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Amazonで本が入荷制限で品切れの理由と買えるネット書店について

Amazonで本の品切れが増えてきました。

コロナウイルスの感染拡大で生活必需品の

売れ行きが拡大し、こちらを優先したためです。

Amazonはそもそも、本を売ることから

スタートした企業です。

それなのに本をないがしろにするのか?

本は生活必需品ではないのか?

という声をあげるひともたくさんいます。

また、出版社は情けない!

Amazonに抗議して本を入荷するように

交渉できないのか?

という声もききます。

私は出版社でAmazonとの交渉を10年間

やっていました。

この経験から言い切れることは、

最大手の講談社や小学館がなにを言っても、

Amazonの決断は変わりません。

私自身も大手出版社にいて、

かなりタフな交渉を何度もしました。

金額の交渉や品切れ本についてです。

まだAmazonが渋谷にあった時代、

品切れについて夜遅くに抗議をしに

行ったこともあります。

どんな行動を起こしても、

Amazonは原理原則で動いています。

今回の本の品切れについても、

データから導き出した結果でしょう。

本の売れ行きもコロナ禍により伸びていますが、

日用品の方が本以上に伸びていたのです。

お客様は「本より日用品を求めている」という

ことをデータから判断したのです。

この結果から、本の優先順位が下げられました。

また、Amazonにとって本の利幅が小さい、

ということも関係しているでしょう。

データから「お客様のため」に

必要なのはどのカテゴリーの商品なのか?

ということを導き出しての結果です。

本の品切れ状況は、数か月先まで続きます。

解消するためには、

Amazonの倉庫が大きくなり、

人員を増やすしかありません。

倉庫の拡大が日用品の需要増に追いつくことは

考えられません。

出版社にとっては厳しい状況ですが、

それはAmazonで本を買っている人に

とっても同様です。

では、Amazonで品切れの場合はどこで

買えばいいのか?

他のネット書店を使いましょう。

理由があります。

出版社が本を作り、取次(問屋)が

各ネット書店に商品を供給します。

この取次の業務は止まっていないのです。

つまり、出版社に本の在庫があって

ネット書店から注文があれば、

在庫が補充されるのです。

本を専門にあつかっているネット書店を

使いましょう。

取次のトーハンが運営しているe-honは

2,000円以上の購入で送料無料です。

丸善ジュンク堂書店のhontoは

3,000円以上で送料無料。

楽天ブックスも忘れないで確認しましょう。

Amazonに次いでのシェアがあるネット書店です。

楽天はいろいろな業者が出品しているので、

ちょっと探しにくい場合もありますが、

Amazonで品切れしていても

買える場合がけっこうあるのです。

新品にこだわらなければ、

Amazonのマーケットプレイスで

古本を購入できます。

また、電子書籍を使ったことのない人は

これを機に利用してみるといいかもしれません。

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