『羽田空港新ルートに意外な壁』

 今年の春から運用が開始される羽田空港の新ルートが話題だ。都心の上空を旅客機が翔ける姿はダイナミックだが住民は威圧感と恐怖を感じる。もし墜落したら? ビルに衝突したら? 人々が気もそぞろになるのは仕方がないことだろう。ところがこの新ルートの運用開始の直前に思わぬ壁が現れたのだという。

 港区立大品川高校に通うジャイアントマン君こと田中均一(たなかひとし)君だ。ジャイアントマン君は受験のストレスと放射性座薬の相互作用により不安が大きくなるほど肉体が巨大化する特異体質を得た超突然変異種(スーパーミュータント)の一人だ。

 ジャイアントマン君は通常身長1.5mの平均的な少年だが、緊張感により肉体が巨大化してしまう。期末試験の際は難問に突き当たると肉体が巨大化して教室を突き破ってしまうことから中庭で試験を受けるようになったという。 

 また、昨年末頃からクラスにいるだけで緊張感が増しているらしく常時1.8~2.0mを維持。超突然変異種の専門家は「恋じゃな」とコメントを残している。

 そのジャイアントマン君が高所恐怖症と杞憂を併発したのが2020年の2月に入ってからだ。羽田空港新ルートを試験飛行する旅客機を見ているうちに「街に落ちてくるのでは?」「手が届くのでは?」「あたまにぶつかってしまうのでは?」「巨大化すると頭の位置が高くて怖い」「あたまにぶつかってしまうのでは!?」と恐慌に陥り、巨大化を制御できず一時身長は160m級まで到達したという。

 降って沸いた杞憂に悩まされるのは古代人も現代人も同じであるというのはほほえましいが、家族にとってはたまったものではない。ジャイアントマン君の両親は東京都を相手取り新ルートの差し止めを提訴。近く最低裁判所で審議が行われる見通し。続報をお伝えしたい。


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