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私の信頼する『MUJIのLED懐中電灯』の話を聞いてほしい #防災の日

防災の日が訪れるたびに、阪神淡路大震災のことを思い出す。

兵庫県宝塚市に住んでいた私の家は、神戸ほどの被害はなかったものの、それでもタンスが寝ている自分に倒れてきたし、食器は足元に飛び散っていたり、部屋から廊下に飛び出した棚が扉の前を塞いで脱出できなくなったり。
小学生の自分にとってはいまでもトラウマとして残っている。

そんな私も大学生になり、就職活動をしていた頃。
ある懐中電灯が私の目に飛び込んできた。
それは白色で統一されたシンプル極まりない、無印良品の懐中電灯だった。

この懐中電灯を通して無印良品に興味をもった私は、無印良品で働きたいと感じてエントリーシートを記入したことを覚えている。
2007年の発売から、13年以上作り続けられているこの懐中電灯は、やはり長く愛されるだけの理由がある。
そして、2007年の日本グットデザイン賞、2009年のドイツのIF賞を受賞したこの懐中電灯の存在は、私にデザインの面白さを教えてくれた一本であり、防災の日である今日に最も皆さんに知ってもらいたいと思ってこのnoteは書いた。

防災の備えの為の参考になれば幸いだ。

災害直後に手に持った瞬間の利便性

まず、このLED懐中電灯の一番大きな特徴としてあげられるのが、LEDの光源の周りについている傘の部分が半透明になっているということだ。
電気を点けると上の画像のように柔らかい明かりが周囲に漏れるようになっている。

それに対して一般的な懐中電灯がどうかというと、傘の部分が光を漏らさず、懐中電灯を向けたところが重点的に明るくなるように出来ている。

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しかしそれだと、自信などで足元に割れた食器などが散乱している場合に足元を見落とす可能性が出てくる。
ましてや、災害直後なんて気が動転していつものようにはいられない。
まだ外も暗い就寝中に地震が起きて停電になった場合、素足で傷を負えばその後の避難行動にも支障をきたすことになる。

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その点、無印良品のLEDライトなら、ライトを向けた部分以外にも光が漏れてくれる。
この話は、明るい売場で商品サンプルを手にとってもお客様にはイメージしづらいところがあり、なかなか伝わらなかったけれど、この懐中電灯の非常に優れた部分であると思う。

懐中電灯が置いても使えるという利便性

更に無印良品のLED懐中電灯には、置いたまま使えるというメリットがある。

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一般的な懐中電灯の場合、なんだか形もデコボコしていて、置きっぱなしにする場合に安定しにくい。
震災を体験するまでは想像しきれていなかったのだけど、停電している状態でトイレを使用する場合なんかに非常に役に立つ。
懐中電灯を手に持ったまま用を足すわけにもいかない。
だからといって真っ暗な中でトイレに篭るというのも辛い。

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その点、無印良品のLED懐中電灯の場合は、広い傘の部分を下向きにして地面に置いても、傘から漏れ出る灯りで周囲を明るくすることができる。
この機能にすごく助けられたという声を、実際に東北での震災を体験した方から耳にしたこともある。

もちろん、停電している中で普通に部屋にいる際にも、傘を通した少し柔らかい光は多少なりとも暖かさを感じられるものだし、何かで支えておく必要もないのは便利だ。
この機能は、日常でも寝る前の読書灯として愛用している人もいるぐらいだ。
インテリアにもマッチするデザインなので、普段から枕元に置いて使用するようにしていれば、災害時にもすぐ使用することが可能になる。

単3電池一本でも駆動する幅広い電池対応

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更に初代のモデルから13年の時を経て進化した点として、電池の入れ方があげられる。
柄の部分についている電池のフタを開けると、単3電池と単4電池を2本ずつ入れられるような特殊な構造になっている。

懐中電灯といえば太くて大きい単1電池で動くイメージがあるけれど、省電力なLEDが普及した今となっては単3電池でもしっかり動く。

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そして、無印良品のLEDの懐中電灯のすごい点は、単3電池1本だけでも光るという点だ。(もちろん明るさは電池の量に依存する)
単3電池だけでもいいし、単4電池だけでもいいし、混ぜて使ったって構わない。

もし停電が長期化すると考えれば、コンビニから真っ先に消えていくものの一つが電池だろう。
携帯電話の充電にだって使えるだろうし、それは想像に難くない。

そんな時に、家のテレビのリモコンなんかにも使っている単3電池が一本でもあればとりあえず灯りを得られるというのは、とても重要な機能だといえる。

更にこのLED懐中電灯には、災害対策として屋外でも使えるように防雨型(防水性能:IPX3 防水保護等級3)も取得していたり、暗闇の中でもスイッチがすぐわかるようにスイッチが出っ張っていたり、ストラップをつけて首から下げたりもできるように工夫がなされている。
インテリアとしても馴染むことからデザイン家電的な扱われ方をされがちだけど、想像以上に使える懐中電灯なのである。

もしもに今から備えておくこと

無印良品では、いつものもしもと称して長い間、日常の中の防災の備えについて発信するとりくみをしてきている。

無印良品はカレー屋だという面白い投稿が話題を集めていたけれど、そのレトルトカレーだってもしものときには温めるだけで美味しく食べれる非常食にもなる。
ぜひこの記事を読んで、次に無印良品のお店に行くときには、そんな防災のことを考えながら商品を見てみてもいいと思う。

そのきっかけにこのnoteがなれば幸いです。

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電池が色々入るタイプは「大」のタイプ

「小」のタイプは単3電池一本で稼働する。

この頃はAMAZONでも販売しているようです。(品薄だけど)



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