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進化する日本のイベント

こんにちは。制作部の井川です。
早いもので年末ですね。年内最後のブログになりました。
今日のブログのために1ヶ月かけて健康系のネタを仕込んでいたのですが、
先週からめちゃくちゃ体調崩した挙句にインフルエンザに感染してしまい、
何を書いてもお前が言うなという内容になりそうなので
お蔵入りにしました。
みなさんも風邪にはくれぐれもお気をつけください。

代わりに、明日はクリスマスイヴなので日本の行事事情について
書こうかと思います。

みなさんは毎年クリスマスをどのように過ごしていますか?
私は毎年友達とホームパーティーや家族と一緒に過ごしています。

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クリスマスツリーやリースなどのオーナメントを飾り、七面鳥の代わりに
チキンとケーキを食べる家庭や、恋人とデパートでショッピングや
レストランで食事を楽しむ方も多いと思います。
実はこれ、日本企業のマーケティング戦略なんです。
アメリカでは七面鳥はクリスマスに限らずお祝い事のご馳走として
食卓に出されるもので、七面鳥が登場するのはクリスマスより
アメリカの祝日である「感謝祭」の方が多いです。
また、鶏肉は肉の中でも安価で手に入ることからお祝いのご馳走には
向かないとも言われており、ファーストフードに行列ができる日本の光景は変わっているそうです。ケーキを食べる習慣もありません。
この日本独自のクリスマス文化はファーストフード店とケーキチェーン店が
各々「クリスマスにはチキン(ケーキ)を食べよう(意訳)」と
大々的にアプローチし、定着していった結果となっています。
他にもクリスマスイヴがメインであったり、クリスマスに
お店が開いていたり、クリスマスが終わった次の日にはお正月のセールが
始まるのも日本独特の習慣です。

このように、日本は海外の文化を取り入れ、独自の文化に定着させる
マーケティングに長けています。
最近ではハロウィンの盛り上がりや、「感謝祭」の翌日にある
ブラックフライデー、週明けからのサイバーマンデーのみを取り入れた
セール期間もそれに該当すると思います。
また、昔からある日本の文化においても、節分の恵方巻きに
豪華さやスイーツを取り入れたり、洋食を取り入れた御節料理など
現代に合わせて少しずつ進化しています。

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しかし、その盛り上がりもクリスマスに及ばず定着も弱いと感じます。
実際、ハロウィンの路上のごみ問題、恵方巻きなどの行事食は
大量の在庫廃棄が問題視されており、廃止を訴える人やイベント自体に
消極的な人も少なからずいます。
私は昨今のイベントブームから衰退までの期間の短さは以前より
SNSの普及が活性化したことで様々な意見が簡単に拾えるように
なったのも理由の一つだと思っています。
長期の「定着」よりも短期の「バズり」が現代の日本にあった
マーケティングなのかもしれません。
私は数年前からずっと七夕行事はいつ「バズる」んだろうと
考えていますが、なかなかいいアイデアは見つかりません。
(ちなみに七夕の行事食はそうめんです)

消極的な話も出ましたが、私自身は問題を指摘して廃止を促す
やり方が好きではなく、「用法用量守って楽しめたら最高だよね」という
考えなので、問題提起ばかりが目につくニュースは物悲しく感じます。
確かに本来の目的からは大きくずれたイベントになりつつも、
そこをうまく取り入れることと、現代に合わせて行事が進化していくのは
日本の面白いところでありいいところだとも思います。
これからも日本の行事は進化していくと思っています。

さて、今週のクリスマスが終わればいよいよ年末ですね。
私は11月末に占い師から「年内に断捨離すれば来年運気上がるよ!」と
言われたので残り1週間でごっそり物を減らしていきます。

それでは良いお年をー。

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