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「サニーバンク」の名前の由来

本日は、弊社サービスである、障害者専門クラウドソーシングサービス「サニーバンク」の名前の由来について少し書こうと思います。

実はこのサービス名、ビジネスモデルがかっちり決まった瞬間に頭に降りてきました。まるで雨上がりの雲の隙間から光が差し込み、天使が舞い降りてくるかのように。

すみません、盛ってます。

盛ってますが「サービス名どうしよう?」となってから5分もかからなかったのは事実です。


まずは障害者の現状から少しお話します。(数字的な部分はすべて割愛します)

障害者の方々はオープンで就労している場合(障害者枠で採用されている場合)や、A型B型といった就労継続支援事業所で働いている場合の多くは「誰でも出来る仕事」をしている場合が多いです。

DMを送るためのラベル貼り、某国会でも話題になった1日中シュレッダーするだけの仕事、オフィスのゴミ箱からゴミを集めてくる仕事、手書きアンケートの文字起こし等、こういった単純作業の仕事をしている方も多いです。

こういう仕事が「悪い」と言っているのではありません。皆さんも予想がつくかと思いますが、報酬は極めて低いです。

そして、さらに多くの方がいろんな事情で就労が継続されなかったという事実もあります。

通勤のストレスが日々積み重なって病状が悪化してしまった人。社内でのコミュニケーションがうまくとれずに心身に異常をきたした人、体調に波があり休暇が増えたタイミングで雇い止めにあってしまった人、いろんな事情で仕事を辞めてしまった方がいます。

そして、こういった理由で辞めてしまうと、復職する際に「同じ原因でまた辞めてしまうのでは?」と、復職する勇気がなかなか持てません。

このような「働きたくても働けない」という人がたくさんいます。

そういった方に仕事を割り振ることができないかな?と思ったのがきっかけです。

ただ、先に話したような単純労働ではなく、何か付加価値が出せないか?それがないと先細りになってしまう、と考えました。それで高付加価値、高報酬の仕事を集めることにしました。

例えば、目の見えない方で、日頃から点字を読んでる方は指先が鋭敏です。その鋭敏さを利用して、今治タオルの品質管理をされてる方もいらっしゃいます。また、目が見えない分、聴覚が敏感となり、音質調査の仕事をされてる方もいらっしゃいます。

発達障害の方は、こだわりが強い方が多く、それがコミュニケーションに悪影響を及ぼすこともあるのですが、そのこだわりを利用することで、砂糖や小麦粉などの分量や味にこだわりのあるケーキ屋さんをされてる方もいらっしゃいますし、弊社でも文字フォントを300種類以上見分けられる方が1ピクセルのずれも許さないこだわりで名刺作成をしたりしています。

このような能力は健常者が普通の生活をしていてはなかなか身に付かない能力です。

つまり高付加価値です。

高付加価値であれば多少仕事に時間がかかっても、多少体調に波があっても、「他の人には出来ない仕事」なので差別化は可能です。

そういう能力のある人を集め、そういう能力がなくても「障害者だから出来る仕事」を探して、それらを提供できれば、それは強烈は「武器」となりえます。

そういう意図でこのサービスを始めました。

障害者の「目が見えない」とか「知能が低い」といった出来ない部分( Shade-side : 日陰 )で仕事を決めるのではなく、「指先が鋭敏」とか「こだわりが凄い」といった得意な部分( Sunny-side : 日なた)で仕事を決めよう、そういう仕事のデータベース、人材バンクを作ろう、ということから、SunnyBank (サニーバンク)と名付けました。

登録いただいた方の中には、本当に魅力に溢れた方が沢山いらっしゃいます。ものすごいスキルの持ち主の方もいらっしゃいます。もちろん自分の得意が何か分からずに探してる方もいらっしゃいます。弊社もまだまだサービスを始めたばかりなので見つかってない宝の山も沢山あると思っています。

いろんな方との出会い、いろんな新しい仕事との出会いにワクワクしています。

是非、サニーバンクにご期待ください。

周りに障害者がいらっしゃる方、是非サニーバンクをご紹介ください。

今後ともよろしくお願いいたします。


というところで、今回はここまで。



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