は会社では支給PCとしてSurfaceを使っているのだが、それでもChromebookのほうがいいと感じる。SurfaceはWindowsPCのなかでも特に洗練されているほうだが、やはりOS由来のもどかしさがある。
シンプルといえばiPadもシンプルだが、Chromebookとは方向性が違う。iPadのシンプルさはアプリを使うためのシンプルさだが、Chromebookの場合は、Webを使うためのシンプルさだ。僕はインストールするアプリよりも、Web上で実行できるサービスのほうをよく使う。そのためiPadはちょっと違うのだ。
しかし……Chromebookは快適だ。とにかく快適だ。ひとりで自由にプールを泳いでいるような快適さがある。
マシンの価値は機能の多さじゃないだ。
それを教えてくれるのがChromebookなんだ。
※以下、本機の写真をいくつか貼っておくので参考にどうぞ。
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