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ホンモノ算数

イベント運営学校の授業で繰り広げられた参加費の設定。

まずは、運営費に何がかかっているのかを考える。
その運営費の1つでもある会場費。
会場費っていくらするんだろうか?


そんなことも考えながら、ホンモノ社会と関わる子どもたち。
そして、運営費にいくらかかるかを押さえた上で、今度は参加費の設定を考える。

もし、500円で参加数が
6組だったら?
7組だったら?
8組だったら?
9組だったら?
10組だったら?

それぞれのいくらの収入があるかを計算する。
2年生が今回2人おり、まだかけ算はならっていない。
ただ、この考え方をしっかりと押さえて、体験しておくことで掛け算の概念が出来上がっていく。


九九を習っている3年生以上は確かに素早く計算できる。
ただ、参加数は変数。
式で表すと
500 × X(えっくす) ー 経費 = 寄付金額
という高学年レベルの内容です。

もちろん、こんな式を見せているわけではないが、
子どもたちの頭の中で、自分で式をつくっている様子が分かる。
500 × 参加数 をしてからそこから経費を引いています。 
そしてそれが寄付金額になることを理解しています。
#生きた体験

「もし8組の参加者だったら寄付できるのはいくら?」
「じゃあ9組だったら?」
さらには
「参加費が800円のときは?1000円のときは?」



とにかく、いろんな可能性があることも知らせる。
定員が埋まらないこともある。
風邪を引いてキャンセルになることもある。
これは、学校の算数では習わない。


そんな可能性を考えながら、子どもたちが設定した金額は
一家族1000円

これは、話し合いのときに、
前回のイベント運営学校で受付を担当した子の運営側目線もあれば
参加者目線の発言も見られ、面白い話し合いでした。

最後のふり返りでは
「こんな算数の勉強ならいいなぁ」という言葉を伝えてくれました。
学ぶ目的が分かれば、主体的に取り組めますね。

お疲れさまでした。
たくさんの参加者に来てもらえるとうれしいね☆


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