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いつもそばにある美しき世界

できることなら、綺麗なものだけを見ていたい。つらいことや悲しいことなんて何ひとつ起こらず、イヤなものからも守られて、ずっと夢の中にいるようにふわふわと心地よい、優しい感触に包まれたあたたかいところで、安心してただ眠っていたい。

みんなそれを望んでいるはずなのに、どうしてだろう。現実は、そうじゃないみたい。こんな世界は嘘だ。自分が居るべき場所はここじゃない。還りたい、ここではないどこかへ、すべてが思い通りだったあの遠い世界へ、還りたい、早く。

…的な感じなんでしょかね、最近は。よくわかんないけど。スピ界ではおなじみアセンションも、2012年以降地味にキャンペーン継続中だし。もののついでにさっき『アセンション』を検索したらこのページがヒットしたので気軽に開いて読んでみて、かなりウケてしまいました。

おもしろすぎなんですけど!さすが辛酸なめ子先生。この独自のクールな視点、最高です。特に後半の身体的な変異症状のくだりにツボりました。

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ハッ、ついついまた本来書こうとしてた内容からそれて、違う話題を繰り広げるところでした!てか、実はすでに導入部分で話が渋滞してしまい、もうひとつ別の記事を同時進行で書く羽目になってまして、今これと行きつ戻りつしてる最中なのです。マルチタスクと言えなくもないけど、できれば集中して一気に書き上げてしまいたいのになー。

さて、前回の記事でお伝えしていたように、今回は先日のヒプノセッションでの素敵な出来事についてのお話をさせていただきます。(前回の記事はコチラ⇩「ヒプノって何ですのん」という方はぜひご一読くださいませ♥)

といっても、クライアントさん(仮にAさんとします)には「なんでも書いていいですよ」とありがたいお言葉をいただいてるものの、かなりプライベートかつ繊細な部分なので状況だけを簡単に説明すると、Aさんは夜中に目が乾いて痛みで起きてしまうほどのひどいドライアイに悩まされていたそうです。そして、目が完全に閉じられないためにまぶたの開いている部分がさらに乾いて傷だらけなのだということでした。(※この症状の部分、Aさんにこの記事を確認して頂いたところわたしの思い違いで誤りがあったので修正しました。失礼いたしました。11/17)

もちろん眼科には行ったけど「ドライアイですね」というまぁ予想通りな診断結果しか得られず、「まめに目薬をさすように」という近所のおっちゃんでも言える当たり前の話を聞いて帰ってきただけで、結局原因も不明のまま。お家の事情でゆっくりと休息を取れる時間もほとんどない生活のなか、ずっと目薬が手放せず困っていたそうです。

ただ、先にお話を伺ったところ、Aさんは普段からいろいろなことを思考している方のようで、今回も「ドライアイをなんとかしたい」というよりも、他のお悩みや知りたいこともありつつ「ヒプノセラピーを受けてみたい、自分の過去世を見てみたい」という思いで来てくださってたので、『きっと潜在意識がベストなところへ導いてくれますよ』ということをお伝えして<今もっとも知るべき過去世>のセッションに入りました。

詳細は省きますが、巻毛の男性としての過去世をたどって生涯を終え、中間世と呼ばれるところでその人生を振り返り、そしてAさんはじっと宙をにらみつける自分の目の中に【怒りが燃えていた】ことに気づきました。強い怒りの感情が渦を巻いて燃え盛っている、そんな目。

ですが、「偉い人だから正しいとは限らない、けっしていいなりにはならない。自分の気持ちで生きていきたい」という意思や、過去世から今のAさんへと持ち越した課題とそれをクリアするためにAさんが持って生まれた才能などを確認していく途中で、ふと巻毛の男性に変化が起こり、その瞬間Aさんの目にみるみるとあふれる涙が。長年Aさんの抱えていた問題から自由になったようで、声を震わせながらそのことを話してくれました。

その後、ガイド様(高次の自分)から「自分の中に答えはある」というメッセージと、過去世の自分からの「分けるな」という言葉を受け取ってセッションは終了。何度か涙を流し、感情をかみしめながら進んだ過去世でしたが、こちらに戻ってきてからは目に見えて表情も変わり、ご本人も「なんだ、私ちゃんと涙出るんですね…」とおっしゃっていて、怒りの炎で涙が蒸発してしまっていたこと、その理由なども同時に腑に落ちたご様子でした。

