見出し画像

2ヶ月の内面旅 〜ながーいつぶやき冬の章〜

おはようございます。宇賀神です。
こちらではだいぶ久しぶりの投稿になりました。

noteを始めてからの5ヶ月とその後ではもはや同じ人ではないくらい変化しています。

今回の記事は、ここ2ヶ月での話を描写していきます。

...


ㅤㅤ
怒涛の2週間が幕を閉じた。
ㅤㅤ
ずっと残っていた肩甲骨周辺の激痛が引き、緊張感から解放された今。

氷点下の気候になることに心の準備をしつつ、突風による激しい外音にちょっぴり怖さを感じながら、ゆったりとパソコンに向かう時。
ㅤㅤ

ここ2ヶ月で起こったことと気づきについて、綴っていきます。
ㅤㅤ
ながーいつぶやきを書きたくなる時は、自分に起こることに追われ、身体から発するメッセージが一気に出てきた時。
ㅤㅤ
今回のメッセージは、
『 めんどくさい自分 と 向かい合う 』でした。
ㅤㅤ
僕の内側にある一つのパーツに気づき、
『めんどくさい自分』と向き合っていこうと思えた2ヶ月の物語です。
ㅤㅤ
ㅤㅤ
・・・・・・
ㅤㅤ
ㅤㅤ
10月に入ってから、僕の身体の内側に違和感を感じるようになった。
ㅤㅤ
食べられる量がガクッと減った。
目の前にある食べ物がなぜか食べきれない。
ㅤㅤ
途中からお腹の膨張感と喉周辺の圧迫感が出るようになった。
おうときょうふ がある僕にとって、この状況は閉塞感でしかない。
ㅤㅤ
これがトリガーとなって久々にパニック症状が出たのが、11月下旬のこと。
ㅤㅤ
パン食べ放題のお店での食後。
食べ終わって少しした時、いつものように膨張感と圧迫感が出てきた。
そして急に、冷や汗・手足の震えと痺れ・不快感・吐き気が襲ってきた。
ㅤㅤ
「えっ・・・?」と戸惑いながらも、どうしてパニック症状が起こるのかの傾向は掴んでいるからいろんな対処を実践してみた。
ㅤㅤ
でもその時はどの対処をしてもダメだった。
「大丈夫だよ」と自分に声をかけてどうにか落ち着かせようとしてもゆるまなかった。
ㅤㅤ
呼吸がどんどん浅くなって、周囲の視線や話し声などの音、料理の残り皿からの残香も相まって身動きが取れなくなっていた。神経の凍りつきが起こっていると分かった。
ㅤㅤ
動きたくても動けない。30分ほどその状態が続き、手先の痺れが大きく出たことをきっかけに1時間かけて終息した。(ずっと待ってくれた奥さんに心から感謝!)
ㅤㅤ
一緒にいて安心できる奥さんが目の前にいても、パニック症状が起こったことに、僕自身深くショックだった。安心感が醸成できていたら、ここまでしんどい症状が出ることはないかなと思っていたから。2018年に電車一区間乗っていられなかった2ヶ月の体験が思い返された瞬間だった。
ㅤㅤ
今振り返ってみると、
ㅤㅤ
・グルテンの取りすぎ
・神経系の昂り・シャットダウン
・奥さんと家族会議した後の解放感の反動
 (お互い大事な話ほど切り出しづらいから緊張していた)
・鳩尾や胃腸が凝り固まっている
ㅤㅤ
などが思い当たるのだが、食後の症状は今でも継続している。
ㅤㅤ
食べる量を少なくする、アロマを活用する、早く食べすぎないなどの対策は取っているが
今までのように「心から美味しかった〜」という満足感が味わえず、調整しなきゃ!という思考が働いて、一時期食べること自体が嫌になってしまったほど。(今は落ち着いています)
ㅤㅤ
最近では、外食する機会も増えてきた。久々にリアルで話せること・ご飯を一緒に食べられることがとても嬉しい。みんなが当然のようにお皿が空になる中、最後に僕だけ少し残してしまうのがすごく申し訳なくて。会話を楽しみつつ、内側では罪悪感と身体の不快感と共にいた。
