破局的思考の臨床関連性がありすぎる


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痛み治療において昨今BPS model(生物心理社会モデル)が注目されています。
痛みのBPS modelでは痛みは、生物学的、心理学的、社会的な因子が関与する多次元的な経験であり、これらが個人の痛みの経験に大きく影響すると考えられています。

その中でも自己効力感や破局化、不安、恐怖といった要素は特に注目を集めており、大まかに「痛みの脆弱因子」を説明する記事で紹介しました。
現時点ではこのような心理学的因子が解剖学やバイオメカニクスよりも腰痛の予後予測の役に立ち、予後予測のツールの中に組み込まれています[1]。

今回はこの中でも破局化(Catastrophizing)に焦点を当てていきます。
Catastrophizingは痛みと関連づけて幅広く研究されています。


破局化(Catastrophizing)


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