自由の話。

ようやく7日間チャレンジの最終日。毎日毎日、恥じらいもせずに丸裸を晒し続けてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。最後まで我慢してお付き合いいただき、誠にありがとうございました。少し無謀な挑戦でしたが僕にとっては本当に学ぶことも得るものも大きい1週間でした。

昨日までを終えてみて、この連載は、キリスト教のシンボル、十字架で締めくくらなければならないと思いました。十字架がない教会はありません。ヨーロッパの教会などに行くと、血を流した瀕死のイエス・キリストの、かなりリアルな像が掲げられていたりしますよね。

キリスト者は、そのイエスの十字架での死とその後の復活を「歴史的事実」として信じています。そして、それに信仰と救いの全てがかかっています。だからこそ、二千年以上もの間、それを命がけで告白し伝え続けてこられたわけです。救いの中心である十字架が「歴史的事実」である、ということが何を意味するのでしょうか。それは、僕たちが神の国に入るために何をしたかとか何ができるかが問題なのではない、ということです。既に二千年前に完成された、神が私たちになされた揺るぎない事実こそが、救いの中心なのだ、ということを意味します。

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。(ヨハネの福音書3章16節)

これが、神がわたしたちのためなされたことです。わたしたちを愛するがゆえに、イエス・キリストを十字架につけて、私たちの罪の全てを彼に負わせた、と。このイエスの「受難」について、イエスが生まれるはるか前に聖書で預言されている記事を、少し長いですが引用します。

彼には見るべき姿も輝きもなく、私たちが慕うような見栄えもない。彼は蔑まれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で、病を知っていた。人が顔を背けるほど蔑まれ、私たちも彼を尊ばなかった。

まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みを担った。それなのに、私たちは思った。神に罰せられ、打たれ、苦しめられたのだと。

しかし、彼は私たちの背きのために刺され、私たちの咎のために砕かれたのだ。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、その打ち傷のゆえに、私たちは癒された。私たちはみな、羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かって行った。しかし、主は私たちすべての者の咎を彼に負わせた(イザヤ書53章2~6節)

私たちがこの事実を信じるとき、すなわち、キリストの十字架の死が、私の罪のためであり、神がそうさせたのは、他でもない私を罪から救うためである、と信じるとき、私たちのたましいは命を得て生かされるのです。しかしそれは一度ばかりの出来事ではありません。日々、僕たちはどうしても罪から抜け出せない自分自身の弱さを覚え、神に赦しと憐れみを求め、十字架を仰ぎ見ることで命を得て、新たに生きるのです。

この7日間のチャレンジを通して、まず、僕がきわめて未熟で弱く、いい加減な生活をしているクリスチャンであることを自ら周知の事実としてしまいました。また、まだ救われて数年で、信仰生活の数パーセントも理解していないだろうに、不適切なことを多々書いてしまったことだろうと思います。

でも僕の耳には、神様がこう語りかけてくれているのが聞こえます。あなたが不完全で不十分であることなど私が一番良く知っている。全ては私に任せよ。十字架を仰ぎ見よ、そして、明日からも善く生きよ、と。それがどれほど僕を自由にし、僕の心の支えとなり、生きる希望となっていることか・・・。そのことに改めて気づかされました。

拙い記事ばかりでしたが、7日間、少しでも僕が受けた恵みをシェアすることで、誰かを励ますことができたとしたらこの上ない喜びだと思い、精一杯の祈りを込めて、取り組ませていただきました。最後まで読んでくださって、本当に本当にありがとうございました^^

あなたがたは、わたしのことばにとどまるなら、本当にわたしの弟子です。あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。(ヨハネの福音書8勝31-32節)

(追伸)
もしこれまで関心がなかったけれど少し関心が生まれた、という方がいらっしゃったら、是非「もっと神様やキリストのことを知ることができますように」と心の中でお祈りしてみてください。
ひょっとすると、それが人生のターニングポイントになるかもしれません。また、いくつか超おススメの書籍や映画、youtubeチャンネルを紹介しておきますので、興味があれば見てみてください!

【書籍】
藤本満「わたしの使徒信条~キリスト教信仰の神髄~」いのちのことば社

【Youtube】
ハーベスト・タイム・ミニストリーズ 「三分でわかる聖書」

【映画】
「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」  

それでは、今週もよい一週間を!



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