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2023.10.13(金)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前日比178.67円安と4日ぶりに反落。前日の米株式市場では、NYダウが173ドル安と下落。米9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、米金融引き締め長期化への警戒感が台頭した。この流れを受け継ぎ、日経平均株価は軟調に推移。前日までの3日間で1500円近く上昇していたことから3万2500円に接近する水準では利益確定売りが膨らんだ。決算が好感されたファーストリテイリングが値を上げ全体相場を下支えしたが、33業種中で値上がりは鉱業の1業種のみと軟調展開だった。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区に地上侵攻する姿勢を強めていることも、中東情勢の緊迫化につながる動きとして警戒された。

  • 中国株式市場は下落。中国の輸出統計が予想を上回ったものの、消費者物価指数(CPI)統計が内需の低迷継続を示した。香港株式市場もハイテク株主導で下落した。

  • 欧州株式市場は反落して取引を終えた。世界的なリスク回避の動きや、エネルギー価格の上昇がインフレ圧力の持続に対する懸念に拍車を掛けたことが売りを促した。STOXX欧州600種テクノロジー株指数が2.52%、旅行・娯楽関連株指数が2.27%それぞれ下落したのが相場全体を押し下げた。中東での紛争が激化する中、リスク回避の動きから金や米国債などの比較的安全とされる資産が買われた。

  • 米国時間の原油先物は6%近く急騰した。イスラエルがパレスチナ自治区ガザへの地上作戦を開始したことで、投資家は紛争が拡大する可能性を織り込んだ。清算値は、北海ブレント先物が4.89ドル(5.7%)高の1バレル=90.89ドル。米WTI先物は4.78ドル(5.8%)高の87.69ドル。両先物とも、1日の上昇率としては4月以来の大幅上昇を記録した。

  • 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が下落して取引を終えた。一部の米銀大手は好決算を発表したものの、消費者信頼感指数の低下と中東紛争を受けて投資家のリスク選好意欲が削がれた。主要3株価指数は上昇して始まったが、米ミシガン大学が発表した10月の消費者信頼感指数(速報値)が3カ月連続で低下し、市場予想中央値を下回ったことを受け、下げに転じた。ダウ工業株30種は小幅高となった。

↓10/13 (金) 経済指標をまとめました。

2023/10/13

今後の重要イベント

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