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なぜ台湾人は真冬もサンダルを履くのか

岩手で生まれ育ち、大学以降はもう15年も東京で暮らしている私からすると、台湾の冬は暖かい。

それでも台湾南部に位置する台南ですら朝晩は10度台前半まで下がる。エアコンがないと夜も寝られなかった9〜10月と比べると、たしかに「真冬」を迎えた感はある。

バイクに乗っている人たちは風を真正面から受けるのでさらに寒く感じるらしい。セーターやダウンジャケットなど過剰にも思える防寒具を着込んで、冬を過ごしている。

ただし彼らの寒さ対策には例外がある。足元である。

上半身はあんなに着込んでいるのに、足だけは靴下も靴もはかず、サンダル履きというケースをもんのすごく頻繁に見かけるのである。

なぜだろう? いろんなひとに質問してみた。

だって寒いっていっても台南の場合は冬もそこまで寒くないでしょ。サンダルはすごく便利で、その便利さに慣れきっちゃってる。だってパッと履いてすぐ外出できるわけで。
台南出身の30代女性
特に台湾南部は普段暑いですからね。いつも靴と靴下をはいてたら病気になるって考えているんだと思う。香港腳(=水虫)とか……。
高雄出身の20代女性
上はダウンジャケットで下は半ズボンとかもたまにいますよ。たぶん足の皮下脂肪が豊富なんじゃないですかね。
台湾在住6年目の20代日本人男性
だってサンダルのほうが便利でしょ。靴下を履いて靴を履いて…って、面倒くさいってみんな思うんですよ。特に靴下なんて履いちゃった日には、帰ってから洗濯しないといけないから。面倒といったらありゃしない。
台南出身の30代女性
台南はそこまで寒くないから。南部ではみんなサンダル履きに慣れすぎているのかも。けど北部ではあんまり見かけないかも。田舎者って言われちゃうから。
埔里出身の20代男性

【2022/12/19の日記】

今回台北まで来たのは、東京からやってくる家族の迎えのため。

机に向かっての勉強時間は24分。

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