何のために働くのか【はたらくを自由に】
こんにちは 日刊マガジン【書くンジャーズ】金曜日担当のケンタロウです。
私事ですが、改名しました(笑)
実は「ウエノ」にするか「ケンタロウ」にするか、ちょっとだけ迷いましたが、響きで「ケンタロウ」に決めました。
気持ちも新たに書いていきますので、よろしくお願いします。
さて、今週のテーマは【はたらくを自由に】です。
私は働く理由を考えたり話すことに仕事として関わっているので、今日は「働く理由」から、テーマを語りたいと思います。
採用面接で必ず聞く「働く理由」
私はシステム開発会社で採用責任者を務めていて、毎年、100人近くの学生さんにお会いしてます。
特にインターンシップでは、時間に余裕があることから、「働く理由」を少し時間を取ってしゃべっています。
また、面接では必ず、「何のために働くのか」を尋ねます。
「働く理由」の模範解答は就活対策のハウツーにあるので、ちょっとのぞいてみましょう。
アンケートによれば、学生さんはこのように返しているようです。
・自分のスキルを磨くため
・お金を稼ぐため
・人々を幸せにするため
・社会に貢献するため
実際、私が面接した時も、同様の答えが返ってきます。
私としては、不十分な答え。
例えば「自分のスキルを磨くため」であれば「なぜ自分のスキルを磨きたいのか?」と更に深掘りします。
はじめから「学生時代に体験した出来事がきっかけで、自分のスキルを磨いて、社会に貢献できるような人物になりたいから」と、出来るだけ具体的に答えたほうが、面接官の印象はぐっと良くなります。
念を押しますが、私は必ず「何のために働くか」を質問します。
弊社を志望される方は、具体的な答えを準備しておいてくださいね。
働く目的としての14の価値
人間は何のために働くかを研究した学者さんがいます。
アメリカの心理学者 ドナルド E・スーパーは、「仕事の重要性研究」で、「人間は労働に対して14の価値を見出している」と述べています。
1.能力の活用
自分のスキルや知識を発揮できる
2.達成
良い結果を実感できる
3.美的追及
美しいものを創り出す
4.他愛性
人の役に立っている
5.自律性
自律している
6.創造性
新しいモノやアイデア、デザインを生み出す
7.経済的報酬
お金を稼ぐ
8.ライフスタイル
自分の望む生き方を実現できる
9.身体的活動
身体を動かす機会を持つ
10.社会的評価
成果を認めてもらう
11.危険性
危険な体験をする
12.社会的交流性
グループで働く
13.多様性
活動をたびたび変える
14.環境
仕事をする環境が心地よい
私が重要視する項目は「4.他愛性」あるいは「8.ライフスタイル」です。みなさんどの項目に当てはまりそうですか。
はたらくを自由に
就活の話に戻ります。
最近は「こうでなればならない」の情報が氾濫してて、「働く理由」も面接を突破するための模範解答が簡単に手に入る時代です。
確かに、面接を突破するだけならそれでいいと思うのですが、その会社に長く勤めるにしても、転職するにしても、社会人になってから50年以上働くわけです。
自分なりの働く理由=軸がないと、困難に突き当たった時に、乗り越えられずに心が折れてしまう可能性だってありそうです。
100人いれば、100通りの働く理由があっていいと思います。
就活生の皆さんには、ノウハウに惑わされず、何のために働くか、何のために働きたいかを、自分でしっかり考えて欲しいものです。
働く理由に正解はないし、働いているうちに変わっても構いません。
はたらくを、自由に考えましょう。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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