私の性暴力被害(社会人)

社会人になってからの性暴力被害の記憶も、「解離」が起きてました。

この性暴力被害の記憶が解凍されたのは、FLOWER DEMO@熊本市を立ち上げ、上野海佑のアカウントを作り、いろいろとカミングアウトしているからだと思います。

突然、思い出しました!

それは、私が非正規というかアルバイトをしてた頃の性暴力被害です。

私は大学の頃から、「送るよ」と先輩や同級生に言われることが多く、その厚意に甘えて助手席に座ると、ほぼ100%の確率で、「ちょっと休んで行こうか?」とラブホテルに連れ込まれそうになりました。

助手席ですから、抵抗するのが難しく、私は何度も車内で大喧嘩をしたり、あまりにも目上の男性だと、やんわりと「家族が待ってるし、私は家族や親族の世話をずっとしてるので、家族が待ってるんです。」などと言って、ラブホテルへの強制的な連れ込みという性暴力被害から逃れてきました。

よって、大学の時は、弟が自家用車を欲しがってたので、私もそれに便乗して、両親に自家用車を買ってもらいました。

それから、大学時代は、私自身が運転手になるので、勝手にラブホテルに連れ込まれることは無くなりました。

しかし、社会人になると(非正規・アルバイトを含む)、社用車や営業車というのに、男女一組で乗ることが出てきます。

その時に、「ちょっと休んで行こうか?」と言われ、強引にラブホテルに連れ込まれそうになったんです。

私は車内で大喧嘩を吹っ掛け、車が停まった時にすぐに助手席から逃げ出しました。

その道路は寂しい所で、私はポツンと一人になり、怖かったんですが、レイプされるよりマシだと思い、遠いバス停までトボトボと歩いた記憶が蘇りました。

国道3号線から見えるラブホテルです。

当時はそのラブホテル一軒だけだったと思いますが、今では複数のラブホテルが建てられていて、私が性暴力被害に遭った時より比較的寂しくない道(国道3号線から入った細い道)になってます。

でもそれは、あくまでも比較的というだけであって、同じような経験をすれば、寂しい道だと感じると思います。

真っ暗な夜なら、なおさらです。

社会人になれば、男女一組で社用車や営業車に乗ることも多々あると思います。

それなのに、ラブホテルに強制的に連れ込まれそうになるとか、「仕事」になりません。

私はその後すぐに非正規・アルバイト先を辞めました。

これが、正社員ならどうでしょう?

すぐに辞めることは難しいと思います。

やはり、家計の問題もありますし、就職活動で大変な思いをして入社した企業であれば、すぐに辞めるというのは難しいです。

そして、今の企業はセクハラ案件の相談を受け付ける部署とかありますが、そこでセカンドレイプ・二次被害に遭う人も多いと聞きます。

「あの人は仕事もできるし、人望が厚い人だから、そんなことをするはずがない! 貴方の勘違いなのではないですか?」

「貴方が女の武器を使って、誘ったんじゃないですか?」

「社用車・営業車の助手席に乗ってる時、足を広げたりしてませんでしたか? 男性の性欲を煽った行動を取ってませんでしたか?」

いろんなあるあるセカンドレイプ・二次被害があります。

どうして、性暴力被害者が、セカンドレイプ・二次被害を受けなければならないのでしょう。

どうして、性暴力加害者は、その性暴力について過小評価され、周りのいろんな人達からかばってもらい、性暴力加害者もその周りの人達は起こった「性暴力」を認めず、セカンドレイプをしてる自覚すら無く、性暴力の記憶を薄めていき、最後には無かったことと「記憶のすり替え」を起こすんでしょうか?

性暴力の無い社会、セカンドレイプの無い社会を作っていきましょう。




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