ㅤㅤ
「あと一口なのにな。その一口を食べたらもっと状況が悪くなるな」という葛藤の末、食べない選択ができるようになったのは、過去の自分からしたら大きな変化だ。
(以前は無理して食べて、でもはきたくないからぐっと我慢するしかなかった)
ㅤㅤ
直近でも、食べた後帰りの電車に中々乗れず、多くの人が行き交うホームに一人佇む僕。
じっと内側で起こる不快感と対峙する時間。
5本くらい見逃してようやく乗り、電車の中では冷や汗と手先の冷え・震えを味わいながら収束した。
ㅤㅤ
食後1時間。ただ安静にすることで状態は酷くならないとは分かったものの、
ㅤㅤ
こんな状態がいつまで続くのだろうか?
どうしたら楽になるのだろうか?
そんな風に思ってしまう僕がいた。
ㅤㅤ
生きるために必要な「食べる」ことに対して
いちいち気を遣っている今の状況が嫌だって思ってしまう僕がいた。(本当は楽しく気兼ねなく食べたい!)
ㅤㅤ
ㅤㅤ
この2週間での関わりと機会を通して、自分の内面と改めて向かい合ってみた。
ㅤㅤ
・クリニックの医師へ率直な思いを初めて伝えた
・べスリクリニック横浜へ初出勤した
・HSP上映会&講演会の後処理に追われた
・クリニック勤務と合わせてオンラインでのグループカウンセリングを行った
・ディジュリドゥを吹く大きな機会を作った
・取材や学ぶ時間に追われていた
ㅤㅤ
まず、いろんなことに追われている状況なのだから、身体の内側・特に胃腸が収縮することは当然だなと思えた。
ㅤㅤ
さらに、それら一つ一つの場面で、「違う自分」パーツが動いていると分かった。
ㅤㅤ
・クリニックカウンセラーとしての自分
・HSPメッセンジャーとしての自分
・ディジュリドゥ奏者としての自分
・認知的処理が深いモードの自分
・自分のことを話す時の自分
・仕事をこなせる自分
・臨機応変に対応できる自分
ㅤㅤ
これが表面的な自分だとしたら
ㅤㅤ
・弱くて脆くてすぐに疲れる自分
・美しい、綺麗、感動も感じやすいけど
 不快、嫌、気持ち悪いも感じやすい自分
・イライラしてるけどどこにもぶつけられなくて我慢する自分
・できなくて落ち込んで責める自分
ㅤㅤ
が内面の自分。
ㅤㅤ
今までも何百回と感じているはずなのに、どこか忘れてしまう。
ㅤㅤ
向き合っているようで、向き合えていなかったもの。
ㅤㅤ
それが、僕が『 僕自身の存在をめんどくさい 』と思うパーツだった。
ㅤㅤ
ㅤㅤ
食後の不快感をはっきりと感じ始めた2ヶ月前。
そういえばこんなことが起こっていた。
ㅤㅤ
・「この人なら本音言ってもいいかな」と思って言ったら、面倒臭そうな表情をされてゲンナリしたこと
・その時の体調によって気分や意識が変わること
・5秒前に思ったことがコロッと変わってしまうこと
・一度言葉にしたことに対する責任感と変えたいという欲求のギャップがストレスだったこと
・自分が言ったことに対して相手がどう反応するかを鑑みること
・やりとりが上手くいかないことに対して悩んでいたこと
・食べたいものを食べているのに、食べたら途中で後悔すること
・栄養バランスを考えたいのに、それができない自分を責めてしまうこと
・環境に適応しようと意識する項目がそもそも多くて疲れ果てること
ㅤㅤ
挙げ始めたらキリがないのだけど。
ㅤㅤ
そんな自分が 「 めんどくせぇ!!!!!!!!!! 」
お風呂場で思わず叫んだのだった。
ㅤㅤ
