시작 始まり

시작(シーヂャク)(本当はクは小さいクで表記してあったんだけど出ないのかなキーボード)は「始まり」「開始」「スタート」という意味合いがある。本来私はカタカナ読みは書きたくはないのだけれど。カタカナ読みは発音をどうしても日本読みにさせてしまうから。でもせっかくこのページに足を運んでくれた人がいるなら読めた方がいいかなと...ちなみに私は韓国人の方が褒めて下さるくらい発音は上手。らしい。えへへ。

私はカフェで働く人間だ。年齢は...30代としておこう。結婚はしていない。し、出来る気がしない。男の人は大好きでイケメンが好きすぎるけど、(ここがいけないと言うウワサ)あんな脳みその構造が違いすぎる人間と一緒に生活が出来るとはまだ、思えない。でも人生一度はしてみたいという興味はある。

そんな私が韓国に目覚めたのは2010年。うおーもう10年になるのかあ。東方神起がきっかけだ。芸能人に全く興味が無い親友がふと照れ臭そうに言ってきたのだ。「DVD一緒に見ない?」

5人の東方神起だった。存在は知っていた。が、どうにも流行りものには手を出したくない謎のあまのじゃく感から聞かずじまいだった。ヨン様が流行った時にたくさんテレビに出ていたであろう彼らを見て(韓国のどこがいいんだ。えー別にイケメンじゃないしなあ。あ、でも真ん中の子は可愛いな。なにこれなんて読むの?とうほう、しんき…?なんじゃそら)と思いながらHEY!HEY!HEY!を見ていた覚えがある。懐かしいなあ。

その時ハマっておけば良かったのにと何度後悔したことか。今でいうLDH的な存在だろうか。男女誰が見ても楽しくてハマるあのパフォーマンス。綺麗すぎる歌声にハーモニー。日本語も上手でユーモアもある。キャラそれぞれに個性があって、かつアットホームで永遠に聴いていられた。

悲しい分裂のエピソードも私の中では夢中になる一つだった。どれだけいいものを作りたい人が集まっても何かの弾みで崩れる瞬間がある。私は普段の生活からでも少し、いやまあまあ感受性が高いのでその人の気持ちになっていろいろ背負ってしまう癖がある。東方神起5人の思いは私の中でどんどん膨らんでいった。

週に4日ほど友人とカラオケでオールをし、コーラスのハモる部分はノートにメモして徹底的に二人で練習した。別に誰に披露するわけでもない。完全なる自己満足だ。それでも楽しくて楽しくて楽しすぎた。

韓国語の音は可愛いなと思っていたが、この時はまだ言葉自体に興味を持つことは無かった。韓国に対してもキムチが美味しいよな?くらいで。言葉は東方神起のみんなが日本語が上手すぎて勉強するという発想が無かった。

今ではとにかく韓国語の文章を何か読んだり、勉強したりして韓国語に触れていないと気が済まないようになるくらいハマっている。忘れるのが怖いからもあるけれど。韓国にハマってからは人生の宝物といえるような友人がたくさん出来た。韓国に興味がある人、無い人それぞれだ。

私と韓国の始まりは東方神起だ。そう私はオタクだ。そして綺麗な顔の男性が大好きだ。おしゃれも好きで、メイクすることも大好きで、そんな私が韓国にはまらないはずがないのだ。

시작.きっとずっと好きだと思う。そんな好きの始まりだった。


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