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1時間で1,000案のデザインを作るAIにデザイナーは勝てるのか
デザインの領域にAIが入ってくるのは時間の問題だと思っていましたが、ついにこんなサービスが出てきたようです。
1時間で1,000案の消費者に好まれる商品デザインを作るAIサービスの提供を開始
開発したのは「カルビーのポテチを売上1.3倍にしたAI」で有名な株式会社プラグ。同社ではこれまでAIにデザインを評価させることにチャレンジし、サービスとして提供し着実に成果を出してきました。
この新サ
ピッツァ職人から学ぶデザイナーの生き方
ナポリピッツァ好き
自分はナポリピッツァ好きです。2002年にはナポリの老舗「ダ・ミケーレ」に行きたくてナポリにも行っています。(偶然にもこの本で語られているピッツァ職人が何人もナポリ入りしているのと同じ時期)
そんな自分が、先日吉祥寺の「ピッツェリアGG」に行き、たまたま目にしたのが井川直子さんの「ピッツァ職人」です。ナポリピッツァに魅せられナポリに行き、ナポリピッツァの作り方だけでなく、その
UXは捨てる時のことまで考える
UXを高めてきたApple製品の箱の秘密上記はApple製品についてのAIのコメントです。みなさまご存知の通りiPhoneをはじめとするApple製品は本体のデザインはもちろん、その箱のデザインもユーザー体験を構成する重要なタッチポイントの一つです。iPhoneの箱は一つ600円することがわかっていて※、高級時計の倍のコストをかけているといわれています。Appleがどれだけあの小さな箱に力を入れ
デザインとはなにか-課題解決ではないデザインにしかできないこと
アートは問題提起、デザインは課題解決、このように考えている人は多いと思います。
デザインが課題を解決することはあり、それは事実ですがデザインは課題を解決するだけのものではありません。むしろデザインの本質は課題の解決ではなく、新しい価値の発見と提示です。
デザイン思考とデザインは違うなぜデザインは課題を解決するものだという考えが広まったのか。もっとも大きな影響があったのはIDEOのCEOティム・
日本語はなぜハイコンテキスト言語と呼ばれてしまうのか
タイトルの画像をみて文章を読んでください。
これはあるバスに乗った時に貼られていたお知らせです。新500円硬貨が使えないので両替できる500円玉と交換します、という文章です。
一見何の変哲もない文章ですが、準備という言葉に注目してみてください。
準備という言葉の意味両替のできる500円玉を準備いたします、とはどういうことなんでしょうか。
運転士は申し付けられてから500円玉をどこかから用意するの
デザイナー必見 ディーター・ラムスドキュメンタリー 良いデザインの10ヵ条
ディーター・ラムスの90歳の誕生日を記念して、ドキュメンタリーが無料公開されていたので観てみました。
内容はディーター・ラムスがブラウンに入社する前、建築家からキャリアをスタートさせブラウンで活躍し、1997年にブラウンを退いてからヴィツウで家具を作り始め現在に至るまでの軌跡です。
映像がとても美しく観ているだけで多幸感に包まれますが、内容も無駄がなくディーターが何を考えていたか、どういう人なのか
スノーピークの新会員制度が受け入れられなかった理由 ブランドとファンの関係
11月20日にスノーピークの会員制度が改正されるという発表があってからTwitterなどのSNSでは改悪だとかなり炎上してしまったようです。
その後会員からの抗議を受けて新制度の再検討をするという判断をするほどの反響がありました。
https://www.snowpeak.co.jp/news/p20211124/
僕はあまりスノーピークのキャンプギアは持っていなくて、会員にもなっていません
2022年のデザイナーの暮らしを予想する デザインには政治が大きく関わる
気がつけばもう11月で2021年もあっという間に終わろうとしています。
9月末に緊急事態宣言が明けてからマスクはしているもののかなり行動の自由が増え、外で食事をする機会も多くなりコロナに対する危機感もだいぶ落ち着いたような気がします。
普通の生活を取り戻した後、これまで停滞していた社会がどう変わっていくのか考える時期がきていると思います。
デザイナーの未来未来予測というとざっくり5-10年後のこ
40歳になっても覚えている 人生の一部になったゲーム音楽3選
総合芸術ゲーム2021年現在、40代の大人にとって人生に大きな影響を与えたコンテンツの一つにファミコンは欠かせない。
ゲームというのはストーリーと映像、そして音楽が組み合わされて作られた、総合芸術と呼ばれる映画と同じような要素で構成されたコンテンツだ。
しかし、1983年に家庭用ゲーム機として普及し始めたハードウェアの一つ「ファミリーコンピュータ(通称ファミコン)」が初めて世の中に登場した時、
スプレッドシートで使うシンプルな請求書 英語版
スプレッドシートを使ってシンプルに作り上げた請求書をアップしたのですが、思いの外ニーズが高かったようでそこそこ使っていただいているようです。
日本語版はこちら
英語版作りました自分では使わないのですが英語版が欲しい方もいると思い英語版を作りました。ついでにロゴを入れるスペースも作りました。ロゴがない方はご自分のお名前など入れてお使いください。英語に関しては私の拙いスキルで作成しているので、問題
本がもたらすUX 体験の基本的な考え方が詰まってます
「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」という本を読みました。
著者は「嫌われる勇気」の著者でもある古賀史健さん。
不勉強で「嫌われる勇気」を読んだことがなく、古賀さんのお名前も存じ上げなかったのですが、書店で見つけて「気になり」購入しました。
内容のことは置いておいて、本というのはさまざまな要素で構成されているのだなと改めて感じたので書いておきます。
本の構成要素とは内容のことは置いておいて、
画像の比較で感じる「都市の美しさ」とは何か
都市の美しさとは何かは一言で言えるようなものではありません。
再開発された最先端のビル立ち並び、現代的な雰囲気の内装が設られた商業ビルでもかっこよさは感じますが、美しさはまた別の感覚です。
あえて景観から今回は美しさとは何かを根元から語ることにはせず、あえて景観だけから都市の美しさを考えてみました。
一言で語れない美しさを景観だけから探っていくのは無理があるのは重々承知していますが、顕在化した景
アートとビジネスの関係は二つある ロジカルからデザイン、アート思考へ?
視界の端の方で「アートとビジネス」という言葉がちらつくようになってから何年か経ったような気がします。デザインシンキングの次はアートシンキングか、とあまり気にも留めず関係書籍など読むこともありませんでしたが、たまたま「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」と言う本を読むことがあったのをきっかけに、幾つかの関連コンテンツを読んでみました。
アウトプットのコモディティ化
「デザインシンキング」
デザイナーの報酬を上げる方法
「給料が安すぎる国・日本…この国に「賃上げ」が必要な理由」という東洋経済新聞社の記事を見て思ったことを書いた過去記事です。
給料が安すぎる国・日本…この国に「賃上げ」が必要な理由
詳細は中の記事を読んでいただきたいですが、ざっくりまとめるとこんな内容です。
1997年の金融不安をきっかけに企業の経営方針は保守的になり、積極的な投資(賃上げ含む)が行われなくなった。
結果、企業の内部留保は増え