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#94 見えている行動が全てじゃない

こんばんは。岡山市南区植松、荒神社さん隣にある、うえまつ保育園・うえまつフリースクール、代表の横山です。

先日、フリースクールエリアとなる2階の和室を整理しました。個人的には、畳なのでゴロゴロしたい!ということで、漫画喫茶のような感じで、リラックスしながら読書できる空間をイメージしています(´ω`)来られるお子さんと、どんな空間が良いか、一緒に考えていくのが楽しみです( ´ ▽ ` )

それでは本日のテーマ『見えている行動が全てじゃない』で、最近、横山の周りで起きたエピソードをお伝えしたいと思います。

見えている行動が全てじゃない

年長のお子さんのエピソードです。そのお子さんは、お友達と2人で、大きなブロックを使い、おうちを作っていました。

2人で柱を並べ、屋根をのせ、ちびっこ大工さんたちの連携はとてもスムーズに見えていました。が、しかし、ある一言がきっかけで、家が破壊されることに。

『なぁなぁ、〇〇くん。外にガレージ作ろうで〜。』

それを聞いた〇〇くんは
『うるせー!俺はせん!(やらない)この窓を壊すんじゃあ〜!』と今まで作っていた家に蹴りを入れ始めました。

※岡山弁でそのままのセリフを採用しています。


劇的ビフォアアフターなら最悪の展開です。『何ということでしょう。』というナレーションが確実に入ります。


みなさんは、なぜ〇〇くんは、家を破壊し始めたと思いますか?


〇〇くんに、どうしたの?と色々話を聞いていくと、理由が判明しました。


ガレージが何なのか分からなかった


理由はいたってシンプル。分からないから困ってしまっていた〇〇くん。
屋根がある駐車場。車を停める場所だよというと、彼は家に蹴りを入れるのをやめ、再びお友達と家づくりに戻ることができました。

一見すると何の理由もなく突然暴れ出した、という捉え方をされるかもしれません。〇〇くんは、困っていたことを、その場で相手にわかるように表現するのが少し難しかったようです。『分からない』ということを、認めるのも嫌だったのかもしれません(´ω`)

これは、どんなことにも言えるのかもしれませんが、行動だけではなく、その背景や原因を探ろうとする視点が、とても大切であるということを改めて感じたエピソードでした( ´ ▽ ` )




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