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ホームレスから一年ちょっと経ちました③

多くの方に助けれられ去年の6月から民間のアパートを借りて住んでいます。
ちょうどその頃に煙草も辞めました。
7月末から生活のためにアルバイトも始めました。
アルバイトをしながら絵を描いた絵本が今年の5月に出版されました。

絵本は、僕のデビュー作でもある『シロと歩けば』というマンガの中のひとつのエピソードです。

ライムスターの宇多丸さんがそのエピソードのことを色んなラジオでお話してくださっていました。
最初に聴いたのは今から八年程前でした。
『シロと歩けば』を絵本にしたいとは以前から考えてはいたけど、宇多丸さんのお話を聴いて「絵本にするならこのエピソードしかない!」と思いました。

だけど『シロと歩けば』のマンガの要である「読者には犬のセリフも人間のセリフ読めるけれど、マンガの中の人間には犬が考えてること(犬のセリフ)がわからない」という構造を絵本でどうやって展開したら良いのか? 小さな子どもにもそれがわかる様に出来るのか? というところでずっと足踏みしてました。それは僕にとっては絶対に崩すことの出来ない構造だったからです。
だけど今回、枡野浩一さんがマンガの内容を全く変えずにその構造をリセットする様な文章を書いてくれました。そのおかげで『シロと歩けば』を絵本にした『シロのきもち』が実現することになりました。

そして今、ホームレスになりながらも生活保護を断念してやった個展の場所に今また居ます。

同じ場所に一年ちょっと経って戻って来ました。

良かったら観に来てください。

内田かずひろ個展 シロのきもち

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