国際ボランティアと台風 vol.1


いろいろなことがありました。
あり過ぎて、まだ体の真ん中のところがポッカリ穴が開いたみたいな状態になり、しばらく空いてしまったnoteの日記。
少し落ち着いて来たので向き合ってみることにします。
既に皆様もご承知の通り、9月9日に南房総は大型の台風が直撃しました。
あの時のこと、いまのこと、これからのこと…。
いろいろ頭の中をグルグルとしていますが、これについては後半で。

台風直撃のたった一日前に寸分の入れ違いで終了し、帰路についた国際ボランティアの面々。
通年より早めに入って貰ったスケジュールは慣れず、対応側としては反省すべき点も多かったサマーキャンプ。
しかし、ある意味ではツイていたと言わざるを得ません。
あの台風の日に、もし国際ボランティアのメンバーが居残っていたとしたら…。
想像しただけで、恐ろしいことです。
今年で累積開催回数、4回目。
一年で2回のボランティア受け入れを行ったのは今年がはじめての経験でしたが、今年のキャンプ日程はすべて終了しました。
暑い日が続くサマーキャンプは、タフな作業が続きます。
農家さんと同じような動きを取るのであれば、日が出る前に作業を初め、カンカン照りの時間は体を休める。
「The Japan Siesta」というところですが、他にも仕事を請け負い、家族との暮らしもそうそう犠牲にばかりはしていられない状況から、体力勝負のキャンプ生活を選択したのはこれはこれでしんどかった。
今年のメンバーは良い意味では自主性が強く、悪く言えばマイペースなグループというのが特徴です。
ボランティアとは、何か?を良く理解し、良く働き、良く休みます。
チームとしてしての結束力というのは、グループをまとめる長の勝手な解釈であって、一人一人が何をやればいいのかが分かっているグループはダイナミックです。
一方でグループとしての結束力がないので、2週間滞在中の貴重な2回のオフ日はそれぞれがバラバラ。
東京まで足を延ばし買い物を楽しむ人がいれば、誰ともつるまないという人もいて、せっかくのオフを皆でいい思い出づくりの時間にするなんてことは全くありませんでしたね。
これはある意味4つのグループを見てきた僕からしてみればとても衝撃的で、何故か自分の会社のことなどと勝手にシンクロさせたりして、いろいろと考えることが多かったです。
チームとしてでないと成し遂げられないことがあります。
結束力は日々の信頼の繋がりなので、この蓄積が無ければ大きな力を内包することはできません。
スポーツの世界では、全員4番バッターの野球チームがないように、それぞれがそれぞれの個性を生かしながらチームはチームとして一丸になります。
日本という気質には、非常にこのチーム制があっているように思いますが、一番ベストなのはそれぞれが固有のバラバラしたチームというものが、自分の理想形なんだなと思ったところでした。
このテーマはタイムリーに僕の心をヒットした出来事です。
この流れから、次回は台風15号の話につづきます。

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