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会社の人に対し、嫌だなという感情を克服した話(毎日noteあと51日)

・嫌だと思う様になったきっかけ
・克服方法
・大切だと思ったこと

嫌だと思う様になったきっかけ

同じ部署に新たに入社したMさんは未経験の中途だった。

未経験だが、今までの給与水準だと人が採れないというのと、将来の幹部候補の為、私よりも給与が若干高かった。

会社からしたら、結婚や出産で辞めるかもしれない、または長期で休むかもしれない女性社員よりも、定着する可能性の高い男性社員の方が貴重だと考えるのは仕方がない。

それに、未経験とはいっても専門性の高い業務ではない為、それなりに社会人を経験していれば、1〜10まで教えられなくとも努力をすればなんとか出来るはずだ。

その為仕事の出来る人間ならば、私よりも給与が高くても仕方のないことだと呑み込んだ。

しかし蓋を開けてみると、教えた事をすぐに忘れる。メモを取らない。自分で調べられることを調べようとしない。報告もない。

人間だから忘れることはある。

だが教えた事自体忘れているのだ。

再び教えても、「思い出した!」という感じではなく「初めて聞いた」という感じだ。

それが一度や二度とではないし、業務量が少ない時期からこうだった。

そこで、メモを取っていないMさんにメモを取ることを勧めた。

そもそも社会人歴のある中途の人に(しかも20代ではない)メモを取る様に勧めるなんて思わなかった。

メモは取る様になったが、教えた事すら忘れているからメモを見返す事をしない。

メモを見返す様勧めたが、取ったメモが不完全過ぎて全く意味がなかった。

今度は、一度やった業務を自分のマニュアルとして纏める様勧めた。

そんなこんなで、1〜10ではなく、0から教えなければならなかった。

その上、少し厳しく言うと反抗的になるのだ…笑

次第に私はMさんのことを心の底から嫌になっていった。

嫌になると、言葉遣いなどの小さな事でも嫌になる。そしてその嫌な感情というのは表面に出てしまっていた。

私も伝え方を工夫したり、相手は自分の鏡だと思い、なんとか自分が変わる様に努めることにした。

自分が変わる様に務めていると、嫌な感情は落ち着いたし、相手との関係も悪くならなかった。

しかしついつい厳しく言ってしまうと、相手が反抗的になり、こちらの嫌だという感情が再発した。

再発してからは、もう無理だと思うようになってしまった。

もともと私は気にし過ぎな性格の為、相手を嫌だと思う感情と、こうなってしまった自分の対応に対しての自己嫌悪が入り交じり、毎日毎日心が苦しかった。

克服方法

ある時ネットサーフィンをしていると、あるお坊さんが書いた文章に目が止まった。

それは、「怨憎会苦の乗り越え方」というものだった。

「怨憎会苦(おんぞうえく)」とは、四苦八苦のひとつで、人を含め嫌なもの嫌いなものと会う苦しみ だそうだ。

まさに怨憎会苦!!と思った私は、文章を読み進めた。

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人に平等に接することができる自分になろうと修行に励んだそうだが、どうしても嫌だと思う人が世の中に1人だけ残った。

そして、それをなんとか克服しなければと思ったある日、「心の中で、嫌な相手と普通の会話をしながら“ごめんね”と謝った」その瞬間にその人を許すことができた。

相手を嫌う気持ちが少しでも出してしまっていたら、自分が放つ嫌な目線や雰囲気が相手にも伝わっていたはず。もしそうだったとしたら申し訳なかったと心から謝った。
そうして相手に背を向けた瞬間、喜びの涙が出てきて、「ありとあらゆることから解放された」

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こんな記事だった。

また、他にも怨憎会苦の克服方法について調べていると、自分の振る舞いを心から反省する事が出来た。

元々は相手の方が自分よりも給与が高い事が不満だったのだ。何故0から仕事を教えなければいけない人よりも給与が低いのかと。

しかし相手はそんな事は知らずに入社してきたのだ。

そんな相手に申し訳なかったと心から思った。

そして相手に”心の中で、心から謝る”という事を実践した。

半信半疑だったのだが、その後本当に嫌だという感情から解放されたのだ。

その後は相手に対して嫌だと思う感情が全くなくなり、丁寧に相手に接する事ができた。

Mさんは元々根が良い人な為、こちらが丁寧に接すると、あちらも丁寧に接してくれる。

あぁ、本当に相手は自分の鏡なんだなと思った。

大切だと思ったこと

自分自身の言動・振る舞いを振り返る

相手の事を責めない(自己嫌悪に陥りやすい人は自分の事も責め過ぎない)

俯瞰して相手の立場に立つ

自分の悪い癖を直す様努める

和合をもつことを心がける

心の底から反省すること


こんな感じで、嫌だなと思う人を克服しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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