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自分の軸の作り方:価値観の明確化とその難しさ

*ここから私なりの軸の作り方に関するお話をしていきます。一先ず無料で公開します。時期をみて有料コンテンツ化をしたいと思います。

自分だけの軸を持つということが大切。

というお話をしました。

では、どのように自分だけの軸を作るのか?ということが

課題になります。

1.簡単ではない、軸作り

実は簡単なようで、難しい!

軸というのは「ブレない、揺らがない」ものです。

コロコロ変わってはいけません。

見かけだけの軸は結構あります。

たとえば、「企業(経営)理念」ですね。

多くの会社、組織では「理念」が掲げられています。

ところが、その理念通りに行動できているか?といえば、

それが見せかけになってしまっているケースが多くあります。

ですから、ある程度、慎重に軸は作らなければなりませんし、じゃ、すぐやろうというものではありません。言ってみれば、

『材料を揃え⇒熟考して⇒固めていく』

という作業が必要になります。

2.軸作りの材料集め:あなたの価値観は?

軸作りの材料集めが必要になります。

軸は、私の中での解釈では、言い換えれば信念であったり、価値観であったり、あなた自身を形作っている核ともいえるものです。

自分自身のこれまでの行動を振り返りながら、自分の軸を作っていく必要があります。

まずは、自分自身の価値観を考えていくことが必要になるでしょう。

若い人(20代未満)の人は、この軸の材料がまだ形成されていない場合が多いと思います。というのもまだ経験が少なく、実績も十分でないですから。

逆にいえば、無限の可能性がある!という事になりますね。

若い人に必要なのはむしろ、色々なことをみたり、経験したりして、自分なりの価値観を固めていくことだと思います。

私も含めてですが、多くの人の価値観(考え方)は、保護者から与えられたものです。

この保護者から与えられた価値観を自分だけの価値観にアレンジしていくという作業がどうしても必要になります。

ブライアン・トレーシーの「大切なことだけやりなさい」(158頁)から引用してみましょう。


「あなたの価値は何だろうか?」

「あなたは何を信じているのだろうか」

「あなたは何のために働くのだろうか?」

「あなたは何のために働かないだろうか?」

「あなたの信念、行動原理とはどのようなものだろうか?」

こうした質問に答える形で書き出していくのがいいでしょう。

3. あなたの価値観は人の共感を呼べるのか?

さて、この質問に答えた後に眺めてみて欲しいのは、

注意が必要なのか、あなたの価値観は人の共感を呼べるものなのか?

という点です。つまり、あなたの価値観を人が聞いて、感動してもらえる、共感して一緒に仕事しよう!と思ってもらえるものなのか、ということです。これは自己啓発本において見落とされがちなことです。

強欲丸出しの価値観を書いてみましょう。

「あなたの価値は何だろうか?」

お金を稼ぐことが大事。贅沢をすること。

「あなたは何を信じているのだろうか」

自分しか信じられない。

「あなたは何のために働くのだろうか?」

お金のため

「あなたは何のために働かないだろうか?」

将来、お金のために働きたくないので、たくさん稼いで億万長者になりたい。

「あなたの信念、行動原理とはどのようなものだろうか?」

お金を稼ぐこと

誤解を恐れずにいうとお金を稼ぐことはとても重要なこと、です。

ですが、お金を稼ぐこと、ことは、自己中心的な価値観である、と誤解されがちなのも、また事実です。

いわゆる利己的な行動原理に結びついてしまう危険性もあります。

矛盾しているようですが、お金を求めれば求めるほど、お金は離れていきます。不思議ですね・・・。

もちろん、仕事はノーギャラでやってはいけませんよ。しっかりとした仕事をして報酬を得る!これが基本です。

共感を呼べる価値観を自分を偽って作る、ということも何だか矛盾しています。ここが軸作りの難しいところです。

またお金だけではなく、ともかく有名になりたい、目立ちたい、という価値観の方も多くいます。これまた共感を得ることは難しいでしょう。


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