痴漢する腕はちょんぎられちゃえ
私はメンタルが強い。とよく言われる。家庭環境の影響か小さい頃からわりと。
まぁたしかに人よりは強いだろう。まぁ当たり前だが公私はもちろん分けるし、物事をあんまり引きずらないようにしている。そう言えばこんなこともあった。
思い返すこと4年半。高校1年生の5月。部活を終えて夜道を歩いてた。その日選んだ友達の誕生日プレゼントをぶら下げながら。家の前に着いたのも8時半くらいだからそこまで遅いわけじゃない。
いつものように家の鍵を開けていた。そしたらふと後ろに気配を感じた。振り返ると知らない男が立っていた。気づくと私は襲われていた。
訳が分からなかった。家に着いた瞬間なんてどんな怖いゾンビ映画でも安心する瞬間じゃないの??え??
本当に怖いと思ってる時上手く声が出ないっていうのは本当だった。かろうじて叫べただけど自分が思ってる声が出せなかった。家の前がまだ営業中の引越しセンターだったから、そこのお兄さんが気づいて駆けつけて助けてくれた。
その日は家に誰もいなくて急いで家に入ったけれど震えが止まらなかった。
母が帰ってきて警察に事情聴取されてその日は明け方3時半まで警察署にいた。
実はこの時期、私は1年生ながらにして吹奏楽コンクールのオーディションに合格しメンバーとして練習をしていた。私の頭はこの事でいっぱいだった。
「出れない人もいる中で休んでられない」
こう思った私もさすがに馬鹿だ。あれだけ怖い思いをして3時半まで警察にいたのに、5時間後の8時半から何事も無かったように練習に参加しているのだ。
アドレナリンのせいもあったんだと思う。自分が無敵になった気がしていた。なんにも怖くなくてむしろ昨夜の出来事をその日に笑い話にできるくらい。周りのほうが内心笑えてなかっただろうが(笑)
ここまで来ると私のメンタルの強さはダイヤモンド級である。
でもしばらく日がたってから気づいた。
背後が異常に気になる。足音が怖い。身体や感覚は正直だった。それに気づいてから夜道を1人で歩けなくなった。結局その後の数ヶ月は車で送り迎えをしてもらった。後ろに友達が立っているのも正直怖かった。
4年半たった今でもその恐怖はうっすらと残っている。1人で歩いてる時は後ろを何度も振り返るし、家の鍵を開ける時は周りに人がいないことを確認する。友達が後ろから脅かしに来た時も脳から何かが落ちたような感覚になる時がある。
いくらメンタルが強いと自分でも信じてるとはいえ、感覚的な恐怖はなかなか断ち切れないもんで。
だけど私の中ではこれが一番怖いから、それ以外のことは頑張れちゃうわけで。
怒られたなら努力をすればいいし、次に活かせばいい。上手くいかなかったら方法を考えて試せばいいんじゃない?ってなる。
実はこの事件ですら活かされていて、その後2回ほど警察沙汰に匹敵する事件に巻き込まれているがその恐怖にすら打ち勝つメンタルを作ってしまったのだ(笑)
別にこの考え方を強要するつもりでこれを書いているわけじゃない。体験してることなんて人それぞれだし、むしろこんな怖い思い人にして欲しくない。
頑張れる量もメンタルも人によって全然違うから、なに嫌なことがあって切り替えられい人がいてもしょうがないよなとも思っている。
ただ一つ言いたい。痴漢や強姦などは恐怖をうえつける。外傷は残らなくても脳はその感覚を覚えているし完璧に消えることは無い。一時的忘れても何かの時に思い出す。
私の時に捕まった犯人は逮捕されたけどそれも暴行罪として出し、きっと今も呑気に暮らしてるんじゃないかな。(いやせめてわいせつとかもっと気持ち悪るがられる罪名になれよ!笑)
世の中のニュースを見ていて気の毒になることが沢山ある。被害者に優しくないなぁと思うことも沢山ある。
それを見る度私は思う。
そんなヤツらの腕やアソコなんてまとめてちょんぎられちゃえ〜〜〜
心の中で思ってるだけね😌
今回はめちゃめ今日歩いていてちゃ長い。思い出したから書いた。読んでくれた人、心配してくれた人はありがとう。不快になった人がいたらごめんなさい。
ちなみに今は元気だしこの話もトータルで笑い話にできるから大丈夫。これからも強く生きるぞ〜〜〜
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