見出し画像

スキャナーズ(1981年製作の映画)

SCANNERS
鑑賞:2020/05/021、記事公開:2020/05/23
監督:デヴィッド・クローネンバーグ、脚本:デヴィッド・クローネンバーグ

クローネンバーグだけどまだ見てなかったので。
アマプラではリマスターで観れたので良かった。


大友「AKIRA」の連載開始が82年なのでそうゆうことだろうか。「「童夢」は1980年〜1981年にかけて4回に分けて発表」だそうです
そう考えると凄い。CGというか特撮もそれほど使わずにこのサイキックバトルはなかなか。今でも普通に面白く観れたので当時の興奮たるや凄いものがあったろうと思う。
特撮的には「失われたアーク」も81年でもうみんな特撮をやりたくてやりたくてしょうがない時期で、どうやったらそんなお話が作れるかばっかり考えてたんじゃなかろうか。お客さんだってそれを観たくて観たくて。ほんのちょっとしか映んないんだけどね。それでもいんですよ。デイン・デハーンくんの「クロニクル」も低予算で超能力ものやってたし。マーベルのヒーローものもイイけど、やはりこういう世界観も懐かしくて嬉しくなってしまう。もちろん、クローネンバーグのクローネンバーグ力ありきだとは思うけど良かったです。

お姉さまも綺麗だったけど悪役のマイケル・アイアンサイドが妙にカッコ良かった。

note追記
そらくは70年代のドラックヒッピーカルチャーがカナダで熟成したのだろか。「キューブ」もそうだけど、いろんな題材がカナダホラー映画フィルターを通過すると漂い出すどこか病的な無機質さみたいな感じが独特で面白い。
クローネンバーグは非現実的な世界観と突飛なストーリーの作品が多いので気づかなかったけど改めて考えると、やはり見てる人を引き込む「画力」というか「映画力」のようなものが高いように見える。J.J.エイブラムスとデビット・リンチを足して2で割ったような。「訳わかんないけど楽しいからヨシ」っていう快感。何だ何だと思いながらどんどん映画に引き込まれて行く。結局何だったのかはわからないけれど、なんかすごいもの見た感じで煙に巻かれる快感に浸れらせてくれる。そんな感じ。

デヴィッド・クローネンバーグ・フォー・エバー!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?