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志望理由書

筆記試験までは、突破できたんですがね、もうひと押し足りなかった。それを刻み付ける意味でも、悔しさを忘れない。

今日では、少子高齢化による人口減少社会に日本が直面しており、様々な産業において人手不足という問題が露呈している。このことに悩まされながらも、人類は絶え間ない歩みを続けており、ロボットや人工知能の開発及び活用から人材や労働力確保を模索している。コンピューターやITもまだまだ劇的に進化している。では、ヒトが居なくても又は少なくなっても良い社会や世界にどんどん変化していくだろうか?大袈裟過ぎるかもしれないが、私は「ヒトのちから」というものから目を離すことが出来ない。無限ではない人的資源を有用して業績を伸ばし続けることが、これから更に重要になってくると私は考える。端的に、マネジメント、人事、戦略、チーム、組織論という言葉がこの場合には適しているはずだ。これらを中心に私は志望する。
ヒトに着目する理由は三つある。人間は自分自身だけで何かを成し遂げたりするのに限界がある。二つ目に、一つ目のようなことを押さえていながらも、他者を蔑ろにするという諸悪は残念ながら散見され、向上及び改善の余地の宝庫ではないかという点である。最後に、この二点を踏まえて、腐ってもヒトである以上、ビジネス如何を問わず全てで、ヒトが核であり根幹であると私は考えている。
しかし、例えば優秀で好意的な感触を得られる者は、自然淘汰の波に飲まれて彷徨うことにはならずに逞しく生き長らえるかもしれない。但し、大勢の企業で新卒一括及び中途や転職採用で十分に篩にかけて選好した期待値が高いと思われる芽を、みすみす摘む例というのも後を絶たないように思えてならない。この点において、主に離職率・定着率で関係構築における初期段階の対人関係における友好的なコミュニケーションやマネジメントに努めることで諸課題を解決することができると考えられる。ここでは、淘汰されて社を去る者にとって、未発達の希薄な関係性が職場環境などへの不満に拍車をかけていることを予想して、迎え受け入れる側と懐に飛び込んでいく側の相互の隔たりを早期に解消して、今後のパフォーマンスに繋がる戦略をまず初めに学ぶ必要性を感じている。古今東西の文献や著作、先行研究例に則るだけでなく、反対論や仮説にも配慮して、紡ぎ出される新たな意見や想像できる限りを尽くして、多元多角的な視点を内包させて、学生や講師陣と共に活発な論争を繰り広げていきたい。改めるという、正方向のアプローチ一辺倒のみならず、ネガティヴな角度から、例えば、人材の壊し方というものに目を向けることで、あらゆる面から良し悪しを注視して、それぞれの要素を解体して最適な編集を目指し、研究に邁進する所存である。
したがって私は、摩擦を限りなく解消する又は軽減することで効果的なパフォーマンスをより多く、そして高い質を誇るものを発揮できる関係構築やチーム運営マネジメントを研究することで、社会進出後に非常に有益なビジネスマンとして幅広く様々な貢献が期待できると考える。
理系である私は、経営・経済・商業や政治学なども乏しいのが実情である馬鹿者且つよそ者であり、社会経験も芳しくないが、この分野において、自分自身の力不足を受け止めつつ、覚悟を持って取り組みたい。空っぽなりの突拍子も無いことや奇想天外さで挑むことができればと考えている。複雑化又は高度化してしまった、ある種分かりにくいものをシンプルに捉え直して反芻した結果、難易を織り込んで相乗効果を発揮して新たなものを生み出す可能性も十分な有り得ると感じており、テーマも抽象的且つ広範ではあるが、深掘りして新たな発見を目指すことは非常に重要であると考える。

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