ㅤㅤ
細かい自分がめんどくさい。
気になってしまう自分がめんどくさい。
いちいち不快感がでる自分がめんどくさい。
そして今を生きることがめんどくさい。
ㅤㅤ
そうやって、自分に対して投げやりな気持ちを抱いていた。
ㅤㅤ
人に対しては「自分にとっての心地よさを大切に、内受容感覚を味わう」と言っているくせに。自分ができていないから尚更その気持ちが膨らんでいた。
ㅤㅤ
そんな「めんどくさい自分」が、食後のお腹の膨張感や圧迫感になっているのでは?
とふと思った。
ㅤㅤ
試しに、お腹周り・腎臓・脇腹に手を当てながら声をかけてみた。
ㅤㅤ
「もしかしてさ、めんどくさいって思ってる?」と。
ㅤㅤ
そしたら
ㅤㅤ
『 もう慣れっこだけど、面倒くさいよ? 面倒くさいけどさ、それがアンタだからさ。もうそれ前提でやるしかないんだよね。それなのになんなんお前の態度は。面倒くさいのがいやで避けてるだけじゃん。面倒くさい部分はなくすことできないし、一つの部分なんだから、向き合えって!』(こういう時はなぜか関西弁チックになる)
ㅤㅤ
という答えが返ってきた。
ㅤㅤ
ㅤㅤ
その時に気づいた。
ㅤㅤ
ただ、めんどくさい自分を除け者にしてきたということ。
めんどくさい自分と向き合うのが怖いだけだということ。
ㅤㅤ
元々、逃げることや避けることは嫌だから。
向き合わなきゃと思うけど向き合いたくないというギャップが嫌だから。
ㅤㅤ
めんどくさい自分というパーツをずっと避けていたんだなと。
ㅤㅤ
ㅤㅤ
僕の中には色んなパーツがあるだけだ。
ㅤㅤ
・パニック症状が出てくるパーツ
・不快感や不安が出てくるパーツ
・嫌やイライラが出てくるパーツ
・ニキビや乾燥で出てくるパーツ
などなど
ㅤㅤ
パーツの数が多いだけだ。
ㅤㅤ
そう思ったら、今回起きたことはほんの一部分でしかなかったんだ。
めんどくさいと思う自分はほんの一部分でしかないんだ。
ㅤㅤ
それは、他人にとったらどうでもいいことで出す必要もないこと。
こうしてわざわざ言葉にしなくてもいいこと。
ㅤㅤ
ㅤㅤ
でも、この気づきは言葉にしたかった。
ㅤㅤ
嫌な部分だけ意識が向いていたけど
ㅤㅤ
・奥さんがじっと見守ってくれたこと
・一緒に時間を過ごす方が僕という存在を信頼してくれていること
・あなたのおかげで緩んだよと言ってくれる方の存在がいること
・体調が良くなくても、不安定でもいいと言ってくれる人がいること
・1時間食後休みが必要だと言って自分の時間をくれたこと
ㅤㅤ
これも挙げたらキリが無いけど、
たくさんの優しさや心地よいと思えることも沢山ある。
ㅤㅤ
それぞれ外には出さない苦悩や葛藤を秘めながら
今ここを精一杯生きているんだと思った。
ㅤㅤ
ㅤㅤ
僕は僕の身体があって。
僕には僕の価値観・在り方があって。
ㅤㅤ
『 自分は自分で、相手は相手なんだ。 』
ㅤㅤ
この2ヶ月を通して、自分に深く返ってきた言葉。
ㅤㅤ
めんどくさい自分も、自分の大切なパーツ。
ㅤㅤ
食後にいちいち不快感に襲われるのも、自分の大切なパーツ。
ㅤㅤ
ゆっくりと味わいながら、これからを過ごしていこう。
ㅤㅤ
今ここを大切にしながら。
ㅤㅤ
ㅤㅤ
そんな穏やかな気持ちで締めくくります。
ㅤㅤ
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

2021.12.18  宇賀神 亮

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?