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U Share 創業メンバー対談(前編)

U Share

こんにちは、U Share広報担当です。
今回は、創業メンバー対談(前編)ということで、それぞれのバックグラウンドや、創業のきっかけ、U Shareにかける想いなどについてお話しさせていただきます。

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(左から)大江 太人 取締役 / CSO  一級建築士
上田 真路 代表取締役社長 / CEO  一級建築士/不動産投資
井上 貴文 取締役 / COO  米国公認都市プランナー

創業者メンバー自己紹介

上田:はじめまして、U Share代表の上田です。元は完全ドメドメな建築家ですが、留学を機に言語や文化、分野の壁を越えた世界に身をおき、自分自身も大きく変わりました。人は誰とどう住むかによって考え方や人生が変わることを体験したので、そういった場づくりを目指しています。

井上:こんにちはU Share 共同創業者の井上です。『多様な人々が生き生きする都市空間、コミュニティの創造に寄与する』が私のミッションでして、そのミッション達成の一つのツールとしてU Shareという場づくりに取り組んでいます。

大江:はじめまして、共同創業者の大江です。私も上田と同じ建築家ですが、アメリカでの留学経験を経て、建築が作る場とその中で起こる学びが融合していくことの可能性を感じました。海外で学んだ経験をU Shareのメンバーに還元していきたいと思っています。

「時間」と「空間」をシェアするデザインの仕掛け

井上:Facebookがハーバードの学生寮から始まったのは有名な話ですよね。ご存知の方も多いのではないでしょうか?

社会を大きくリードする人物が夢を語り、仲間を見つけ、世にその素晴らしいアイデアを広めるきっかけには、「時間」と「空間」をシェアするデザインの仕掛けがありました。

そして、私自身もそんな経験をしました。

私はGSD Gund Hallで不動産学科に在籍していた上田と出会いました。彼は建築、不動産と金融のバックグラウンド。私は都市計画・デザイン、コミュニティ、金融といった異なるバックグラウンド。

お互いがパッションをシェアし、異なるスキル、アイデアを持ち寄り、U Shareがスタートしました。

それから時には上田のファミリー・ハウジングのラウンジで、時には私の寮のコモンルームで語り合い、トライ&エラーを繰り返しながら、連日連夜U Shareの構想を練り上げていきました。

どんな仲間と、どう住まうか?

上田:私たちは「どんな仲間と、どう住まうか」が非常に重要であると考えています。私たちU Share創業メンバーは米国や英国への留学、ドミトリーでの生活体験があります。世界中から集まるグローバル・タレントとの共同生活では英語という共通言語と、各々の個性を活かした刺激あふれる時間と場を共有でき、自身の成長を想像もつかないレベルへと持っていくことができました。

大江:私も留学中はキャンパスの中に住んでいて、自分の部屋に友人を呼んで一緒にワークをしたり、寮のラウンジで寿司パーティーなどのイベントを開いたりしていました。住む空間を共有することで心と心が繋がっていくスピードが格段に速まったと感じています。留学から得られるものを最大化するためには、仲間とどのような距離感で一緒にいるかという観点はとても重要だと思います。

Shareすることで互いに成長できる、そんな世界を創っていきたい

井上:そんな自身の原体験から、私たちは、「全てはshareすることから始まる」と考えるようになりました。例えば周囲に馬鹿にされるような夢や悩みでも、周りには必ず理解し、サポートしてくれる仲間がいるはずです。住まいや時間のshareを通じてお互いを理解し、刺激を与え合い、学び合い、ともに人として成長していく。そんなshareの正の連鎖が日常的に起きるような場所、世界を創っていきたいと考えています。

夢が生まれる場所でありたい

上田:もう一つは、U Shareを様々な夢が生まれるエンジンにしていきたいという思いです。FacebookやMicrosoftの創業者をはじめ、社会をリードする人物が夢を語り、仲間を見つけ、世にその素晴らしいアイデアを広めるきっかけとなったのはハーバード大学の「学生寮」でした。

井上:上田と私も連日連夜、時には上田のファミリー・ハウジングのラウンジで、時には私の寮のコモンルームで語り合い、トライ&エラーを繰り返しながら、U Shareの構想を練り上げていきました。

社会を大きく変える可能性のある活動やビジネスプランを創造するという体験。そういったことが日常的に起こるための中心にあるもの、それはやはり人と人をつなぐ「場」であり、自らが能動的にシェアしていく姿勢なのだと考えています。

