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4th “ugh yoing” (2002)

“ugh yoing” (NUCD1950)

01 Puffy 2:55
02 Kronjong Mom 10086 5:28
03 Ugh Yoing V.1 4:41
04 9r Gjrou Er? 7:00
05 Kronjong Dad 3:54
06 Kinkaku-Ji (Dimple) 4:22
07 Huller 4:19
08 Nuit Gum 3:44
09 Dop Jod 4:24
10 Ghost 5:32
11 Burcu 3:36
12 Ugh Yoing V.0 4:20
13 Persuit Obsession 4:28
14 Wa Bitchmore? 2:35
15 Sirocco 4:11
16 Moni (Ca) Tor 1:58

「お前の金閣寺に火を放て」――を合言葉にエレクトロニカ、ヒップホップ、オリエンタル・ムード音楽、ブレイクビーツ、エキゾチック音楽、浪曲や島唄などを瑞々しくカットアップしたSatanicpornocultshopの4枚目となる新作。あらゆる同時代的な音を咀嚼しながらも、どんなアーティストとも決してリンクしないカテゴリー不能な異様な世界を構築。あらゆる可能性と、巨大な矛盾を孕みながら、転がるように西海岸のエレクトロニカを含むアメリカ音楽への徹底的な反逆を試みる。憧憬と失望、官能と裏切り、ドッペルゲンガー。
[ugh yoing]とは辺境に生を受けたものの言葉にならない怒りの言霊。美しいと信じていたあの国に火を放てと、眠れる本懐を囃し立てる危険な呪詛。
欧州のノイズ・シーンで活躍するGoverment Alphaや香港のノイズ・アーティストXper.Xr.等をゲストに迎え、彼らの暴力的なサウンドを切れ味の鋭いブレイククビーツの中に放ち、極めて耽美的なエレクトロニカを生成している。

サタポ、4枚のアルバム。この作品から一般的にイメージされるサタポのスタイル、所謂「ブリコラージュヒップホップ」になります。

このアルバムを制作する前に、全メンバーが入れ替わっています(!)。公式の説明を引用すると…

2001年、Alan Folkroeが事故で死亡、続くGhammehucheの脱退に伴い消滅する。
数か月後、meu-meu(ビデオ・オブジェ製作・パフォーマンス), es(シャハナイ、ターンテーブル), ugh(エレクトロニクス、MC)、vinylman(ターンテーブル)が加入。実質的にメンバー全員が入れ替わり、音楽的にも以前の歪なコラージュを基軸としたものから、エレクトロニカ、Wired Hip Hopと呼ばれるビートの強い傾向にシフト。また、meu-meuが手がける映像、絵画、オブジェ、ughが手がけるブリコラージュ・アートなどにより音楽だけにとどまらない総合的な表現形態に発展していく。   

3枚目までの構成メンバーだったAlan FolkroeとDJ Ghammehucheがサタポを去って、新規で現在につながるメンバー4人が加入したとのこと。え?

しかしCDのブックレットにはおもくそAlan Folkroeと書いています。…要はこの辺のキャラ全部ugh氏なんですが、この作品で一旦仕切り直しして再スタートした、という事だと思われます。

作品タイトルも、現在ughのフルネームとされる「ugh yoing」です。ソロ作品なのかユニット作品なのかややこしいですが…。ちなみに上記の引用にもありますが、ughは発声できない言葉らしいので名前を呼ぶときは「ユージーエイチ」とアルファベット読みする人が多いです。

ughソロおよびゲストとのコラボ、という今までの構成から、パーマネントのメンバーによるバンド体制に以降したサタポ。音楽的にもガラッと変わり、痙攣したエディットとTR-909やブレイクビーツに頼らない個性的なドラムキットを基調にしたスタイルになります。

この辺の経緯はあまり知らなかったんですが、普通に2001年前後に流行った「グリッチホップ」の手法にモロに影響されたから、との事です。
代表的なのはPrefuse 73の「Vocal Studies and Uprock Narratives」(2001)

Akufen 「My Way」(2002)なんかもチェックしてたようです。こちらもカットアップの手法ですがハウス寄り。

Nu Nulax Nulanでは、8月10日、Satanicpornocultshopのこれら活動を総括する11本目の杭「ugh yoing」を打つ。従来、異形の黄金コラージュ音楽を秘技としてきたSatanicpornocultshopだが、今回は極彩色の構造改革を経て、大幅にスタイルを変容。所謂、近未来型切り刻みHipHopエレクトロニカに影響されまくった「kronjong mom」「ugh yoing」「wa bitchimore?」「ghost」をはじめとし、Xper.Xr.、S.Isabella、GovermentAlpha、Electric Cafe、阿僧祇1905、*S、DagShenMa等のコラボレーションを網羅。

