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【エッセイ】リモート収録奮闘記 10

内山昂輝のオドリバ

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なんだってノスタルジー

 そもそも自分は音とか音質というものにはあんまりこだわりがなかった。音楽はそれなりに好きだけど、一番に優先される趣味というほどではない。両親が大学時代にバンドサークルにいた関係か、小さい頃、つまりは90年代にライブハウスへ連れて行かれた。おそらくアマチュアバンドが集まるライブだったのだろう。今思えば、あれはそこまでの爆音ではなかった気がするが、子供は大きな音が苦手なので、音がうるさくて楽しくなかった。さらに実家には両親の大学時代の友人たちがたまに訪れては酒を飲み、夜遅くまで馬鹿話をしたり、大きな音で音楽を流したり、そのまま帰らずに雑魚寝したりすることもあったから、みんな良い人たちだったけど、なんだかそれも居心地が悪かった。そういう経験から音楽やライブに興味がなくなっていった気もする。あとは父の趣味でリビングに5.1chのサラウンドシステムがあったので、子供からしたら遊ぶとき邪魔だったし、彼が大きな音で自分にとっては興味のない映画を観ているのもうるさく感じた。まあ、なんでも幼少期の体験が原因と考えるのはよくないことだろうけど。

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