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【完全版】ケーブルと仲良く付き合う上で、便利な道具たち集めました

ケーブルをなんとかきれいにまとめておきたい。
その感情はもしかしたら、パソコンやスマホが必需品になるずっと前から育まれてきたのではないかと考え始めたのはこのごろのことだ。

人の生活に欠かせないものとされる「衣・食・住」。
そのうちの一つである「衣」において、人は動物の毛や植物の繊維を自分の体に巻きつけて、「糸」を作り出した。
その完全な起源はいまだ不明とのことだけど、考古学によれば約2万年前の旧石器時代のものとされる糸の切れ端と思われるものが見つかっていたりもして、人類との付き合いはかなり長い。
もじゃもじゃと人間の思う通りにならない繊維を、あれやこれやの工夫で向き合い続けてきた人類には、このこちゃつきをなんとかしたいという想いがDNAレベルとは言わずとも、文化レベルでは染み付いてきているのではないかと思う。

私達が今日安価に手にすることのできる洋服は、何世代にも渡って「糸」を扱う技術を研鑽する中で生まれてきたものだといっても過言ではない。
さらには、それこそ私達が日々お世話になっているスマホやパソコンの原型に至っては、ジャカード織機と呼ばれる布を織る機械をパンチカードによって完全自動化したものが起源になっていたりする。

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ただ、そんな人類でさえ、充電ケーブルの取り扱いにはまだ慣れていない。
それこそ何世代もかけて習得されていくのか、それとも非接触充電の進化や発電装置の小型化によって克服されていくのかもしれないけれど、私達はまだまだケーブルを持て余している。
それは、新型コロナウイルスの影響下で、自宅で仕事をはじめざるを得なくなった多くの人にとって解決が求められる悩みだと思う。

今回は、そんな問題悩む大勢の中の1人として、お店を通して様々な道具を提案してきた私のおすすめアイテムをまとめてご紹介させていただければと思う。

色鮮やかなベルクロでシンプルにまとめる

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日本ではマジックテープという名前でもおなじみの面ファスナー。
元々は野生のごぼうの実が、飼い犬の体にくっついていることを不思議に思って、その構造を研究したことから生まれた道具だ。

NASAが採用したことから、NASAが作ったかのように思われている方も多いそうで、NASAも公式に声明を出して否定するほどなのは、その画期的さが身近なごぼうよりも、宇宙のために研究開発されたもの!と言われたほうが納得できるぐらい便利だからなのだと思う。
貼って剥がせて何度も使えるその便利さから、誰もが使ったことのあるそれを8色集めたシンプル極まりないケーブル整理アイテムは、そのラフな感じがいかにもアメリカ最大手雑貨メーカーキッカーランドを感じさせてくれます。

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ただ、意外とこんなもんでいいなと使い始めると思うのは本当に不思議。
ケーブルを持ち運ぶ際にはこんなふうにまとめておいてよし。

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机の足に沿わせたいならいっしょにまとめて留めれば良し。

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なによりカラフルなカラーは使う際に明るい気持ちにさせてくれるし、落としたときにも真っ黒より見つけやすいというのも魅力の一つ。
なくしてもまた買えばいいかと気軽に使えるこのケーブルタイは、うちのお店でも日常的に購入いただくアイテムだ。

シリコンとマグネットでケーブルの先端の居場所を作る

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気がついたら手元にあった充電ケーブルの先っちょが地面に落下している。そんな人におすすめしたいのが、このケーブルホルダー マグネット付。

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シリコーンでできた本体の溝にケーブルを差し込むだけで準備完了。
鉄でできた身近なものにとりつけてしまえば、どこかにケーブルが姿を消してしまうことも少なくなる。

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鉄でできた場所がどこにもない!という人も、わざわざ商品には両面テープでテーブル裏などに取り付け可能なスチールプレートまで付属するというすばらしさには、かゆいところに手が届く配慮を感じる。

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個人的に気に入っているところは、ケーブルホルダー同士がきれいに積み重ねられるということ。
ただ重なるだけでなく、マグネットの力で美しく積み重なるところは小さなことだけど快感だ。

気づけば付け根が折れて使えなくなってしまうiphoneのライトニングケーブルの弱い部分を保護できるというところも素晴らしい。
ちょっとした気付きで、製品の使い勝手は大きく変わるんだなと感動させられたアイテムでもある。

業務用の道具を家庭にも ケーブル整理が快感に変わる保護チューブ

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お店で配線を整える際にめんどくさいながらも使用してきた「スパイラルチューブ」。
たしかにケーブルをまとめられて便利なのだけど、まきつけに時間がかかるのがどうしても嫌でネットサーフィンをしていた際に目に入ってきたのがヘラマンタイトン社のヘララップ。

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専用の取付工具を使用することで、するするーっとケーブルがヘララップの中に吸い込まれていく姿に驚き、購入を思い立ったものの、業務用の道具であるために25m単位でしか販売されていない。

おうち時間を長く過ごすたくさんの人たちとこの作業効率をわかちあいたいと思った私は、メーカーさんに直接連絡をいれてご相談し、お店で測り売りさせてもらうことになった。

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結果として、1ヶ月で200件を超えるご注文をいただくこととなり、1000m以上を販売させていただくこととなった。
いまだにご注文をいただいていることから、配線をどうきれいにできるかと悩んでいる人がたくさんいることを感じることにもなったアイテムでもある。

目指すのはケーブルと生活の融合 【SLEEVE】

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ヘララップは便利だけど、中の配線が透けて見えたり、黒色で存在感が強かったりするのでなんとかならないものか。

人間の欲望は果てしないもので、配線をサッと整えられるヘララップを手に入れたお客様からそんなご要望をいただくようになった。
そこで、鉄道や航空機、医療機器などのケーブル保護チューブの制作を手掛けるメーカーさんと力を合わせて生み出したのが、当店オリジナルアイテムである「SLEEVE(スリーブ)」だ。

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せっかく家具や敷物にこだわって整えたお部屋も、ケーブルの収まり一つで台無しになることは、仕事で10回以上引っ越しをしてきた自分にも覚えがあることだ。

しかしながら、壁の中に埋め込むわけにも行かないし、モールなどの取り付けにも両面テープでの取り付けなど、賃貸では手を出しにくい側面がある。

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その点、SLEEVEならさっと取り付けて、ケーブルを収めた本体を壁に沿わせるだけでインテリアにもしっかり馴染んでくれる。
ペットを飼うご家庭も増えている中で、電源ケーブルを齧って感電してしまう危険性などもあることから、インテリアに合うケーブル保護チューブの要望は高かったのだけど、十分にその役割を果たせる仕上がりにできたと感じている。

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例えばせっかく取り付けた家電がどんなに便利でも、そこに電源を供給する以上は電源ケーブルの存在はネックになる。

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そんな時にもSLEEVEをとりつければ、中でケーブルが暴れていようとすっきり見せてくれる。

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もちろん、ヘララップで好評をいただいた取り付けの効率性も犠牲にはしていない。ヘララップの取り付け工具を、ヘラマンタイトン社さんから許可を得て供給いただき、使用させていただいている。

これならおうちに届いてすぐ、気になる配線に取り付けていただけると思う。

SLEEVEについては2021年7月30日までクラウドファンディングでお得にご購入いただける。
現在既に100名以上のサポーターさんからご支援をいただき、プロジェクトとしては目標を達成しているけれど、ぜひこのお得な期間にご支援をいただければ嬉しく思います!

以上、この2年間で好評を頂いているケーブルを整理するための道具をご紹介させていただきました。
読んでいただいた皆様のケーブルのお悩みになにか役に立てば嬉しい。

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