君は丸十を知っているか

とにかく超美味しい丸十に出会った。丸十とは、天ぷら用語でサツマイモの天ぷらのことである。

髪を切った後、代官山をぶらぶら駅まで歩いていがところ、すごく気になる「いも」の暖簾を発見。入ると、丸十や、丸十が乗ったソフトクリームを扱っている、丸十専門店。試食の天ぷらに一口食べると、とんでもなく劇的に美味だ。

さっそく、丸十が2切れも乗った「塩そふと丸十」（￥650）を注文。こちらももちろん、素晴らしく美味。丸十の芋とは思えぬ甘さと塩ソフトの程よい塩気が合わさると、得も言えぬ幸せな味がする。

それにしても、しみじみと尋常ではない美味しさ。よくよく丸十の見本の箱を見てみると、「Tempra Motoyoshi」の文字が。そう。ここは、予約が取れないで有名な外苑前のてんぷら屋、「本吉」の店なのだ。

あまりに美味しいので、代官山に髪を切りに行く際には絶対にソフトクリーム尺も計算に入れてスケジュールを立てるし、本家の本吉の予約を取るべく、予約電話戦争に打ち勝ちたいと決意したのだった。しみじみと食欲は増すばかりである。秋だから仕方ないか…