僕がブログを始めた理由後編

僕がブログを始めた理由後編

振り返り
昨日は前編として、ブログや電話等のアウトプットを先に固定する事→そこで話すネタを探して今までしないような経験(激安うどん屋に入ってみるとか)をしたり、沢山本を読むなど、新しいチャレンジをするようになる→日常生活に活気が出てくる、という話を書きました。

また、後で他人に話す機会(アウトプット)がある場合、ネタ探しで行ったチャレンジで失敗したとしても(激安うどんがまずかった)、話している時に笑い話にすれば、無難な選択をした時(丸亀製麵で明太釜玉を食べた)よりも、多くの人を笑顔にできる、つまり失敗を成功に変える事ができるという話もしました。



本編

ある時、丸眼鏡をかけた尊敬する先輩が「笑いは、笑わせる側も笑う側も幸せになる。ウィンウィン」と言っていました。確かに自分の話しがウケるのは快感だし、笑った相手も幸せになる。笑いに限らず、人を幸せにしようとする行為は(プレゼントとか)自分も、相手も気持ちが良いものです。

僕は書く自分読む人に、ウィンウィンの関係をもたらしたいと思ってブログを始めました。前編ではウィンウィンにおける僕のウィンの話をしましたが、今日は読む人のウィンの話をしたいと思います。

小学一年生の頃、僕は静かに輪の外からみんなを見ているタイプでした。ほとんど誰とも話しませんでした。その時思っていた事を言語化すると、自分はみんなのために何もしていないのではないか、僕がいなくてもみんな困らないのではないか(当時はフワッと思っていた程度)という感じでした。自分の存在意義が分からないという感覚です。

当時クラスで行われる朝の会では、昨日あった事を三人ずつ報告する(母とお菓子を作ったとか)というコーナーがありました。小学二年生のある時、その日トーク出番が回って来るのに何もネタが無かった僕は、その日の朝あったことを面白おかしく脚色し、朝の会に挑んだのです。すると、その話が大爆笑を呼びました。椅子から転げ落ちて笑っている人もいます。

その瞬間、物凄い衝撃がありました。何が起こったのか理解できませんでした。しばらくして、僕は初めてクラスに貢献出来たと思ったのです。話を盛ったという罪悪感もありましたが、それよりも自分の話で他人が幸せになっている(笑っている)というのが嬉しくて、人に笑ってもらえるのが気持ちよくて、それ以来笑いというものに興味を持って過ごすようになりました。

そして僕は毎週回ってくるその出番に、全てをかけるようになりました。その時だけ、僕がみんなに認知されている気がしたのです。すべる時も多々ありましたが、自分なりに反省して次につなげればいいのです。

高学年になると、月に一度作文をクラスメイトの前で読むという時間が出来ました。僕はそこでもみんなを笑わせようと必死で頑張りました(噓をつくとかではなくて)。当時小さい頃から野球をするなルールを破って先生やクラスメイトに軽蔑されていた僕でしたが、作文の時だけは軽蔑が無くなる感覚がありました。

こういう表現をすると「自分お笑いのセンスだけは負けません」みたいに聞こえるかもしれませんが、全然そうは思っていません。むしろ突発的に面白い事が言えないので、沢山準備していたのだと思います。

中学を卒業して、東京賢治シュタイナー学校に進学してからも、笑ってもらうことで自分の存在を確認するという作業は続きました。実習報告会等の大勢の人に向かって話す機会では、何時間も準備してなんとか楽しんでもらえるように考えました。それが他人を楽しませる、幸せにできる方法でしたし、人を喜ばせようとする時間は、自分にとっても楽しいものでした。

冒頭でも言ったように、ウィンウィンの関係というのは笑いに限りません。ただ僕は、どちらか一方のウィンしか成り立たない関係は、好きではありません。相手の事を考えず、自分の話したい事だけ話す人。もしくは、相手のためだけを考えて、自分を犠牲にし続けてしまう人。一般的に後者が優しい人みたいな風潮がありますが、いつも自分を犠牲にしていたら疲れてしまいますよね。

今回のコロナウイルスによる外出自粛要請において、それを無視して大人数で集まりまくるのは自分のウィンしか考えていない行為。家で静かに、何もしないで過ごすのは全体のウィンを優先しすぎているかなと思います。ならば、この場合におけるウィンウィンとは、ブログを書くことだと思ったわけです

アウトプットがインプットの質を向上させる(前編参照)ので、自分にとってのウィン。沢山の人が外出できずに暇な状態だった場合、僕の文章を読んで暇がつぶれたり何かしようと思ったら、読んだ人のウィン。さらに、読んだ人もブログや日記を書いたり、動画をとったりしたら、その人のウィンはもっと増えます。そしてそのブログを読んだ人も暇がつぶれたり感動したりすれば、無数にウィンウィンの関係が広がっていくのです

これが、後編で僕が話したかった事です。またどこかで、最後に書いたウィンウィンが広がっていく話を詳しく書こうと思います。昨日もなかなかでしたが、今日はもっと分かりにくい内容になってしまいました。毎回言うと寂しい奴みたいですが、もし分からなかったら遠慮なく僕に電話してきてください。もっといい感じに説明します。

明日は、もうクールぶって俯瞰するのはダサいよね。みたいな内容にしようかなと考えています。明日も読んでくれたら本当に嬉しいです。

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