「kronjong mom」は hot-en-tot apron 名義の1stの曲。この曲は何度もリメイクされています。
「ugh yoing」はGovermentAlphaの別ユニットS.Isabellaの曲のサタポリミックスをベースにしたもの。

カレッジ・チャート・ジャパンの運営するStylusから、ホッピー神山氏選曲による日本のエレクトロニカ・コンピレーション「Stylus#3」にプレ・フューズな新曲「ugh yoing」が収録されている。同コンピレーションには他にもSaboten、Hnayo、L?K?O、Fanta、YukoNexus6、Phew等を収録。

「wa bitchimore?」はワラビモチ愛好会によるコンピレーションCDに提供した曲。
「kinkaku-ji」はdagshenma の1st "+81" (neji-61) 収録の「dimple」をベースに制作。
「brucu」はElectric CafeことFranzとの共作。

「ghost」は「zero landmine remix」の企画(改めて書きます)での*sの楽曲のリミックス。

「Moni (Ca) Tor」はvo.にXper.Xr.が参加。

このアルバムにはアウトテイク集が存在します。リリース的にはその裏アルバムが先に出て、それから本作が発売されています(ややこしい…)。

“Sirocco” [inprinting north release] (INR-022)

01 unipue skeleten / 1曲だけの子守唄 Live
02 月を愛でる子 v.1
03 b poq d
04 ugh yoing Live
05 jerusalem
06 yo ho
07 DJ椎茸&DJ迂gh / moni(ca)tor remix
08 Ocicco P
09 mind circus remix
10 DJ椎茸&DJ迂gh / Huller? remix
11 poi 8 bnoo
12 革命について remix
13 kiss remix
14 ヨ ヨ ヨ
15 Electric Cafe / kronjong mom remix
16 DJ椎茸&DJ迂gh / hissnoisadelic blue v.0
17 マリリンモンローノーリターン remix
18 unipue skeleten / 花 Live

阿僧祇1905主宰のinprinting north releaseからソロアルバム「Sirocco」をリリース、訳して「うっとうしい熱風」。内容は、今夏Nu NuLAX NuLANよりリリースされるニューアルバムのアウト・テイクおよびリミックス集。
Electric Cafeによる「kronjong mom」remix、別テイク、阿僧祇1905の「月を愛でる子」、UniversalSoldier「革命について」のremix、3月30日ギャラリー藤原で執り行われた実況録音等。また、関連はないが、のろし侍団・ユニープスケレテンの新曲「花」および「1曲だけの子守唄」もなぜだか収録。

inprinting north release、通称INRとは阿僧祇1905こと、当「サタポ専科」にたびたび登場するオノデラジュンペイが、当時BUBBLE-Bと共同運営していたtoy labelと並行して運営していたセルフレーベル。

阿僧祇1905の「月を愛でる子」という曲のサタポリミックス、その別versionが改題して「Sirocco」になりました。元々アルバムタイトルだったのがいつの間にか曲名になったとの事。

"ugh yoing" (NUCD1950) of Satanicpornocultshop was released-this is 4th album.

―Track [Moni (ca) tor] was short but very sweet, much to my surprise. 2 mins of psychedelic noise funk! (Xper.Xr., England/Hong Kong)

―So wonderful, not scary for sayind Satanicpornocultshop is the best...(Radio Beton 93.6/electrons libres, France)

―I have to admit that this CD truly kills ! It a mixture a weird hip hop with this high hability that Alan Folkroe has to transform any sound or visual source, with an abstract collage technique, in highly musical and sensible pieces. Those guys are from Osaka and this CD has just been release on their own label Nu NuLAX NuLAN. A French guy who lives in Osaka since few years joined them in the band, he's Colas! Bonjour!
The gorgous cover artwork gold / pink / feather diverts some mass media icons as Breatney Spears or Dior perfume ads to create an absurd, but brillant, wrapping for this great album.
You can notice that I put one song of Satanicpornocultshop on the (today sold out) Batofar Cherche Tokyo compilation. Isn't that called "good nose"? (Frank, Sonore Records, France)

―I enjoy a lot!! Great cover!! I played track number 3 at Dragibus Sound Syssstem last saturday!!!(Franq de QUENGO, Drugibus, France)

―I have listened to it all the way through twice. i did know you before from a track on a com.a remix cd. i thought this new cd was ok. there were some pretty cool tracks (especially like tracks 1, 2 and 10) and some good ideas
flying around. (Dave Howell, FatCat Records, England)

meu-meu こと Cholas オーガナイズの「漂うシリーズ」。2002年に3回開催された。