大江:ビジネススクールでは寮のラウンジは交流の場の中心となっています。グループワークだけでなく、同級生のバンドが音楽を演奏したり、日本食を振舞うイベントを開催したり。留学での最大の学びは実は教室の外で起こります。寮の共用空間は留学の意義を最も加速させていると感じていました。

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教育サービスやキャリア支援サービスがついた住居

英語は習うより、住め ”Language is just a Language”

上田:U Shareに住めば、日常生活を通じて言語の壁を突破していくことができます。日本のみで暮らす分には英語なくして生きていけます。しかし、自分の可能性を無限大に世界に求めてゆきたい日本人にとっては、Language Barrier (言語の壁)は乗り越えるべき第一の壁です。私たちが提供したいのは、英語でのディスカッション能力、プロジェクト推進力、そして人脈形成力です。この能力が付けば、米国トップスクールへの留学、世界級キャリア形成等、様々な挑戦が可能になることでしょう。そして生涯にわたって自分の可能性を最大限に世界に求めてゆくことができます。ぜひ、私達といっしょに、”Language is just a Language”と言えるほどになるまで、住まいながら、成長していきましょう。

Right Person, Right Informationに直結

上田:これは教育・言語サービス、キャリア支援のどちらにも通じることですが、Right Person、Right Informationへのアクセスは非常に重要だと考えています。

私は留学準備では正しい勉強方法を見出すこと、そして的確な留学経験者に繋がることに膨大な時間を要しました。この経験から、U Shareでは各々にあった留学先や学部、プログラムの紹介や奨学金の獲得方法のコーチングはもちろんのこと、アプライのためのスコアメイキングやエッセイ作成、インタビュー対策などのコーチングも行います。つまりRight Informationですね。それから、実際に現在トップスクールの自身が行きたい学科に通っている人材へのヒアリングもできます。私がフルブライト奨学金に挑戦した際は経験者探しに苦労したのですが、U Shareでは瞬時にRight Personに直結です。

大江:その通りですね。MBA受験も基本は情報戦です。大企業の社費で行かれる方などはそのノウハウが脈々と受け継がれていたりするのですが、そうでないとなかなか正しい情報にたどり着けません。また、一緒に受験を頑張る仲間の質も非常に大事です。留学の受験はフルマラソン並みの持久戦なため、お互いの士気を高めあう良き仲間がいることで、プロセスを楽しみながら最後まで走りきることできます。

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徹底して交流と自己成長を促す環境デザイン

井上:U Shareではプライベート(Individual)空間とパブリック(Shared)空間の最適な棲み分けを目指しています。個人のスペースをきちんと確保しつつ、ほどよいshare、自己研鑽、切磋琢磨が生まれるような環境デザイン、導線設計をしています。様々なタイプのShared空間があるので、メンバーの皆さんの用途、時間帯等に応じて多様な使い方をして頂けることもU Shareの特徴の一つです。

尚、私はキャンパスプランニングの本場である米国現地でキャンパスや学生寮の開発にも関わっていましたが、「学生たちの人生や学びを豊かにするためにどのような学習環境、生活環境を整えるか」という問いが常にデザインの中心にありました。

例えば、欧米の大学では敷地内(オンサイト)に学生寮があるのが当然で、少なくとも学部生は寮に一緒に住むことが決められています。加えて、日常生活の中で交流が自然と生まれるよう、人の出入りの多い1階にはコモンルーム等の共用部を配置したり、広いキッチンスペースを設けたり、あえて廊下を狭くしたりと意図的な「デザイン」が随所に散りばめられています。

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ライフロングなコミュニティ形成を可能にする空間の力

上田:空間はライフロングなコミュニティ形成を可能にする魔力のようなものを秘めていると思います。私自身、Harvardに留学していた際、 Perkins Hallという単身者用のドミトリーと、Peabody Terraceというファミリー・ハウジングの両方に住んだ経験があるのですが、それぞれに濃密な住人との時間、活気あふれるアクティビティを共にしました。

24時間入れるディスカッションルームでのグループワークを通じた勉強、共用キッチンでは寿司の握り方を教え合うパーティや文化交流イベント、テック系のリーディングカンパニーでも流行っている卓球トーナメントなど、息抜きと自己研鑽、交流のバランスが取れたアクティビティばかりでした。ファミリー・ハウジングには保育園やキッズルームが併設されており、子どもを通じて様々な国から来た多様な家族との交流があり、帰国した今でも彼らとの交流は続いています。

