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古着屋を26年続けています

11月はわたしの経営する古着屋の周年記念で、今年で26年になりました。
なんのことはない毎年11月にひとつひとつ数がふえて26周年になったというだけのこと。今も続けているし、これからもしばらく続けていきたいと思っているので、まだ「途中」です。機械式の腕時計の日付がカチッと音を立てて変わったみたいに、ちょっとだけ「あ」って感じる。それだけ。

わたしは16歳で古着屋を開業しているのでわりと若めでベテランになれました。
何かでベテランと呼ばれるようになりたければとにかく早くはじめて、やめない。これしかないですね。10歳で企業すれは一代で創業80年とか目指せます。

とはいえ長く続けるのってそれなりに大変かも。
ビジネスとしてうまくいかなければつぶれちゃうし、好きな事を仕事にしても飽きちゃうこともあります。

わたしのお店も大枠では古着屋ですが、その形態はいろいろ変えて今日に至ります。
仕入れ方も規模も変えてきました。
いまは自ら買い付けた商品を小さなお店に並べて細々営むという26年前のスタイルに戻った…というより当時より小規模になり全ての業務をひとりで行うようになりました。

商品へのこだわりもあまりありません。
本当はあるにはありますが言いません。
ファッションを扱う仕事なのでトレンドも変わりますし、自分の表現したいスタイルも変わります。
「70年代以降の服なんかヴィンテージと呼べない!」とか言ってたお店さんがここに来て90年代のデザイナー物を扱ったりしてるのをみると、なんだかなーって思っちゃう。

その時その時に良いと思ったものを集めて売るだけのフリースタイルですが、10年来のお客様もたくさんいらっしゃるのでありがたいことです。「ウチはこんなにこだわってますよー」とか言わなくてもそれなりに伝わるのかな。

とにかくまた来年、カチッと音を立てて27周年をむかえられるように日々ゼンマイを巻いて止まらず動きつづけたいとおもいます。

みんなありがとう

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