詩「他人の私」

心と体の時間の流れが違うのはなんでだろう

心は不安と焦りで急いでいるのに

体はこの小さな椅子にすっぽりハマってじっとしている

指先を見つめながら

ものすごい速さで入れ替わる心の内を

外側から眺めている

そしてたまにペンを掴んで

心でも体でもない所からだしたをモノを書き、

またじっと壁の方を見つめ

今のもまた、

心とも体とも違うスピードだったなと

更に外側から私を眺める

待っていればいいのか追いつけばいいのか

どのスピードに合わせれば

私は分離せずにすむのだろう

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