Aさんのご都合で急いで帰らねばならず、ゆっくりとシェアができなかったのですが、後日メールで「あれからドライアイはすっかり良くなって、目が乾いて目覚めることもなくぐっすり眠れるようになりました!すごいよ」とご報告をいただきました。

他にもセッション中に受け取ったものがどんどんと繋がって浮かび上がってきた感情などがあり、翌日はちょっとエライことになってしまったそうですが、これも精神的なデトックスであり、『正しく認識できた時点でその問題は解決に向かっている』という意味でも順調な流れなのですね。(もっとも当人にはしばらくキツイんだけど)

そして、このAさんの過去世への旅はAさんの仲良しのお友達に見守られながら行ったのですが、過去世に登場した大好きなお姉さんだった人がそのお友達だということも判明しました。おかげで中間世の場面で「この人生で出会った人のなかで、今の自分と関わっている存在はいますか?」という質問をした時に、ご本人が答えるよりも先にお友達のほうが『私だ!私があのお姉さんだ!!』と直感して向かい側で号泣するという珍しい事態に。セッション後お二人は改めて感動の再会を果たし、絆をいっそう強めておられました♥

きょうだい

わたしとしても、こんな素晴らしい瞬間に立ち会えて幸せでもあり、ありがたかったです。ヒプノセラピー/催眠療法というからには精神面でのなんらかの変化を起こす目的で取り組むものであり、ヒプノティストの資格を取る際には生徒同士でお互いにセッションを行い合うので、こういった体験には何度も出会うしそれぞれがみんな劇的な変貌を遂げていくんですが、それでもやっぱり毎回静かな感動が深く心に響きます。

特に今回は、精神の変化によって身体に現れていた症状に治癒が起きるという、わたしがつねづね語っていることがハッキリと具現化されたセッションだったので、より背中を押してもらえたような感覚で嬉しくもあり、身の引き締まる思いもあり、でした。

ぜんぶ繋がってるし、わかってるし、ひたむきに向かい合ってるし、越えられる。越えようと、クリアしようと、痛みを抱えながらもがんばって生きてきた。悩んでも、傷ついてしゃがみ込んでしまっても、諦めないで何度も何度もトライするべくまた立ち上がってきたんだ。

たとえボロボロになっていても、深い傷を負っても、今度こそはと起き上がり続ける、その姿こそが美しい。いま生きているわたしたちは、そんな挑戦者たちの光り輝く積み重ねの結晶なのだから。

ここにいるためだけに 命の全部が叫んでいる
涙で出来た思いが この呼吸を繋ぐ力になる
いくつもなくなったあとに 強く残った ひとつ残った
(「BUMP OF CHICKEN/ファイター」より抜粋)

そして、生きてさえいれば、必ずその時は訪れる。だって、自らの傷が自分自身によって癒やされるその瞬間にすべてをかけて、この世界に身体を持って生まれてきたんだもの。10,001回目の奇跡を起こすために。

ちなみにこれは地球次元の話で、少し前に書いたけどそこを達成したら今度はもう少し枠を広げた別のテーマが現れてくると思われます!視界がひらけたら、当然見えるものも変わってくるのだ☆日々精進なのですわ。

ちょっと前までは、この現実世界から脱走したらそれなりにボンヤリと「しょうがないな~、次でどうにか挽回しなさいよ?」って感じでやりなおしのチャンスもあったみたいなんだけど、もうそれはなくなったらしいんだよね。今の自分の人生がすべてですってこと。しびぃ。

結構タイトではあるものの、逆に言えばひとっ飛びに追い込みをかけることも可能なわけで、ラストスパートをディープインパクトさながら華麗に駆け抜けるのもそれはそれで爽快じゃあありませんか✨

それにはとことんハートを磨くっきゃないんだぜ、皆の衆。目ン玉かっぴらいて、大地をしっかり踏みしめて、身体の中心にいっぽんスッとした軸をととのえて、あたまのてっぺんからつまさきまで気持ちよくおっきな声出して、みんなで一緒に魂震わしていきまっしょい!

お福分けのひとしずくをありがとうございます!この波紋を大きく広げていきたいと思います。