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上田が住んでいたハーバードデザイン大学院近くのPerkins Hall、200年以上の歴史を重ねながらも様々な共用スペースがある

井上:私もエディンバラ大学、ハーバード大学デザイン大学院に在籍していた際には、大学の学生寮に住んでいました。これらの寮にはコモンルームやライブラリーはもちろんのこと、大学が運営する食堂やパブまで併設されていて、まさに「寝食を共にする」、「同じ釜の飯を食う」生活環境の中で友人との友好を深めていったものです。当時仲良くしていた友人とは今でも連絡を取り合っていて、同じ「空間」「時間」を過ごす機会がなければこうはなっていなかったと感じています。まさに「場」、そして「デザイン」の力なのだと思います。

上田:その他、実は素材にもこだわっています。ハーバードの施設群で実際に使われているレンガ(ケンブリッジ・ブリック)をU Share全施設に使用する予定です。ハーバードやMITがあるケンブリッジの街の雰囲気もこの独特な煉瓦が醸し出しています。とても密実で風合いがあり、何百年も耐える素晴らしい質のレンガです。これを初めて日本に輸入します。

U Shareとまちの有機的な繋がりを

井上:U Shareはまちに開かれ、人と人の有機的な繋がりを生み出し、地域を活性化する拠点としても機能します。日々の暮らしに加え、毎月開かれる様々なイベントでは、世代や国籍、所属や利害等を超えた交流が生まれるはずです。U Shareの国際色豊かな、かつエネルギッシュな住人が増えれば、まちの雰囲気も変わってくることでしょう。小さな町中華の大将が、すっかり餃子を気に入って常連になってくれたアメリカからの留学生と話そうと必死になって英語で説明する。国際色豊かなメンバーが地域と一緒になってまちなかで各国のフードフェスティバルをする。考えるだけでわくわくしますが、そんな人と人、そして人とまちの有機的な交流や繋がりを促す場所がU Shareなのです。

都市計画・デザイン用語では、このような影響の起点となるものをNode (結節点)と呼ぶのですが、U Shareはまさにそのような場所です。そしてU Shareの挑戦はそんなNodeを一つ創るだけに留まりません。その効果を最大限にするべく、ある程度の圏内に一つ、また一つとNodeを増やしていきます。点と点が繋がり線となる。そしてその線が繋がっていつしか面となるように、U Shareから生まれる人々や人と都市との関わりも有機的なものであって欲しいと考えています。


上田 真路 代表取締役社長 / CEO  
一級建築士/不動産投資

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ブランドアイデンティティ構築、プロダクトデザイン、建築、意匠設計、都市デザインから不動産企画・開発・運営、不動産プライベート・エクイティまで幅広く担当
高知出身(土佐高校卒)。早稲田大学建築学科および同大学院卒業(小野梓芸術賞受賞)、ハーバード大学デザイン大学院 不動産学科修了 (フルブライター)
鹿島建設、外資系不動産ファンドを経てKUROFUNEを共同創業
早稲田大学大学院創造理工学部および慶應義塾大学SFC特任講師(不動産デザイン担当)


井上 貴文 取締役 / COO  
米国公認都市プランナー

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都市計画・デザイン、まちづくりから不動産企画・財務コンサルティングまで幅広く担当
慶應義塾大学総合政策学部卒業(首席)、ハーバード大学デザイン大学院 都市計画学科修了(日本政府/世界銀行共同奨学金フェロー)
メリルリンチ日本証券投資銀行部門、Sasaki Associates(米国ボストンの都市計画・デザイン事務所)を経てKUROFUNEを共同創業
兵庫県出身(関西学院高等部卒)
米国都市計画家協会所属、同Japan Collaboration Group 日本共同代表


大江 太人 取締役 / CSO  一級建築士

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デザインから経営までの幅広い経験を活用し、経営企画、事業開発、教育事業および不動産開発、建築デザイン全般を担当。
東京大学建築学科卒業、ハーバードビジネススクールMBA修了 竹中工務店を経て、米国に留学中不動産開発に関わる。プランテックグループ (コンサル・設計・施工)の経営に携わりつつ、KUROFUNEを共同創業


創業メンバー対談(後編)はこちら


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