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居場所(としての食堂)を作ってゆく①

** アディコネ=アディクション+コネクション**

わたしのこれからの人生は、依存症からの回復を願う本人およびその家族を、食を通じて応援する仕事をして暮らしたいと思っている。

わたしはお医者さんじゃないので、治療はできないけれど、人と人との橋渡し役ならできると思うし、それはわたしの得意分野だと思うので、依存症からの回復(をメインにして、そこから広がっていく)支援をライフワークにしようと考えた。

依存症は、孤独の病とも言われ、依存の対象となる物質や行動を生涯にわたり止め続けるのに必要なのは、罰や禁止ではなく、人とのつながりだということが分かってきた。そして、回復の道にある方々にお会いすると、本当にそうだなぁと実感する。

当然のことだけれど、人とのつながりが必要なのは、依存症の人ばかりでない。本当の自分をさらけ出せる、安心で安全なつながりは、今やとても貴重で尊いものになっている。
依存症の回復の過程では、同じ経験をした仲間にさらけ出し、受け入れられることで、長い間否認していた自らの病を認め、(すなわちそれは本当の自分を受け入れ)他の人との絆を作っていく。
時には再発(再使用)する事もある。当然、想定内のことだ。そうした時でも、仲間たちは、責めたり、蔑んだりせず、ひたすらに回復を信じ、応援する。

こうした「人とのつながり」について、依存症から回復した方々から教わることがとても多いので、この学びを他の「つながりを必要とする人々」への支援に繋げられたらよいなぁと、こういう事を最近しばしば、考えている。

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