『奇妙な友情』のバランスの妙が光る/マンガ「カラオケ行こ!」【ネタバレあり感想】
今回読了した「カラオケ行こ!」(以下「カ!」と記述)の作者・和山やま先生の別作品「女の園の星」を読んだ時にも感じたことですが、ブロマンスとBLの境界線上でのストーリー展開や表現のさじ加減が非常に巧みでいらっしゃる。
「女の園の星」を例にとると、シュールギャグ色が濃く一見普通の学園コメディ作品にも映るのだけれど、主人公である星先生の同僚・小林先生の言動の端々に、星先生への矢印が薄らと見えなくもなかったりするんですね。
ただ、『必要に応じてスパイスを足せる味付けの余地』と形容する